AWS Ground Station を使用すれば、衛星地上局のインフラストラクチャを購入または構築することなく、周回衛星からのデータを制御し取り込むことができます。AWS Ground Station では、アンテナ、デジタイザー、モデムなどの地上局設備を世界中の AWS リージョンに統合することで、これを実現しました。自身の衛星を搭載し、衛星と通信する時間をスケジューリングするのは簡単です。それには、衛星データの保存と処理、AWS サービスを使ったプロダクトのデリバリーなど、AWS クラウド上であらゆる衛星操作を行うか、AWS Ground Station を使用して衛星データをダウンリンクし、自身のプロセスセンターに伝送するかのオプションがあります。
AWSサービスを使用して衛星をスケジュール、およびデータをダウンロードする
AWS Ground Station コンソールを使用して通信する必要がある衛星を識別し、その衛星とコンタクトをスケジュールします。各コンタクトは選択された衛星、開始および終了時間、および地上位置で構成されます。コンタクトをスケジュールした後、Amazon EC2 インスタンスを使用してコンタクトの各部分を実行できます。コマンド EC2 インスタンスを開始して、衛星から運転遠隔測定法を受信し、衛星にコマンドを転送して将来のアクティビティをスケジュールします。また、ダウンリンク EC2 インスタンスを起動して、衛星からの大量のミッションデータをほぼリアルタイムで受信したり、Amazon S3 バケットでデータを非同期的に受信したりすることもできます。EC2 インスタンスは、コンタクト期間中に存在する Amazon VPC の Elastic Network Interface (ENI) 接続上で AWS Ground Station のアンテナゲートウェイと通信します。
AWS グローバルインフラストラクチャと融合した、フルマネージド型のグローバルな地上ステーションネットワーク
AWS Ground Station アンテナは完全マネージド型の AWS 地上ステーションの位置に設置されています。Amazon のレイテンシーが短く、信頼性が高い、スケーラブルで安全なグローバルネットワークバックボーンで相互接続されています。1 つの AWS リージョンにダウンリンクされ、保存されたデータはグローバルネットワーク上で他の AWS 地区に送信されるため、更に処理されることができます。
AWS Ground Station のグラフィカルコンソール
AWS Ground Station は、衛星通信のためにコンタクトとアンテナ時間を予約できる、使いやすいグラフィカルコンソールを提供します。スケジュールされたアンテナ時間の 15 分前まで、コンタクト予約をレビュー、キャンセルおよび再スケジュールできます。
AWS サービスへの直接アクセス
AWS Ground StationはAWSサービスに衛星アンテナ直接アクセスを提供して、ダウンロードされたデータをより速くシンプルに、そしてより費用効果のあるストレージおよび処理を可能にします。これにより天気予報または時間から分または秒間の災害映像のようなユースケースのためのデータ処理および分析時間を短縮できます。これはまたビジネスルールおよびワークフローを迅速に作成できるようにして、衛星が分析され、画像分析および天気予報などの主要アプリケーションに組み入れられる前に、衛星データの組織、構成、道筋決定を行います。主要AWSはAmazon EC2, Amazon S3, Amazon VPC, Amazon Rekognition, Amazon SageMaker, および Amazon Kinesis Data Streamを含みます。
最も一般的な衛星および通信周波数をサポートします
S 帯域アップリンクおよびダウンリンク、X 帯域狭帯域および広帯域ダウンリンクを含む、X 帯域、S 帯域の周波数で動作している低地球周回軌道 (LEO) および中地球周回軌道 (MEO) の衛星にはどれでも接続できます。
分刻みお支払いの料金
AWS Ground Station アンテナへのアクセスを分刻みで、予定時間だけお支払いするようスケジュールできます。弊社の地上ステーションネットワークのどのアンテナにもアクセスでき、長期間の拘束はありません。
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