AWS Service Catalog では、アカウントが Service Catalog に対して行った API 呼び出しの数に基づいた料金をお支払いいただきます。無料利用枠内で行われた API 呼び出しは含まれません。初期費用は不要で、API 呼び出しはいつでも停止できます。呼び出しは前月の使用量に対して毎月課金されます。
無料利用枠
AWS Service Catalog の無料利用枠には、毎月 1,000 件の API 呼び出しが含まれています。1 か月あたりの呼び出しがこの数値を超えると、AWS Service Catalog のレートで課金されます。
料金
使用した API 呼び出しの分だけ料金が発生します。各 API 呼び出しは、それが属する階層に基づいて課金されます。AWS 料金計算ツールを使って、月間の請求額をお見積りいただけます。
AWS Service Catalog 料金の例
料金の例 1 – 2 つの製品を含むポートフォリオを 1 つ作成する場合
2 つの製品を含む 1 つのポートフォリオで AWS Service Catalog をセットアップし、ポートフォリオへのアクセスを提供します。
AWS API または CLI 呼び出しを発行するか、AWS Service Catalog コンソールを使用してカタログをセットアップします。6 件の API 呼び出しを実行した後、ポートフォリオへのアクセスをセットアップし許可します。最初の API 呼び出しで、ポートフォリオを確立します。2 件の呼び出しで、製品とプロビジョニングアーティファクトを設定します。2 件の呼び出しで、製品をポートフォリオに関連付けます。最後の呼び出しで、ユーザー、グループ、またはロールをポートフォリオに関連付けます。
アカウントが毎月の無料利用枠の 1,000 件の API 呼び出しを超えていない場合、請求さません。アカウントが毎月の無料利用枠の 1,000 件の API 呼び出しを超えている場合、課金されます。
合計請求額 (無料利用枠を超えた場合) = 6 件の API 呼び出し * 1 件の呼び出しあたり 0.0007 USD = 0.0042 USD
料金の例 2 – それぞれ 25 個の製品を含む 2 つのポートフォリオを作成し、100 個のアカウントと共有する場合
それぞれが 25 個の製品を含む 2 つのポートフォリオを設定します。すべての製品には 1 つのバージョンがあります。ハブアカウントの両方のポートフォリオに、起動制約とテンプレート制約を作成します。AWS Organizations が管理する組織単位での 100 個のスポークアカウントで、両方のポートフォリオを共有します。ハブアンドスポークアカウントモデルの詳細については、AWS Service Catalog 製品のマルチアカウントカタログの設定に関するこちらのブログ投稿をご参照ください。
AWS API または CLI 呼び出しを発行するか、AWS Service Catalog コンソールを使用してこれらのアクションを実行します。ハブアカウントでは 205 件の API 呼び出しを実行し、すべてのスポークアカウントでは 200 件の API 呼び出しを実行します。分類すると、次のようになります。ハブアカウントでは、最初の 2 件の呼び出しでポートフォリオを確立します。1 つの製品バージョンの製品を作成するには、50 件の呼び出しが必要です。50 件の呼び出しで、各製品が正しいポートフォリオに関連付けられます。100 件の呼び出しで、各製品の起動とテンプレートの制約をセットアップします。3 件の呼び出しで、Service Catalog 組織の共有がオンとなり、ポートフォリオが 100 個のスポークアカウントと共有されます。最後に、各スポークアカウントで 2 件の呼び出しを行い、両方のポートフォリオにアクセスできるようになります。
ハブアカウントでのアカウントが毎月の無料利用枠の 1,000 件の API 呼び出しを超えていない場合、これらの API 呼び出しには課金さません。ハブアカウントが毎月の無料利用枠の 1,000 件の API 呼び出しを超えた場合には、課金されます。
ハブアカウントの合計請求額 (無料利用枠を超えた場合) = 205 件の API 呼び出し * 1 件の呼び出しあたり 0.0007 USD = 0.1435 USD
各スポークアカウントでのアカウントが毎月の無料利用枠の 1,000 件の API 呼び出しを超えていない場合、これらの API 呼び出しには課金さません。スポークアカウントが毎月の無料利用枠の 1,000 件の API 呼び出しを超えた場合には、課金されます。
スポークアカウントの合計請求額 (無料利用枠を超えた場合) = 2 件の API 呼び出し * 1 件の呼び出しあたり 0.0007 USD * 100 アカウント = 0.14 USD
料金の例 3 – 製品をプロビジョニングしてサービスアクションを実行する場合
AWS Service Catalog をセットアップできたので、次に製品をプロビジョニングし、実行中のリソースでサービスアクションを実行して、結果を一覧表示します。
AWS API または CLI 呼び出しを発行するか、AWS Service Catalog コンソールを使用してこれらのアクションを実行します。これらのアクションを完了するには、8 件の API 呼び出しを実行します。最初の 4 件の API 呼び出しで、製品を検索してプロビジョニングに必要な属性を記述します。その後、1 件の呼び出しで製品をプロビジョニングし、1 件の呼び出しでサービスアクションを実行し、最後の 2 件の呼び出しでプロビジョニングとサービスアクションのステータスを記述します。
アカウントが毎月の無料利用枠の 1,000 件の API 呼び出しを超えていない場合、これらの API 呼び出しには課金さません。アカウントが毎月の無料利用枠の 1,000 件の API 呼び出しを超えている場合、課金されます。
合計請求額 (無料利用枠を超えた場合) = 8 件の API 呼び出し * 1 件の呼び出しあたり 0.0007 USD = 0.0056 USD
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