社歴:2019 年 11 月に入社しました。データセンタプロジェクトエンジニアとして入社しました が、昇進、チーム名の変更、合併があり、今のタイトルで勤務しています。業務範囲と しては大きく変わっていません。

大学院を卒業後、日系の通信事業の会社に入社しました。そこで、電話交換局の保 守、お客様との契約業務、海外での技術営業、データセンタの電気設計・工事監理を 学びました。2016 年に外資系ファシリティマネジメントの会社に転職し、外資系金融機関のエンジニアリングマネージャーとして銀行自社ビル設備の運用、設備管理ベン ダーマネジメントを経験したのちに AWS に入社しました。

ファシリティマネジメントの業務をする中で、エンジニアリングの大切さ、特に設備設計 がいかに運用に影響を及ぼすのかを実感しました。そんな中、1 社目の時からお世 話になっている先輩が AWS へ入社をし、私自身、データセンタのエンジニアリング業 務にまた携わりたいと思っていたところで、日本でエンジニアリングチームのポジショ ンがオープンになったため入社しました。

私が所属しているのは CRE( Colo Regional Engineering )と呼ばれ、AWS が使用する データセンタの中でも外部の DC 事業者が構築したサイト(コロサイト)を担当する部 署になります。我々 CRE の 1 つの業務にコロサイト設備のアセスメント業務がありま す。アセスメントの中で設計・設備の中に潜んでいるリスクを徹底的に洗い出し、改修 またはリスク低減を行います。アセスメントの対象は広範囲にわたり(電気、空調、制 御、構造、建築 etc )かつ非常に深いところまで確認をしています。また、日本国内だ けでなく海外のサイトも同じように担当していますので、国内だけでなく、世界で通用 するエンジニアとしての知識・経験を得ることができます。

一番のやりがいは、ゲームチェンジャーになれることです。AWS として推し進める新 技術や海外では当たり前にやっていることを技術的に理解し、日本へ新たなスタンダ ードとして影響を与えることができたり、逆に日本がどこよりも進んでいることをテクニ カルペーパーにとりまとめグローバルの基準に反映することも行っています。特に日本の場合、何かを変えることはチャレンジングではありますが、自分の言葉で新しい 技術を導入したりスタンダートを改善することで、その結果として、より信頼性の高い データセンタができた時はとても誇らしく思うことができます。

日本で AWS に興味があっても一歩踏み出せない理由の 1 つに英語があると思いま す。AWS はグローバルな会社なので、当然日常的に英語を使うことが求められます。 ただ、日本人が考える最低限必要と思っている英語レベルと、私含め我々日本人社 員が使う普段実際に使う英語レベルには大きなギャップがあります。私自身、映画は 字幕ないと理解できないし、翻訳ソフトを使うこともたくさんあります。ですが仕事はこ なせます。英語は単なる道具です、大事なのはその道具で何を伝えるかです。もちろ ん入社後に英語力を上げるための努力は必要ですが、日本人がしゃべる英語を聞く ことでより早くレベルは上がっていきます。英語アレルギーはないけど、自信がないと 思っているあなた、AWS の門戸はあなたが思っているよりもずっと広いです。