オンラインに最適化された「 JAWS DAYS 2021 -re:Connect- 」の魅力とは ? 実行委員長に聞きました。

2021-02-23
インタビュー

山口正徳氏
JAWS DAYS 2021 実行委員長

今年も、AWS ユーザーによる、AWS ユーザーのためのイベント「JAWS DAYS」が開催されます。2021 年は当初からオンライン上での開催を前提とする、初の JAWS DAYS です。その「JAWS DAYS 2021 -re:Connect-」の実行委員長を務めるのは、 JAWS-UG 千葉支部の山口正徳氏。山口氏にイベントにかける意気込みとともに JAWS-UG の魅力についても聞きました。


オンラインが「前提」となる初の JAWS DAYS が開催

—2011 年 3 月に JAWS DAYS の前身となる「JAWS-UG サミット」に開催されてから、今年で 11 年を迎えます。今年の「JAWS DAYS 2021 re:Connect」も昨年に引き続き、オンライン開催となりました。どのようなイベントになるのでしょうか ?

山口氏
昨年はコロナ禍で多くのオフラインイベントが中止になりました。 JAWS-UG が主催する最大のユーザーイベント「JAWS DAYS 2020」も例外ではなく、 2 月の段階で、 TOC 五反田メッセで開かれる予定だったオフラインイベントの中止を決め、急遽オンライン開催へと舵を切りました。そういう意味では、今年の JAWS DAYS は、最初からオンライン開催を前提として企画されたはじめての機会です。実行委員と話し合いながら、イベント成功に向けていろいろな仕掛けを考えています。

—改めて 2020 年は、 JAWS DAYS もしくは JAWS-UG にとってどんな年だったと思われますか?

山口氏
対処に苦慮されたり、試行錯誤を強いられたりすることも多かったと思います。しかし見方を変えると、この環境に適応しようと多くのみなさんが知恵を絞り、たくさんの学びと成長が得られた年でもあったとはいえないでしょうか。コロナ禍が去った後、再びオフライン開催に戻るにしても、オフラインとオンラインのハイブリッド開催に移行するにしても、イベントや勉強会をオンラインで開催した経験が新しい選択肢をもたらしてくれたのは確か。個人的には悪いことばかりではなく、いいこともあった年だったと思っています。

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— JAWS DAYS 2021 -re:Connect- を開催するにあたっての注力ポイントを聞かせてください。

山口氏
多くの方々が会場に集まる一体感はオフラインイベントならではの魅力ですが、オンラインイベントにはオンラインならではのメリットがあります。とりわけ参加のしやすさは、オフラインイベントの比ではありません。そこで今回は、オンライン開催のメリットを前向きに捉え、5 つの目標達成を目指して現在準備に取り組んでいます。

JAWS DAYS 2021 -re:Connect- 運営方針

  1. 今まで JAWS DAYS や JAWS-UG のイベントに参加していなかった方が多く参加できるイベントにする。
  2. JAWS DAYS への参加をきっかけに、近くの JAWS-UG や興味のある JAWS-UG を知ってもらう。
  3. 全国の JAWS-UG がつながれるイベントにする。
  4. 一方向のつながりだけではなく、登壇者と参加者、そして参加者同士でつながりを持てる双方向型のイベントにする。
  5. 会場型のイベントでは実現できなかった、過去最大人数が参加できる JAWS DAYS にする。 

—イベントのサブタイトルに付けた「 re:Connect 」というキーワードにはどのような思いを込めたのですか ?

山口氏
対面で会えない状況だからこそ「つながる」ことを意識しようという決意の表れです。直接お会いできないとはいえ、地理的な制約を受けず、仕事や家族との時間を大切にしながら参加できるのがオンラインイベントの魅力。オンライン開催になることで参加のハードルはグンと下がるわけですから、全国の JAWS-UG のメンバーはもちろん、これまで JAWS-UG と縁がなかった人たちともつながりを持てるようなイベントにしようと考え、サブタイトルに「 re:Connect 」と付けました。

—参加者に「つながり」を体感してもらうには、集客に加え参加者同士のコミュニケーションを促す「仕掛け」が必要になりそうです。具体的にどのような対策を検討されていらっしゃいますか ?

山口氏
本編のセッションとは別に音声でコミュニケーションできるスペースを用意します。バーチャル空間を自由に行き来し、近くにいるアバーター同士が会話ができる oVice  (オヴィス) というツールを使い参加者の交流を促す計画です。このバーチャル空間で実際に何をするかはこれから煮詰めていきますが、有識者が配信中のセッションについてリアルタイムで解説を加える「副音声」コーナーや、登壇後、発表者に直接質問ができる「Ask the Speaker」のバーチャル版、また企業サポーターによる参加者へのプレゼンコーナーやクイズイベントなど、みなさんが楽しめるような仕掛けをいろいろと検討しています。

—どれもオンラインイベントならではの仕掛けですね。

山口氏
はい。まずはオンラインならではの企画を楽しんでいただき、来年も JAWS DAYS に参加したいと思っていただけたらうれしいですね。さらにもう一歩踏み込んで、近所のJAWS-UG に参加したり、特定の業種や技術テーマに特化した JAWS-UG に興味を持っていただければ本望です。参加する皆様の次の行動につながるような後押しができればと思っています。

—先ほどうかがった運営方針に「過去最大の参加者を集めたい」とありました。どれくらいの参加者を見込んでいらっしゃいますか ?

山口氏
オフライン開催だった JAWS DAYS 2019 は 2,300 名を超える参加登録をいただき、急遽オンライン開催に切り替えた 2020 年は約 660 名でした。今年は 1 万人の参加登録を目指しています。決して低くないハードルですが、登録さえしていただければ、国内はもとより海外からでも無料で参加できます。公式ページはもちろん note や YouTube ほか主要 SNS でも情報を公開しているので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。

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その後の人生を大きく変えた JAWS DAYS 2014 の衝撃

— JAWS DAY との出会いは 2014 年だったと聞きました。当時の印象を聞かせてください。

山口氏
少し大袈裟に聞こえるかも知れませんが、人生の転機になったのは確かなので、一言でいうと衝撃的な体験でしたね。当時 SIer に務めているインフラエンジニアだった私は、AWS の競合プロダクトを扱っていたこともあって「敵情視察」するような気持ちで、たまたま知った JAWS DAYS 2014 に参加しました。

—どんな点が衝撃的だったのでしょうか ?

山口氏
 JAWS DAYS は AWS ユーザー自身が企画・主催するイベントです。ベンダー主催のイベントとはまるで違い、実際に使っている人にしかわからない、かなり踏み込んだ生々しい経験談が聞けたことに驚きました。それ以上にびっくりしたのが、登壇者、聴衆、運営スタッフから感じる “AWS 愛” と熱量の大きさです。2014 年ごろはまだ「クラウド懐疑論」が根強く、 Infrastructure as Code という言葉を耳にしても、どこか海の向こうの出来事みたいな感覚があったのですが、すぐ目の前に Infrastructure as Code という文脈で AWS を使い込んでいるインフラエンジニアがいるわけです。驚かないわけにはいきません。「イミュータブルインフラストラクチャーって何だろう・・・」なんて思いながら、必死になってキーワードをメモし続けた記憶があります。日本にこんな世界があるのかと思いましたね。

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—先ほど、 JAWS DAYS 2014 が人生の転機になったとおっしゃいました。この日を境に何が変わったのでしょうか ?

山口氏
そんな衝撃的な出来事を目の当たりにしてから、自分なりに AWS について勉強するようになり、毎年 JAWS DAYS に参加するようになりました。学習が進みそれなりに知識が増えてくると、学んだことを仕事に生かしたくなります。それで、当時在籍していた SIer で何かできることはないかと探ったのですが現実は厳しく、はじめてのイベント参加から 2 年後、会社を辞めました。1 年ほどフリーランスエンジニアとして AWS 関連のプロジェクトに携わった後、クラウドインテグレーションを手掛ける現在の会社に入ったので、仕事の環境はすっかり変わりましたね。会社からは正式にコミュニティ活動を認められているので、現在は AWS どっぷりの生活です。

—仕事の環境が変わったことで JAWS DAYS との関わり方にも変化はありましたか ?

山口氏
2017 年から 2019 年にかけてはボランティアスタッフとして参加し、実行委員になったのは 2020 年でした。 JAWS-UG に参加したのは 2018 年に、住まいに近い千葉支部の再立ち上げに携わったのがきっかけです。翌 2019 年には、金融特化型のユーザーグループ「Fin - JAWS」の運営にも関わるようになったので、年々 JAWS - UG との関わりが加速している感じです。

—少しずつ経験を重ねながら、ステップを刻むようにコミットする比率を高めていかれたんですね。

山口氏
いち参加者から脱するのに時間がかかってしまったのは「自分にはスキルも経験も少ないし、知名度もないので運営側に回るのは早いだろう」という気持ちがどこかにあったからだと思います。今だったらもっと早い段階で飛び込むでしょうね。 JAWS - UG の運営や、 JAWS DAYS の実行委員になるにも、資格がいるわけではありませんし、熱意と行動力さえあれば必ず受け止めてもらえます。最初のころは「自分よりAWSに詳しい人に囲まれちゃったらどうしよう」とか「もっと知識を付けて理論武装しなきゃ」とか、いろいろ考えていたのですが、完全に思い違いでした  (笑)。多くの方に開かれたコミュニティですし、それぞれが担える役割もあります。当時は気負いすぎて、自分で参加のハードルを上げてしまっていたんです。


いつか「JAWS DAYS が人生の転機になった」と感じてもらえるように

—JAWS DAYS に出会って 7 年。 2021 年は実行委員長という立場で臨まれます。現在はどんな心境ですか ?

山口氏
昨年、 JAWS DAYS 2020 の実行委員に立候補したのは、自分の人生をいい方向に変えてくれた JAWS DAYS や JAWS - UG に恩返しをしたかったからです。でも、あのときはオンライン開催を成立させるだけで精一杯で、本当の意味で恩返しができたのかと問われたら、自信を持ってイエスとまで言い切れません。昨年は JAWS SONIC 2020 & MIDNIGHT JAWS 2020 の配信を担当し、24 時間無停止、無事故でセッションをお届けすることができました。これもひとつの自信になり、今回実行委員長に立候補したわけです。今年こそ胸を張って恩返しができたといえるようになりたいと思っています。

—今回はとくに JAWS DAYS に参加した経験がない方、 JAWS - UG と接点のなかった方と「つながり」を持つことが今回のイベントの重要な目的とうかがいました。こうした方々に対して、改めてメッセージをお願いします。

山口氏
冒頭にも申し上げた通りオフラインイベントと比較すると、参加するためのハードルは限りなく低いので、気軽に体験してみてほしいですね。 JAWS DAYS をきっかけに人生がいい方向に変わったと感じているのは、もちろん私だけではありません。実行委員にも登壇者にも参加者にも大勢いらっしゃいます。成長につながる気づきや熱量を少しでも体感していただけるようなセッションやイベントを用意するので、少しでも興味を持っていただけたらぜひ参加登録してみてください。きっと今後の人生にいい影響があるはずですし、素敵な出会いもあるはずです。

— JAWS DAYS 2021 への参加が契機になって、コミュニティ活動に関わる方が増えたらいいですね。

山口氏
そう思います。まずは参加者としてセッションを視聴していただいて、その後、登壇する側に回ったり、運営側に回ったりする人が増えてくれたらうれしいですね。何年か経って振り返ったとき、私のように「JAWS DAYS が転機になった」と思っていただける人がいたら、それこそが本当の恩返しなのかもしれません。ひとりでも多くの方にそう感じてもらえるようなイベントにしたいと思っています。

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プロフィール

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山口正徳氏
JAWS DAYS 2021 実行委員長

大手 SIer 、フリーランスを経て、クラウドインテグレーションを手掛けるフォージビジョン株式会社にインフラエンジニアとして入社。現在、同社で AWS 事業部長を務める。
JAWS DAYS 2014 への参加をきっかけに AWS に興味を持ち、2016 年から本格的に AWS を使いはじめる。2018 年から JAWS-UG 千葉支部の運営に携わるように。現在「 APN Ambassador / 2020 APN AWS Top Engineers 」であり、全世界共通の認定プログラムである AWS 公式の「 APN Ambassador 」のひとりでもある。

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