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クラウドが公共交通をレジリエントにする: 逆境に強いシステムの構築
今回のブログでは、 AWSジャパン・パブリックセクターより、「次世代の公共交通/モビリティ/MaaS/移動体験のあり方を、クラウドを用いて変革する」取り組みを紹介します。AWSでは、類似の取り組みを日本でも推進していくべく、各関係機関との対話を歓迎します。ご不明の点、「Contact Us」までお問合せください。(以下、米国現地のAWS Public Sector Blog Teamが執筆したブログの翻訳となります。)
”逆境”で試される
公共交通のレジリエンシー
マイアミデイド郡 公共交通事業部 (フロリダ州)
マイアミデイド郡交通公共事業部 (DTPW) はモビリティ管理機関であり、交通制御、信号および標識、交通工学、自転車と歩行者、トランジット計画、トランジット運営、さらには 34 の自治体とその地域に住む 280 万人全体に対する商用車両の規制を、全面的に所管しています。
マイアミデイド郡交通公共事業部は、クラウドを使用して、小規模な事業者を含めたマイアミ地域のすべての交通機関を支援し、単一のインターフェイスで複数のチャネル (モバイルアプリ、SMS、ソーシャルメディアなど))でリアルタイムの交通データを生成し、ドライバー達と共有しています。マイアミデイド郡交通公共事業部 は、アナリティクスを使用してサービスとスケジュールの変更による潜在的な影響を予測し、リアルタイムデータを使用して正確な到着時間 (ETA) 情報を提供しています。移動中の人々には、ソーシャルメディア上のテキストやメッセージを介してリアルタイムの変化が通知されます。異なる組織の垣根を超え、異なるシステムやプロセスを使用している場合でも、郡の各事業者間でシームレスな運転体験[=rider experience]を直接提供します。
マイアミデイド郡交通公共事業部 はまた、クラウドを使用することで、絶えず新しい戦略へと革新を続け、同郡の交通サービスが地区住民に最適なサービスを提供できるようにしています。同事業部 はAWSクラウドを使用して、AWS パートナーである Swiftly および Remix の2社と協力し、A Better Bus プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、正確なスケジュールを作成するために、過去の走行・速度データを使用してルートを再評価し、ビッグデータを活用し移動パターンに基づきスケジュールを再評価します。Swiftly と Remix の両社は、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)、Amazon Aurora、Amazon CloudWatch、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS)、Amazon ElastiCache、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) などのさまざまな AWS クラウドサービスを使用することで、プロダクトを開発および管理しています。こうしたサービスは、同事業部 が収集するギガバイト、あるいはテラバイト級に及ぶトランジット・データをコスト効率よく安全に保存し、コンピューティング・リソースを柔軟にスケールできます。A Better Bus プロジェクトが、従来のサイロ化されたデータセットを実用的なインサイトに変えることで、マイアミデイド郡交通公共事業部は部門間で社内コンセンサスや意思決定を推進し、通勤者とその移動パターンの最適化にメリットをもたらします。
ロングアイランド鉄道、ニューヨーク市と市交通局
カントン市 、オハイオ州
オハイオ州カントン市は、Amazon パートナーネットワーク (APN) パートナーである RoadBotics社に着目し、現在の資産管理とマッピング機能の欠陥を修正しました。カントン市の市/交通アシスタントエンジニアである Nick Loukas 氏によると、これにより同機関は交通ネットワークにおいて高いレジリエンスを実現しました。カントン市は、AWS 上のビジュアルマッピングアプリケーションである Roadbotics 社の AgileMapper を使用して、フィールドアセットのインベントリ把握と追跡を行い、それらのアセットが管理され運用可能であることを常に確認しています。
AgileMapper は、AWS Lambda、Amazon RDS、Amazon DynamoDB、AWS Glue、Amazon CloudWatch、Amazon Elastic Container Registry (Amazon ECR)、Amazon Secrets Manager、Amazon Athena などの AWS のサービス上に構築されています。同市は、設置環境を反映したデジタルツインを構築し、アセットのアップタイムを増やし、カントン州の住民や通勤者にとってより快適で、安全な移動体験を創出する予測分析を可能にしています。
カリフォルニア州車両管理局
カリフォルニア州車両管理局 (CA DMV) は、米国最大の自動車登録および許可機関です。同局は、 Amazon Connect、 Amazon AppStream、 Amazon WorkSpaces、その他のセルフサービス機能をデプロイして、カリフォルニア州住民が移動を継続するための鍵となる「ライセンスと許可プロセス」を効率化しています。
カリフォルニア州車両管理局は、2019 年にいくつかのプロジェクトを開始しました。これには、REAL ID 要件の増加した需要を処理しながら、45 分以上もかかっていた待機時間を短縮する方法が含まれます。これを実施するため、カリフォルニア州車両管理局は、お客様がエージェントを介在させずにカリフォルニア州車両管理局とビジネスを迅速に処理できるよう、効果的なセルフサービスツールの探索と開発を開始しました。これにより、同局の 300 人のコールセンターエージェントが通常行っている年間 1,500 万件のコールの総量を削減し、職員はこれまでよりも複雑な支援ニーズに集中できるようになりました。
新型コロナウィルス感染症 (COVID-19) のパンデミックによって対面でのオフィスワークが制限され、カリフォルニア州車両管理局は、同局の従業員が Amazon AppStream と Amazon WorkSpaces を使用してリモートで作業できるようにすることで、業務を維持しました。同局のエグゼクティブディレクターである Steve Gordon 氏は、「AWS ソリューションにより、ユーザーがブラウザを使用してインターネット経由で自宅で作業できる環境にアプリケーションを非常に迅速にデプロイすることができるようになりました」と述べています。カリフォルニア州車両管理局は現在、コールセンターに Amazon Connect をデプロイしています。
カリフォルニア州車両管理局は、複数の AWS マネージドサービスを活用して、エージェントとの直接または対話型チャットボットによるオムニチャネルのやりとりを促進するセルフサービスと自動化ツールを提供しています。同局は、AWS上で (以前のシステムでは数週間や数か月かかっていたのに比し) 数時間から数日での迅速なイノベーションを実現しました。近い将来、同局は、お客様が通話している理由を把握するためのリアルタイム・アクセスを可能にし、通話量を減らして発信者エクスペリエンスを向上させる最新のセルフサービスツールを提供する予定です。
州機関、交通機関、空港、交通計画組織などが AWS を使用して、より優れた住民エクスペリエンスを創出し、最新のクラウドベースのテクノロジーをデプロイすることで高度なレジリエンスを実現しています。
クラウドが交通部門で近代化(modernization)を実現する方法については、ぜひAWS Public Sectorブログをお読みください。交通部門の現場での回復力がどのようなものかは、AWS のホームページをご覧いただくか、担当チームにお問い合わせください。
日本の公共部門の皆様へのご案内
AWSでは、政府・公共部門、パブリックセクターの皆さまの各組織におけるミッション達成が早期に実現するよう、継続して支援して参ります。
今後ともAWS 公共部門ブログで AWS の最新ニュース・公共事例をフォローいただき、併せまして、「AWS公共部門サミット 2021の速報」など国内外の公共部門の皆さまとの取り組みを多数紹介した過去のブログ投稿に関しても、ぜひご覧いただければ幸いです。「クラウド×公共調達」の各フェーズでお悩みの際には、お客様・パートナー各社様向けの相談の時間帯を随時設けておりますので、ぜひAWSまでご相談ください(Contact Us)。
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このブログは英文での原文ブログを参照し、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社 パブリックセクター 統括本部長補佐(公共調達渉外担当)の小木郁夫が翻訳・執筆しました。
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