投稿日: Oct 21, 2020
新しく起動された EBS-backed Amazon EC2 I3、M5ad、および R5ad インスタンスを休止状態にできるようになりました。休止機能により、ワークロードを一時停止、および後で保存した状態から再開する利便性を提供します。休止機能は、ちょうどノートパソコンのカバーを開閉した時のように、アプリケーションを作業を一時停止した状態から再開できます。休止機能を使用すれば、事前ウォーミング済みのインスタンス群を維持することで、既存のアプリケーションを修正することなく、より迅速に稼働状態に入ることができます。
休止の際、インスタンスの EBS ルートボリュームおよびその他のアタッチされた EBS データボリュームは保持されます。メモリ (RAM) のデータも EBS ルートボリュームに保存されます。ただし、インスタンスに接続されているインスタンスストアボリュームの場合、インスタンスストアボリュームのデータは失われます。休止状態のインスタンスが再開されると、EBS ルートボリュームが以前の状態から復元され、RAM コンテンツがリロードされます。以前にアタッチされたデータボリュームは再アタッチされ、インスタンスはそのインスタンス ID を保持します。
休止機能は、Amazon Linux、Amazon Linux 2、Ubuntu 16.04 および 18.04 LTS、 および Windows Server 2012、2012R2、2016、2019 を実行する、C3、C4、C5、I3、M3、M4、M5、M5a、R5ad、R3、R4、R5、R5a、R5ad、T2 インスタンスで稼働するオンデマンドインスタンスとリザーブドインスタンスでご利用いただけます。Windows の場合、休止機能がサポートされるのは最大 16 GB の RAM のインスタンスまでです。その他のオペレーティングシステムの場合、休止がサポートされるのは RAM が 150 GB 未満のインスタンスです。
この機能は、追加料金なしで AWS CloudFormation、AWS マネジメントコンソール、AWS SDK、AWS Tools for Powershell または AWS コマンドラインインターフェイス (CLI) を通して利用できます。休止機能の詳細は、こちらのブログを参照してください。EC2 インスタンスの休止機能の有効化については、よくある質問またはユーザーガイドをご覧ください。