投稿日: Oct 26, 2020
完全マネージド型のクラウドデータウェアハウスである Amazon Redshift が Lambda ユーザー定義関数(UDF)をサポートするようになり、Amazon Redshift で AWS Lambda 関数を UDF として使用できるようになりました。この機能を使用すると、SQL クエリのカスタム拡張機能を記述して、他のサービスやサードパーティ製品との密接な統合を実現できます。たとえば、Lambda UDF を記述して、Protegrity などのベンダーと統合することでデータの外部トークン化を可能にしたり、Redshift クエリで Amazon DynamoDB や Amazon SageMaker などの他のサービスにアクセスしたりできます。
Amazon Redshift Lambda UDF を使用すると、AWS Lambda 関数を Amazon Redshift クラスターに UDF として登録し、Redshift SQL クエリから UDF を呼び出すことができます。ストレージやネットワークリソースへのアクセスなど、AWS Lambda 関数にさらに強力な操作を含めることができます。これにより、外部サービスとの統合が可能になります。Lambda UDF は、Java、Go、PowerShell、Node.js、C#、Python、Ruby、カスタムランタイムなど、AWS Lambda でサポートされている任意のプログラミング言語で記述できます。Lambda UDF は、SELECT、UPDATE、INSERT、DELETE などの SQL ステートメント、およびスカラー関数が許可されている SQL ステートメントの任意の句で使用できます。
Redshift における Lambda UDF のサポートは、リリースバージョンが 1.0.19884 以降の Redshift に含まれています。この機能は、Redshift で新規および既存のお客様に無料でご利用いただけます。ただし、Lambda 関数の実行に、AWS Lambda サービスの追加料金が発生する場合があります。詳細な情報については、AWS Lambda 料金を参照してください。ドキュメントにアクセスして開始し、Redshift Lambda UDF、および Lambda UDF を使用したデータのトークン化について詳しく学んでください。Amazon Redshift の利用については、AWS リージョン表をご覧ください。