ポジション名:データセンター エンジニアリング オペレーションズ エンジニアリング トレーニー

アマゾン データ サービス ジャパン(ADSJ)に2020 年 8 月に入社し、半年が経とうとしています。現在は、「データセンター・エンジニアリング・オペレーションズ( DCEO )トレーニープログラム」をこなしながら、コアメンバーのサポート役として、データセンターの保守・運用・管理に関する業務を行っています。具体的には工事、メンテナンス、サーバーやネットワーク機器を搭載するラックインストールなどのほか、日々のミーティングの議事録をとるといったデスクワークもあります。トレーニープログラムが終了し、2021 年 2 月からは正社員となってコアメンバーの一員となりました。

データセンターは、電気・機械設備、制御系・消防関連設備といったさまざまな設備で構成されています。DCEO トレーニープログラムとは、未経験者がデータセンターの保守・運用・管理について必要な知識・スキルを学ぶためのプログラムです。オンラインによるトレーニングで、データセンターの設備の名称から電気設備・空調機械設備の操作、運用、保守についての手順、サーバーを搭載するラックの固定や電源の接続の手順などを、1 つひとつ順序立てて学んでいきます。そのほかに先輩社員の現地業務に同行する OJT もあります。
カリキュラムによって身につけられるタスクがあり、毎月テストがあります。個人の習熟度に合わせてトレーニープログラムは進みますが、おおむね半年から 1 年でプログラムを終了するようになっています。
私は業務未経験だったため、入社して 1 週間ぐらいは社員の人たちが何を言っているのか分からなかったんです。でも議事録をつけたり、人に聞いたりして、少しずつ理解していくことができました。

入社 4 カ月目のころ、自分から手を挙げてベンダーへの承認資料の作成を行ったことです。分からないところは先輩社員に聞き、ベンダーからの情報をそのまま鵜呑みにしないで、自分で考えて確認するようにしました。また、日本語を英語に変換するときどう訳すか、用語の選択が難しく、その重要性を理解したという点でも印象に残っています。後輩とは、ここがつまずきやすいなどの情報をシェアしました。
今の部署では、社員はシフト制、ペアで行動することになっているので、接点が少ない人たちもいます。私は情報をシェアしたり、話を聞いたりして、自分から発信するように心がけています。

将来的には、クラウドシフトの波をファシリティの側面から促進するような、新しいデータセンターの構築ができる人材を目指しています。AWSは多国籍の人材や、多種多様なバックグラウンドを持つチームであり、個性的なメンバで構成されています。そして、それぞれの違いを認め合い、支えあうことで成長できる環境があると感じています。また、これはAmazon全体としても言えることですが、常にお客様の利益を中心に物事を考えることができます。このため、クラウドサービスのデータセンターという、エンドユーザー様からは遠い存在ではありながらも、お客様のための企画や改善を行う機会が数多くあります。これらの環境や機会を活用し、データセンターのエンジニアとしてステップアップしたいです。

正社員になると日勤、夜勤のシフト勤務があるのですが、休憩室にベッド、シャワー、トイレなどがそろっていて「住める」ような設備が整っています。私の働いている現場には、ラウンジもあり、休憩中にリラックスして楽しんでいます。女性に限らず、どんな人にとっても快適に働ける環境を提供するという意識をアマゾンは持っていると聞きました。また事前の説明で、産休を取った復職希望の社員の復帰率が100%という話を聞いて心が動きましたね。データセンターで勤務する女性を集めた、日々の業務や体制などについて話し合う会議などがあり、現場から女性の働きやすさを推進できる環境があります。

今の時代、インターネットは誰にでも必要なものです。私たちの仕事はインターネットを安定的に稼働させることに貢献しています。例えば、テレワークの普及や自粛期間の長期化があった 20 年以降、サブスクリプションの動画サービスの利用者が増えていますが、データセンターがなければそういったサービスも享受できませんよね。
自分のキャリアという面では、業務で日本語・英語を使いながら、前職のファシリティマネジメントの経験の上に新しい専門性を積み上げられたことが一番の魅力です。また、チーム内にさまざまなバックグラウンドを持つ人がいるので、多様な角度で物事を見てその視点を学ぶことができます。多様性を認めあうダイバーシティ&インクルージョンな環境も成長の糧となると思います。

ADSJ ではさまざまな経歴を持った人が過去の経験・スキルを生かして活躍しています。どんな仕事もやってみないと分かりませんが、データセンター管理の仕事は挑戦する価値はあると思います。トレーニー職は未経験から学べる新しい職、いつから始めても遅くありません。自分を信じて、可能性を広げましょう!