ポジション名:パートナーソリューションアーキテクト
社歴:約 2 年半( インタビュー当時 )

日本では欧米と違い、多くのエンジニアがパートナー企業に所属しています。そのため、パートナー企業のエンジニアを育成していくことは、日本の技術力の強化につながる、とても重要な施策です。私のいるチームでは AWS のパートナー企業であるシステムインテグレーター様に対してエンジニアの育成をご支援しており、その中でも私はアプリケーション開発者に特化した育成の推進をしています。現在、AWS は多くのお客様にご利用いただいていますが、実際にクラウドを利用いただいているのはインフラエンジニアの方が大半です。アプリケーション開発者にもクラウドを使いこなしていただくことによって、更にビジネス価値の成長に注力した俊敏性のある開発ができると考えています。アプリケーション開発者の方によりクラウドを親しんでいただけるよう、セミナーやワークショップを考え、提供しています。
週の半分以上の時間は、パートナー企業の皆様に向けてトレーニングやセミナーを通した育成活動を実施しています。提供するコンテンツに決まったものはなく、残りの時間の多くは参加者の前提スキルやニーズに合わせて新しくコンテンツを作ったり、カスタマイズしたりしています。ミーティングは月曜日に実施するようにスケジュールを調整しており、チームミーティングだけでなく、他のチームのエンジニアと情報共有をする時間もあります。また、私は情報発信も好きなのでウェブ媒体への記事の執筆やイベントへの登壇の準備をすることもあります。基本的には、仕事の量や内容は自分でコントロールできています。
新卒でシステムインテグレーターに入社し、アプリケーション開発者として働いていました。開発自体も好きでしたが、どうやったら効率良く開発できるんだろう、何故この技術を選択するんだろう、と疑問を持ったり改善できることを探したりしたことが、今の仕事に必要な考え方に繋がっている気がします。また、技術コミュニティでのイベントも好きで、難しいことを難しいままではなく、噛み砕いてわかりやすく面白く伝えることを意識していました。現在は、パートナー様になるべくわかりやすくお伝えすることを意識してセミナーを提供しています。
セミナーに参加いただいた方から「今までわからなかったことがわかった」「勉強を始めるきっかけになった」といったフィードバックをいただくことが多く、励みになっています。また、参加者だった方が、教える側として社内への育成を推進されるということもあり、より大きな影響を与えることができたと実感できます。技術的に学ぶ機会も多く、エンジニアとして自分自身も成長し続けられる環境だと思います。
アプリケーション開発者の更なるクラウド活用を目指して、今後も支援や情報発信を続けていきたいと思います。エンジニアの方に正しい情報をお伝えするためにもエンジニアとしてまだまだ成長が必要なので、勉強や情報のキャッチアップも続けます!幸い、社内には優秀なエンジニアの方がたくさん居るので、学ぶ機会が多い環境です。英語は苦手なのですが、チャレンジできる機会はたくさんあるので、積極的に学びつつ、将来的には海外のエンジニアとも交流して情報を得られると良いなと思っています。