投稿日: Dec 1, 2022

AWS Step Functions が、クラウド上のオブジェクトストレージサービスである Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) 内の画像、ログ、財務データといった大量のデータに対する反復作業および処理のサポートを拡張しました。 

AWS Step Functions はビジュアルワークフローサービスであり、220 以上の AWS サービスにおける 10,000 以上の API アクションをオーケストレーションして、ビジネスプロセスとデータ処理ワークロードを自動化できます。

AWS Step Functions ではこのたび、Amazon S3 に保存されている画像やログなどのオブジェクトに対する反復作業を行い、その後、データ処理のために何千という並列ワークフローを起動、オーケストレーションできるようになりました。実行した結果を Amazon S3 に保存することも可能です。Map ステートの新しい分散モードでは、何千という並列ワークフローの実行 (同時実行) をスケールできます。分散 Map モードを利用して、セキュリティリスクがないか数百万ものログファイルを分析したり、ビジネスインサイトを発見するために数テラバイトものデータに対する反復作業を行ったりできます。画像や動画ファイルをスキャンして特定のオブジェクトを探すことも可能です。データを処理するには、AWS Lambda などのコンピューティングサービスを利用して、サポートされている言語でコードを記述してください。もしくは 220 以上ある専用 AWS サービスから開発を加速化するものを選択してください。AWS Step Functions では、同時実行およびエラーのしきい値が管理され、個々のワークフロー実行について、それぞれの進行状況がビジュアルオペレーターコンソール内で可視化されます。また、障害とエラーの処理方法については、お客様が管理できます。

コンソールで Workflow Studioコマンドラインインターフェイス (CLI)、または SDK を使用して、新しい分散 Map モードの利用を開始してください。詳細については、AWS Step Functions のデベロッパーガイドおよびローンチについてのブログを参照してください。

AWS Step Functions の分散 Map を一般提供中のリージョンは、米国東部 (オハイオおよびバージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、カナダ (中部)、アジアパシフィック (東京、シンガポール、シドニー)、欧州 (アイルランド、フランクフルト、ストックホルム) です。リージョンと提供サービスの詳細なリストについては、AWS リージョン表を参照してください。