ファイルを保存および取得する

(Amazon S3 使用)

はじめに

このチュートリアルでは、Amazon Simple Storage Solution (S3) を使用してファイルをクラウドに保存する方法をステップバイステップで説明します。Amazon S3 は、お客様のデータ (オブジェクトと呼ばれます) を大規模に保存できるようにするサービスです。このチュートリアルでは、Amazon S3 バケットの作成、ファイルのアップロード、ファイルの取得、ファイルの削除を行います。

このチュートリアルは、AWS 無料利用枠内で行えます。

 完了までのコスト

無料利用枠

 使用するサービス

AWS でのファイルの保存
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AWS の無料利用枠には Amazon S3 のストレージ 5 GB、20,000 Get リクエスト、2,000 Put リクエストが含まれます。

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実装

  • ここをクリックすると、AWS マネジメントコンソールが新しいブラウザウィンドウで開くため、このステップバイステップガイドを開いたままで操作できます。  画面が読み込まれたら、ユーザー名とパスワードを入力して作業を開始します。検索バーに S3 と入力し、[S3] を選択してコンソールを開きます。

    AWS マネジメントコンソール
  • このステップでは、Amazon S3 バケットを作成します。バケットとは、その中にファイルを保存するためのコンテナです。

    a.  S3 ダッシュボードで、[Create Bucket] (バケットを作成する) をクリックします。

    バケットを初めて作成した場合は、ここに示されている画像のような画面が表示されます。 

    S3 バケットを既に作成している場合は、すべての作成済みのバケットが S3 ダッシュボードに一覧表示されます。

    S3 バケットを作成する

    b.バケット名を入力します。バケット名は、Amazon S3 内の既存バケット名の中で一意である必要があります。S3 バケット名の制約は、他にも多数あります。次に、バケットを作成するリージョンを選択します。

    [Next] (次へ) を選択します。

    バケット名を入力する

    c.  バージョニングサーバーアクセスロギングタグオブジェクトレベルのロギングデフォルトの暗号化など、S3 バケットには役立つ多数のオプションがあります。このチュートリアルでは、これらは無効にしておきます。[Next] (次へ) を選択します。

    S3 バケットオプション

    d.S3 バケットの許可設定を指定する機能があります。デフォルト値をそのままにして、[Next] (次へ) を選択します。

    S3 バケット許可設定

    e.  構成設定を確認し、[Create bucket] (バケットを作成) を選択します。

    S3 バケット構成設定
  • このステップでは、新しい Amazon S3 バケットにファイルをアップロードします。

    a.  S3 コンソールに新しいバケットが表示されます。バケットの名前をクリックして、そのバケットに移動します。

    バケットの名前をクリックして、そのバケットに移動する

    b.  バケットのホームページに移動しました。[Upload] (アップロード) を選択します。

    [Upload (アップロード)] を選択する

    c.アップロードするファイルを選択するには、[Add files] (ファイルを追加) をクリックして保存するサンプルファイルを選択するか、アップロードボックスにファイルをドラッグアンドドロップします。アップロードするファイルを選択したら、[Next] (次へ) をクリックします。

    ファイルをアップロードする

    d.オブジェクトに対してアクセス許可設定を指定する機能があります。このチュートリアルでは、デフォルト値をそのままにして [Next] (次へ) を選択します。

    許可設定を設定する

    e.オブジェクトに、ストレージクラス、暗号化、メタデータなどのプロパティ設定を指定する機能があります。デフォルト値をそのままにして、[Next] (次へ) を選択します。

    プロパティ設定

    f.構成を確認し、[アップロード] を選択します。バケットのホーム画面にオブジェクトが表示されます。

    設定を確認して、[Upload] (アップロード) を選択する
  • このステップでは、Amazon S3 バケットからファイルをダウンロードします。

    a.ダウンロードするファイルの隣にあるチェックボックスをオンにし、[Download] (ダウンロード) を選択します。

    ダウンロードするファイルの隣にあるチェックボックスをオンにし、[Download] (ダウンロード) を選択する
  • オブジェクトとバケットは、Amazon S3 コンソールから簡単に削除できます。ベストプラクティスとして、課金され続けることがないように、使用しなくなったリソースを削除することをお勧めします。

    a.最初にオブジェクトを削除します。削除するファイルの横にあるチェックボックスをオンにして、[More] (詳細) > [Delete] (削除) を選択します。

    オブジェクトを削除する

    b.  削除するオブジェクトを見直して確認します。[Delete] (削除) を選択します。

    削除するオブジェクトを見直して確認する

    c.[Amazon S3] をクリックして、リージョン内のバケットをすべて表示します。 

    [Amazon S3] をクリックして、リージョン内のバケットをすべて表示する

    d.作成したバケットにある名前の右側をクリックして選択し、[Delete] (削除) をクリックします。バケットの名前を入力し、[Confirm] (確認) をクリックします。

    バケットを削除する

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Amazon S3 バケットを作成し、ファイルを S3 オブジェクトとしてアップロードして、最初のファイルをクラウドにバックアップしました。Amazon S3 は、99.999999999% の耐久性を持つように設計されており、ファイルは必要なときにいつでも利用できます。また、バックアップしたファイルを取得する方法と、ファイルとバケットを削除する方法を学びました。