投稿日: Nov 22, 2022

Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) では、ペイロードベースのメッセージフィルタリングをサポートすることで、属性ベースのメッセージフィルタリングを既にサポートしている機能セットを拡張しました。今回のリリースにより、サブスクリプションフィルターポリシーを適用して、内容に基づいてメッセージを除外できるため、さまざまなワークロードに対応できます。この新しい機能では、Amazon S3、Amazon EC2、Amazon CloudFront、Amazon CloudWatch など、Amazon SNS にイベントをパブリッシュする AWS の 60 以上のサービスからのイベントをフィルタリングできます。また、クロスアカウントのワークロードにペイロードベースのメッセージのフィルタリングを使用できます。このようなワークロードでは、属性を使用して Amazon SNS にメッセージをパブリッシュするようにサブスクライバーから特定のパブリッシャーに要求できない場合があります。

Amazon SNS は、アプリケーション対アプリケーション (A2A) 間と、アプリケーション対個人 (A2P) 間の通信に使用できるメッセージングサービスです。A2A 機能により、分散型システムやマイクロサービス、イベント駆動型サーバーレスアプリケーションにおいて、高スループットかつプッシュベースの多対多メッセージングを利用できます。これらのアプリケーションには、Amazon Simple Queue Service、Amazon Kinesis Data Firehose、AWS Lambda、HTTP/S エンドポイントが含まれます。A2P 機能では、モバイルテキストメッセージ (SMS)、モバイルプッシュ通知、E メール通知を使用してお客様とやり取りできます。ペイロードベースのメッセージフィルタリングを使用すると、サブスクライバーシステムから追加のメッセージフィルタリングロジックを、パブリッシャーシステムからメッセージルーティングロジックを取り除くことができ、アプリケーションアーキテクチャをさらにシンプルにすることができます。 

Amazon SNS のペイロードベースのメッセージフィルタリングは、すべてのパブリック AWS リージョンAWS GovCloud (米国) で利用できます。この新しい機能は、AWS マネジメントコンソールAWS Software Development Kit (SDK)、Amazon SNS コマンドラインインターフェイス (CLI)、Amazon SNS アプリケーションプログラミングインターフェイス (API) から本日より使用できます。AWS CloudFormation から Amazon SNS サブスクリプションフィルターポリシーをプロビジョニングすることもできます。

Amazon SNS のペイロードベースのメッセージフィルタリングの詳細については、以下をご覧ください。