Wesurance が AWS 上の革新的なデジタルソリューションで保険会社の変革を促進

Wesurance は InsurTech のスタートアップ企業で、サービスとしてのソフトウェアプラットフォームを提供しています。 Wesurance は、AWS で DTX プラットフォームを運用することで、保険会社がビジネスモデルを変革するための費用対効果が高く安全なデジタルソリューションを提供できます。同社は Amazon EC2 インスタンスで DTX アプリケーションを実行しています。セキュリティには Amazon Virtual Private Cloud、ウェブおよびアプリケーションインターフェイスを介したアクセス制御には Amazon Cognito を使用し、データベースの構築と複製には Amazon RDS を使用しています。

保険会社による業務のデジタル化競争は勢いを増しています。現在、既存のデジタルロードマップをスピードアップするための新しいテクノロジーを求め、さらに新しいビジネスモデルを開発するためにインシュアテックと提携することを模索する保険会社が増えています。しかし、多くの保険会社は、デジタル化による投資収益率、データセキュリティへの懸念、デジタルスキルの欠如についてまだはっきりと認識していません。

シンガポールを拠点とするスタートアップ企業の Wesurance は、保険会社がビジネスをデジタル変革するための障壁を下げるのをサポートしています。同社は、デジタル化による成長や業務の合理化を目指す保険会社向けに、サブスクリプションベースの Wesurance DTX プラットフォームを提供しています。プラットフォームユーザーは、Wesurance の Accelerator および Vouchersurance ソリューションにアクセスして、従来の製品構築プロセスをスピードアップしたり、電子バウチャーの形で保険を提供する Wesurance 独自の方法を活用して製品をオンラインで販売したりできます。

「Wesurance DTX では、エンドツーエンドのスタンドアロン型デジタルソリューションを提供しているため、お客様はコーディングや統合を行う必要がありません」と、Wesurance の最高執行責任者である Natalie Fong 氏は言います。

最新のテクノロジーを活用したソリューションを提供するために、Wesurance は Amazon Web Services (AWS) クラウド上にプラットフォームを立ち上げることにしました。 

「他のクラウドプロバイダーと比較して、AWS は幅広いサービスを提供しており、常に最新の状態に保たれています。これにより、独自のサービスを幅広く提供し、製品開発を合理化し、変化する業界のニーズに適応することができます」と Fong 氏は言います。

さらに、AWS の主要サービスがデータセキュリティと規制要件に準拠しているため、Wesurance による保険会社のオンボーディングは容易でした。Wesurance の事業開発ストラテジスト、Roland Chang 氏は、「AWS はデータセキュリティとディザスタリカバリでよく知られているため、データがデータセンターの外部に安全に保管されることを保険会社に簡単に納得させることができました」と述べています。 

Wesurance は、Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) のセキュリティグループを使用して DTX アプリケーションを実行する Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスへの接続を管理および制御することで、DTX プラットフォームを強化しています。同社はまた、ウェブ攻撃からの保護のための AWS ウェブアプリケーションファイアウォール (AWS WAF)、ウェブとアプリケーションインターフェイスを介したアクセスを制御するための Amazon Cognito、シームレスなバックアップのためにデータベースを構築および複製する Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) を採用しています。 

データの耐障害性を強化し、シンガポール以外の市場にもサービスを提供するために、Wesurance は複数の AWS のリージョンとアベイラビリティーゾーンを活用しています。「AWS [アジアパシフィック] シンガポールリージョンと AWS [アジアパシフィック] シドニーリージョンの間でシステムをシームレスに切り替えることで、拠点に関係なく、お客様の稼働時間を最大化できます」と Chang 氏は言います。

AWS を利用することで、Wesurance は、安全なプラットフォームを構築する方法を考えたり、日常的な IT 管理に時間を費やしたりすることよりも、ソフトウェア開発にリソースを集中させることができます。また Fong 氏は「オンプレミスのインフラストラクチャで同様のレベルのセキュリティを確立するには、約 1 年かかっていたことでしょう。これほど長く待ったり、インフラストラクチャのセキュリティに取り組む人員に月に 10,000 USD を費やしたりする余裕はありませんでした」とも述べています。

さらに、AWS で DTX を効率的に実行できることで、同社は規模の大小を問わず保険会社にとって魅力的な料金でプラットフォームを提供できるようになりました。 

Wesurance は、Vouchersurance ソリューションを使用して AXA SmartHome Plus e バウチャーを提供する AXA Hong Kong と協力してきました。このバウチャーは Wesurance のウェブサイトで利用できるため、企業はスタッフやクライアントに住宅保険証券を贈ることができます。 

「私たちは、技術的な実装について心配することなく、新製品の開発、発売、および市場への販売を可能にするデジタルツールを AXA Hong Kong に提供しています。これにより、企業は新しいアイデアを迅速に実装し、新しいパートナーシップを形成することができます」と Fong 氏は言います。

さらに同氏は、「AWS を使用することで、さまざまな保険会社がデジタル戦略の一環として新商品をテストできます」と述べています。

Wesurance の協力の下、AXA Hong Kong は、保険契約の更新プロセスを簡素化するソリューションも見つけました。更新しないケースを調査したところ、フォームを紛失したり、記入して郵送するプロセスが顧客にとって時間がかかりすぎたりすることがわかりました。「更新プロセスをデジタル化することで、AXA Hong Kong の顧客はデジタルフォームに記入して数回クリックするだけで契約を更新できるようになりました。その結果、更新率は 70 % から 90 %に上昇しました」と Fong 氏は言います。

Wesurance は、アジアを始めとする世界中のさまざまな保険会社とも、AXA Hong Kong とともに成し遂げた成功を繰り返すことを目指しています。このスタートアップはビジネスを前進させることに重点を置いています。タイとインドネシアの顧客をターゲットにすることもその一環です。「当社はあらゆる規模の保険会社をオンボーディングしています。DTX は AWS 上で稼働しているので、ユーザーのビジネスニーズに合わせてプラットフォームを簡単にカスタマイズできます」。

Fong 氏はまた、「AWS は、スタートアップが急成長に合わせて自社のテクノロジーをスケールする際に直面するであろうあらゆる難題を考慮に入れているものと思われます。そして、将来直面するあらゆる IT 上の課題に取り組むのに役立つツールがあると自信を持って言えます」とも述べています。