Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2022/1/3週
新年あけましておめでとうございます!
本年も週刊AWSをどうかよろしくお願いいたします。
新年ですので、改めてこの週刊AWSについて説明しますと、毎週たくさん発表されるAWSの新機能・新サービスの中から筆者らが重要と思うものをピックアップして、できるだけコンパクトに最新情報を毎週お届けするというものです。毎週月曜か火曜に更新をしています。ご意見や感想などはぜひ Twitter の #週刊AWS ハッシュタグでおよせください。
それでは、1月3日週に発表された内容について振り返っていきましょう。
2022年1月3日週の主要なアップデート
- 1/3(月)
- AWS Glue ジョブでのオートスケーリングのご紹介 (プレビュー)
AWS Glueのジョブ 3.0でオートスケーリング機能がプレビューで利用できるようになりました。ワークロードに応じて自動的にリソースをスケールアップ・ダウンするものです。現在、オハイオ)リージョンでプレビュー利用可能です。
- AWS Glue ジョブでのオートスケーリングのご紹介 (プレビュー)
- 1/4(火)
- Amazon SageMaker JumpStart のタブデータに LightGBM と CatBoost モデルが追加
Amazon SageMaker JumpStart は300 以上の定評あるモデルコレクションと17のエンドツーエンドソリューションにワンクリックでアクセスし、すぐに機械学習の利用を開始できるよう支援するサービスです。今回LightGBM、CatBoost、XGBoost、Linear Learnerを含むよく知られたモデルとアルゴリズムが追加されました。 - Amazon ECS で ECS クラスターとタスク定義作成のための簡素化されたコンソールエクスペリエンスを開始
Amazon ECSのコンソールが改善されました。Auto Scalingグループの作成が簡単になったり、タスク実行に必要なロールの自動作成が可能になる等、より容易にコンテナアプリケーションの設定が可能になりました。 - Amazon EMR on EKS がカスタム Docker コンテナイメージのテストを簡素化するカスタムイメージ検証ツールをリリース
Amazon EMR on EKSでカスタムイメージを利用する際に、そのコンテナイメージを検証するためのツールがオープンソースとして公開されました。EMR on EKS でのイメージのカスタマイズの詳細についてはこちらのブログをご確認ください。 - Amazon Managed Blockchain (AMB) が Hyperledger Fabric v2.2 のサポートを発表
Amazon Managed Blockchain(AMB)ではHyperledger Fabric 2.2をサポートしました。AMBは数回のクリック操作だけでスケーラブルなプライベートブロックチェーンネットワークをセットアップして管理することのできるフルマネージドサービスです。 - Amazon OpenSearch Service (Amazon Elasticsearch Service の後継サービス) が OpenSearch バージョン 1.1 のサポートを開始
Amazon OpenSearch Serviceで、OpenSearchとOpenSearch Dashboards バージョン1.1が利用可能になりました。この新しいバージョンには、クラスター間レプリケーションのサポート、履歴データの異常検出等の機能向上が含まれています。異常検出についてはこちらのドキュメントを参照してください。 - AWS Glue Interactive SessionsとJob Notebooksの紹介(プレビュー)
AWS GlueにInteractive SessionsとJob Notebooksがプレビューで利用可能になりました。事前の準備不要でNotebookにアクセスしてジョブの開発やテストを行うことができるサーバーレスの環境を提供します。プレビューは東京、北バージニア、北カリフォルニア、オレゴンの各リージョンで利用可能です。
- Amazon SageMaker JumpStart のタブデータに LightGBM と CatBoost モデルが追加
- 1/5(水)
- Amazon Redshift 向け AWS Data Exchange を発表
Amazon Redshift 向けAWS Data Exchangeが一般提供開始(GA)になりました。これはAWS Data Exchange上のサードパーティーのデータをサブスクライブすると、Amazon Redshift上に自動的にデータが追加されるようにする機能です。 - マネージド型の監査およびセキュリティレイクである AWS CloudTrail Lake を発表
新しいサービス、AWS CloudTrail Lakeが発表され、一般提供開始(GA)になりました。各リージョンのCloudTrail上にあつまったデータを一か所にあつめてSQLで分析可能にするサービスで、クイックに利用開始することが可能です。詳細はこちらのブログをご覧ください。 - Amazon RDS Proxy が 8 つの追加 AWS リージョンで利用可能に
Amazon Relational Database Service (RDS)およびAmazon Aurora用のフルマネージドで可用性の高いデータベースプロキシである、Amazon RDS Proxyで利用可能なリージョンが追加され、大阪リージョンでもご利用いただけるようになりました。
- Amazon Redshift 向け AWS Data Exchange を発表
- 1/6(木)
- CloudFormation Registry に 37 の新しいリソースタイプを導入
AWS CloudFormation Registry には継続的に新しいリソースタイプが追加されていますが、去年の11月と12月で新に37のリソースタイプが追加されました。追加されたリストについては上記What’s newをご確認ください。 - Amazon EKS が Internet Protocol version 6 (IPv6) をサポート
Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS)がIPv6をサポートしました。これによりKubernetes上のコンテナ型アプリケーションをIPv6の広大なネットワークアドレスを利用して配置することが可能になります。詳細はこちらのブログをご覧ください。 - AWS Lambda now supports ES Modules and Top-Level Await for Node.js 14
AWS Lambda でNode.js 14を利用する際ECMAScripとしてパッケージされたモジュールが利用可能になりました。同時にNode.js 14の新機能であるtop-level awaitが利用可能になりました。非同期処理を非同期関数の外で書けるようにする拡張で、Lambdaでの利用においては初期化フェーズの時間短縮等に利用可能です。詳細はこちらのブログをご覧ください。 - Instance Tags now available on the Amazon EC2 Instance Metadata Service
Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)のインスタンスメタデータサービスで、EC2インスタンスのタグの情報を取得できるようになりました。
- CloudFormation Registry に 37 の新しいリソースタイプを導入
- 1/7(金)
- Amazon AppStream 2.0 now provides application entitlements for SAML 2.0 federated user identities
Amazon AppStream 2.0は、フルマネージドのリモートアクセスサービスで、デスクトップやアプリケーションにリモートからのセキュアなアクセスを実現します。今回SAML 2.0のアトリビュート(ユーザ名やグループ、ロール等)をもとに、アプリケーションエレメントを提供できる機能が追加されました。
- Amazon AppStream 2.0 now provides application entitlements for SAML 2.0 federated user identities
最後にご案内を。2022年1月20日に、AWS Builders Online Seriesという無料のオンラインイベントを開催します。AWS初心者向け大規模イベントで、新年の学習はじめにはとても良いのではと思います。ぜひご参加ください。
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 下佐粉 昭 (twitter – @simosako)