投稿日: Dec 22, 2020

本日より、Amazon EC2 M6g、C6g、および R6g インスタンスが、南米 (サンパウロ) および AWS GovCloud (米国) リージョンでご利用いただけるようになります。Amazon EC2 M6g、C6g、および R6g インスタンスは、アプリケーションサーバー、マイクロサービス、ハイパフォーマンスコンピューティング、CPU ベースの機械学習推論、EDA (電子設計自動化)、ゲーム、オープンソースデータベース、およびメモリ内キャッシュなどの幅広いワークロードに対して、同等の x86 ベースのインスタンスよりも最大 40% 優れた料金/パフォーマンスを提供します。

Amazon C6g、M6g、および R6g のインスタンスには、64 ビットの Arm Neoverse コアと AWS が設計したカスタムシリコンを用いて構築された AWS Graviton2 プロセッサが搭載されています。AWS Graviton2 プロセッサは、第 1 世代の AWS Graviton プロセッサと比較して、性能が 7 倍、コンピューティングコア数が 4 倍、キャッシュ容量が 2 倍、メモリ速度が 5 倍となっており、パフォーマンスと機能が飛躍的に向上しています。AWS Graviton2 プロセッサには、常時オン状態の 256 ビット DRAM 暗号化や、第 1 世代 AWS Graviton プロセッサと比較してコアごとに 50% 高速になった暗号化性能が備わっています。

Amazon EC2 C6g、M6g、および R6g インスタンスは、AWS が設計したハードウェアとソフトウェアのイノベーションを集結させた AWS Nitro System 上に構築されており、分離されたマルチテナント、プライベートネットワーク、高速ローカルストレージを備えた効率的で柔軟かつ安全なクラウドサービスを実現します。これらのインスタンスは、最大 19 Gbps の Elastic Block Store (EBS) 帯域幅と最大 25 Gbps のネットワーク帯域幅で利用でき、独立系ソフトウェアベンダー (ISV) および AWS のオペレーティングシステムとサービスが織り成す幅広いエコシステムによってサポートされています。このエコシステムには、一般的な Linux ディストリビューション (Amazon Linux 2、Red Hat Enterprise Linux、SUSE Linux Enterprise Server、Ubuntu、CentOS、Debian、Fedora)、FreeBSD/NetBSD、OpenJDK と OpenJDK の Amazon Corretto ディストリビューション、コンテナサービス (Amazon ECR、Amazon ECS、Amazon EKS、Docker、Rancher)、エージェント (Amazon CloudWatch、AWS Systems Manager、Amazon Inspector、Crowdstrike、Datadog、Dynatrace、Honeycomb.io、Lacework、Qualys、Rapid7、Synk、Splunk ユニバーサルフォワーダー、Tenable)、デベロッパー/オートメーションツール (AWS Code Suite、Chef、CircleCI、GitHub、GitLab、Jenkins、Puppet、Terraform、TravisCI) が含まれます。

このリージョンの拡張により、Amazon EC2 M6g、C6g、および R6g インスタンスが、米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア、オレゴン)、南米 (サンパウロ)、欧州 (アイルランド、フランクフルト、ロンドン)、カナダ (中部)、アジアパシフィック (ムンバイ、シンガポール、シドニー、東京)、および AWS GovCloud (米国) の各リージョンでご利用いただけるようになりました。さらに、AWS 米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、および欧州 (アイルランド) リージョンでは、ローカル NVMe ベースの SSD ストレージを備えた M6gd、C6gd、および R6gd インスタンスもご利用いただけます。これらのすべてのインスタンスは、ベアメタルオプションに加えて、それぞれ 1、2、4、8、16、32、48、64 個の vCPU を備えた 8 つの各サイズで利用でき、Savings Plans の一部として、オンデマンドで、リザーブドインスタンスとして、スポットインスタンスとして、そのいずれかの方法で購入できます。現在、C6gn インスタンスもあり、AWS 米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、および欧州 (アイルランド) リージョンで最大 100 Gbps のネットワーク帯域幅を提供しています。

リリース以降、多くのお客様とパートナーは、労力を最小限に抑えつつ、AWS Graviton2 ベースのインスタンスにおける優れたコストパフォーマンスの恩恵を享受しています。さらに、AWS のサービスは、Graviton2 ベースのインスタンスを介して、例えば Amazon ElastiCache は最大 45% 優れた料金/パフォーマンスを提供し、Amazon RDS (MariaDB、MySQL、および Postgres) は最大 52% 優れた料金/パフォーマンスの利点を提供しています。Amazon EMR は Graviton2 ベースのインスタンスで Spark ワークロードのコストを最大 30% 削減し、パフォーマンスを最大 15% 向上させます。さらに、Graviton2 ベースのデータベースインスタンスが、PostgreSQL および MySQL と互換性のある Amazon Aurora のプレビューでご利用いただけるようになりました。

お客様は、AWS Graviton2 ベースの汎用バースト可能 t4g.micro インスタンスを、2021 年 3 月 31 日まで月額最大 750 時間無料でお使いいただけます。AWS Graviton2 ベースの Amazon EC2 M6g、C6g、R6g、T4G インスタンスは、AWS マネジメントコンソールAWS コマンドラインインターフェイス (CLI)AWS SDK から使用を開始できます。詳細については、AWS Graviton のページまたは開始方法についての Github のページをご覧ください。