投稿日: Sep 10, 2019
AWS Storage Gateway サービスのファミリーであるテープゲートウェイで、Linux で実行されている IBM Spectrum Protect (Tivoli Storage Manager) バージョン 7.1.9 のサポートを開始しました。また、テープゲートウェイでは、仮想テープの最大サイズのサポートが 2.5 TiB から 5 TiB に引き上げられたため、より多くのデータを単一のテープに保存し、テープの管理を簡単に行えるようになりました。
テープゲートウェイを使用すると、既存の物理テープベースのワークフローを AWS の仮想テープに簡単に移行できます。既存のバックアップアプリケーションを、オンプレミスの仮想またはハードウェアアプライアンスとしてテープゲートウェイにデプロイします。テープゲートウェイは、テープを圧縮、暗号化して、Amazon S3 の仮想テープライブラリに移行します。テープを S3 から S3 Glacier または S3 Glacier Deep Archive にアーカイブできます。通常、S3 Glacier でアーカイブされたテープは 3~5 時間以内に、S3 Glacier Deep Archive でアーカイブされたテープは 12 時間以内に S3 へ取得できます。
さらに、テープゲートウェイは、Microsoft Windows で実行されている Spectrum Protect バージョン 7.1.9 と互換性があります。今回の発表によって、テープゲートウェイでは、主要なバックアップアプリケーションのほとんどがサポートされるようになりました。これにより、既存のバックアップワークフローを変更することなく、データを AWS にバックアップまたはアーカイブできるようになります。
テープゲートウェイは、GovCloud (米国西部) および中国 (北京) を含む 19 の AWS リージョンで利用可能です。詳細については、ゲートウェイセットアップのテストドキュメントを参照するか、AWS Storage Gateway ユーザーガイドで、使用を開始するためのステップバイステップの手順を参照してください。