公共機関における生成 AI の活用案

政府・地方自治体、教育機関・EdTech 企業、医療機関、非営利組織など、公共機関のお客様向けに AWS Japan のソリューションアーキテクトが考える生成 AI のユースケースをご提案します

生成 AI は会話やストーリー、画像や動画、音楽等新しいコンテンツやアイデアを創造します。

これにより、生産性の向上やインサイトの抽出、新しい顧客体験など新しいビジネスバリューを得ることが期待されます。

このサイトでは生成 AI の活用を検討されるみなさまに向けて、使い方のヒントになるように公共機関のお客様のクラウドに関する技術サポートを担当しているエンジニアチームから「生成 AI の便利な使い方」についてユースケースとポイントをご紹介します。

生成 AI の使い方

Set of thin line web icons of graphic design and project workflow

新しいユーザー体験

チャットボット形式のコミュニケーションや個人に合わせたカスタマイズなど、これまでにないユーザー体験の実現に活用できます。

Gear setting symbol icon image design. Illustration of the industrial wheel mechine mechanism vector image. EPS 10

生産性の向上

対話型の検索や得られた情報の要約、コードの生成サポートまで生産性をサポートする様々な使い方が考えられます。

Business people line icons set. Businessman outline icons collection. Teamwork, human resources, meeting, partnership, meeting, work group, success, resume - stock vector.

働き方改革

ドキュメントの処理や監視、異常検知などのオペレーションは生成 AI  を活用して負担を軽減し、より価値の高い活動に注力しましょう。

公共機関における生成 AI のユースケース

自治体

アーキテクチャ図

国民向けコールセンターの AI チャットと会話内容を要約する

「国民の声を聞く」ことはよりよい社会の実現に有益ですが、その種類は様々かと思われます。

コールセンターとのやり取りを分析することでカテゴライズや急を要する案件に対してスムーズに対応する仕組みを考えてみました。

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アーキテクチャ図

内部資料をチャットボットで効率的に検索する

自治体が保有するドキュメントを生成 AI に学習させ、検索サービスと組み合わせることで必要な情報を効率的に検索できる仕組みを作ります。

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アーキテクチャ図

過去の資料を用いて業務の引き継ぎをサポートする

一定期間での異動がある自治体職員のみなさまは業務引き継ぎ苦労されていることと想像します。

生成 AI に学習させ、チャットボットに質問すれば会話形式でやり取りすることができれば引き継ぐ方、引き継がれる方どちらも負担が減るのではないでしょうか?

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アーキテクチャ図

テストの問題を自動で生成する

教育の現場では、指導にあたる先生の負担の大きさが一種の社会問題になっています。反面、生徒により良い学習体験を提供することは、先生方にとって特に重要な職務であり、おざなりにはできません。

そこで、生成 AI の力を借りて生徒に合わせたオリジナルのテスト問題の作成を補助できないか考えてみました。

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アーキテクチャ図

生徒の解答を自動で採点・添削する

テストの採点・添削は非常に負担の大きな業務であると言えます。

先生は1人で数百人の生徒の課題やテストの採点・添削することも多々あるため、生成 AI をつかって先生の補助ができないか考えてみました。

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病院手続き等の文書作成を支援する

医療機関における文書作成業務は多岐にわたり、医師の負担が多いことでも知られています。

生成 AI を利用して、種類が多く複雑な病院内文書作成を支援することを考えました。

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関連資料

公共機関における 生成 AI 活用例集

本ページにある AWS の公共機関担当の現役エンジニアが考える 生成 AI のユースケースを一冊の eBook にまとめまとめました。

「生成 AI とは」といった基本的なお話から「AWSの生成 AI サービスの特徴」や「学習リソースの紹介」など、これから生成 AI の活用を検討されているみなさまに有益な情報をまとめてあります。

是非ご活用ください!

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AWS での生成 AI

AWS の生成 AI まとめページ

AWS で生成 AI を使用して構築するためのツールや活用されているお客様の事例、すぐにはじめられるハンズオンなどのリソース紹介などAWSの生成 AI に関する情報が集約されています。

 

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ご相談・お問い合わせ

皆様が抱えていらっしゃるお困りごとの多くをクラウドはサポートできると、私たちは信じています。

クラウドで何がしたいか、具体的に定まっていなくても結構です。
公共機関の事情をよく把握したAWS の担当者が、クラウドでできること~AWS の費用面、技術面など専門的な話まで、
トータルにご相談を承ります。

生成系 AI  はわたしたちの生活を変える強力なツールになり得るポテンシャルがあり、それは公共機関に従事されている皆様のお仕事においても同じです。

一方で、使い方を誤ると大切な情報が意図せず公開されてしまったり、時には間違った情報を出してしまうようなリスクも考えられるため、生成系 AI の仕組みをよく理解し、メリット・デメリットを考えながら活用することをおすすめします。

このサイトでは生成系 AI の活用を検討されるみなさまに向けて、使い方のヒントになるように公共機関のお客様のクラウドに関する技術サポートを担当しているエンジニアチームから「生成系 AI の便利な使い方」についてユースケースとポイントをご紹介します。

パブリックセクター技術統括本部

新しい検索と考える

従来のキーワードを使った検索では、目的の情報が掲載された資料にたどり着いてからも中身を読み解くことが必要でした。

生成系 AI と検索サービスを組み合わせることで同僚に質問するようなやり取りで目的の情報を得られるようになるかも知れません

アシスタントとして使う

すべての作業を自分でやるのは限界があります!

情報収集や要約、ドキュメント作成を生成系 AI を補助的に使うことによってもっとクリエイティブな仕事に時間を使いましょう

もう一人のアイデアマンとして

アイデアのヒントや壁打ち相手としても生成系 AI は役立ってくれます。

組織の都合を考慮したり、逆に新しい考えを取り入れたり、いつものメンバーにもう一人加えるアイデアマンとして生成系 AI を使うというのも一つのアイデアです。

生成系 AI 活用のポイント

情報の扱いには注意する

情報漏洩は最も懸念されるリスクの一つです。

生成系 AI とのやり取りは学習に使わないようにしたり、そもそも閉じた環境でのみ使えるようにするなどの工夫が必要になります。

公共機関に従事されているみなさまが扱う情報は特に厳しい管理が必要とされるものなので整理が進んでいるガイドラインなどに沿った運用を行いましょう。

学習させる範囲をコントロールする

すべてのデータを学習するよりも学習する範囲を定めた方がうまくいくこともあります。

組織やバックグラウンドによって共通の言葉でもイメージするものが違ったり独特な言い回しがあるので学習する範囲を定めることで自分たちが使いやすいようにコントロールしましょう。

仕組みを理解して使う

生成系 AI はいまのところわたしたちと全く同じではありません。

その仕組みはたくさん学習されたデータから問いに対して”最も正しいであろう回答を生成する”ということです。

そのため、現段階では情報が間違っていたり出してはいけない情報を出してしまうこともあり得ます。仕組みを理解し、メリット・デメリットを考慮した使い方をおすすめします