この詳細なチュートリアルでは、WordPress 向け AWS プラグインを用いて、テキスト読み上げ機能を WordPress サイトに追加します。Amazon Polly では、高度なディープラーニングを用いて人と同じような声を合成して声を出すアプリケーションを作成し、まったく新しいカテゴリの音声対応製品を構築できます。

WordPress 向け AWS プラグインの例では、コンテンツクリエーターがどのような書かれたコンテンツにもテキスト読み上げ機能を簡単に付加できることを示します。音声検索はますます盛んに行われるようになっていますので、皆様のウェブサイトのコンテンツも音声フォーマットで提供することが欠かせません。音声機能を付加すると、ウェブサイトを訪れる人は皆様のコンテンツをインラインオーディオプレイヤーやポッドキャストアプリケーションなどの新しい方法で楽しむことができます。

WordPress 向け AWS プラグインは、EC2 インスタンス、LightSail、または別のところでホストされた WordPress の実装に付加できます。AWS で WordPress の実装を作成するオプションは数限りなくあります。AWS で WordPress サイトを立ち上げるには、LightSail を EC2 で用いて、10 分でわかる WordPress ウェブサイトの立ち上げチュートリアル通りに実行するか、さらに高度な Wordpress ウェブサイトの構築プロジェクトをご覧ください。

このチュートリアルには AWS アカウントが必要です

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[AWS マネジメントコンソール] を開きます。この詳細手順ガイドは開いたままにしておくことができます。画面が読み込まれたら、ユーザー名とパスワードを入力して作業を開始します。検索ボックスに [IAM] と入力し、[Enter] を押してダッシュボードを開きます。

EC2 上で WordPress サイトをホストする場合、下の EC2 手順を用いてください。

LightSail 上で WordPress サイトをホストする場合、または AWS 上ではない場合、下の LightSail 手順を用いてください。

  • EC2

    このステップでは、権限を定義する文書である IAM ポリシーを作成します。IAM EC2 ロールに IAM ポリシーをアタッチすると、このロールは EC2 上の WordPress サーバーに割り当てられます。

    a. 画面左側で、[ロール] を選択し、次いで [ロールを作成] を選択します。

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    b.ロールの作成ページの上部で、[AWS サービス] を選択します。サービスのリストで、[EC2] を選択します。[ユースケースを選択] リストで、[EC2] を選択します。[次: アクセス許可] を選択して次のページへ進みます。

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    c.アクセス権限ポリシーをアタッチするページの検索ボックスで [AWSForWordPressPluginPolicy] と入力し、リストでポリシーの隣にある [チェックボックス] を選択して、[次の確認] を選択します。

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    d.確認ページの [ルール名] フィールドで PollyForWordPressRole と書き、次いで [ロールを作成] を選択して次へ進みます。

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    e.ここで PollyForWordPressRole ロールを WordPress EC2 インスタンスに割り当てます。ページ上部で [サービス] タブを選択し、次いで [EC2] サービスを選択します。

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    f.左側で [インスタンス] を選択し、ご使用の EC2 WordPress インスタンスを選択します。[アクション] メニューから、[インスタンスの設定 > IAM ロールの割り当て/置換] を選択します。

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    g.次のウィンドウの [IAM ロール] のフィールドで、先に作成した [PollyForWordPressRole] ロールを選択します。次に、[適用] をクリックします。

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  • LightSail/AWS 以外のホスティング

    このステップでは、特別な権限を持つ IAM ユーザーを作成し、これでプラグイン動作に必要な AWS サービスへのアクセスができるようになります。作成した IAM ユーザーは AWS 認証情報を受け取り、これは AWS アクセスキー、AWS シークレットキーと呼ばれます。これらのキーはプラグイン設定ページで使用します。

    a. 画面左側で、[ユーザー] を選択し、次いで [ユーザーを追加] を選択します。

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    b.ウィザードの最初のステップで、新しい IAM ユーザーの名称を次のように与えます: AmazonPollyForWordPress。次いで [プログラムでのアクセス] を選択して、ウィザードの次のステップに進みます。

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    c. アクセス権限ポリシーをアタッチするページの検索ボックスで [AWSForWordPressPluginPolicy] と入力し、リストでポリシーの隣にある [チェックボックス] を選択して、[次の確認] を選択します。

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    d.ウィザードの 3 つ目のステップでは、変更を確認し、[ユーザーを作成] を選択して最後のステップに進みます。



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    e.ウィザードの最後のステップでは、新規ユーザーへの IAM 認証情報を書き留めておく必要があります。[.csv をダウンロード]、または [アクセスキー ID] を選択し、[シークレットアクセスキー] を手動で選択します。この情報は後で WordPress 向け AWS プラグインの設定に必要となります。

     

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このステップでは、WordPress 向け Amazon Polly のプラグインをダウンロードし、インストールします。


a.[WordPress 管理] ページを開いてログインします。

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b.左側で [プラグイン] を選択し、[新規追加] を選択します。

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c. [プラグインを追加] ページで、検索ボックスに [WordPress 用 AWS] と入力して Enter キーを押します。AWS プラグインを選択し、[今すぐインストール] を選択します。

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d.[アクティブにする] を選択してプラグインを有効化します。

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EC2 上で WordPress サイトをホストする場合、下の EC2 手順を用いてください。

LightSail 上 (または AWS 以外のどこか) で WordPress サイトをホストする場合、下の LightSail 手順を用いてください。

  • EC2

    これでプラグインのインストールは完了です。 プラグインは他の設定なしでも動作しますが、多くの役に立つ設定があります。例えば、音声出力に別の Amazon Polly 音声を選択したり、Amazon Pollycast フィードでポッドキャスト機能を有効化したりできます。プラグインの設定ページに行ってみましょう。

    左側で [AWS] を選択し、[テキスト読み上げ] を選択します。このページでテキスト読み上げ機能を有効にし、[変更を保存] をクリックします。これで、他の設定が使用可能であることがわかりました。また、これらを変更することもできます。例えば、[音声名] では、色々な音声から選択してオーディオコンテンツを豊かにできます。

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  • LightSail/AWS 以外のホスティング

    これでプラグインのインストールは完了です。 プラグインは他の設定なしでも動作しますが、多くの役に立つ設定があります。例えば、音声出力に別の Amazon Polly 音声を選択したり、Amazon Pollycast フィードでポッドキャスト機能を有効化したりできます。プラグインの設定ページに行ってみましょう。

    a. 左側で [AWS] を選択し、[全般] を選択します。AWS の認証情報を与えて、プラグインが用いる AWS サービスにアクセスできるようにする必要があります。[AWS アクセスキー] と [AWS シークレットキー] のフィールドで、このチュートリアルの前のステップにある .csv でダウンロードした認証情報を入力します。[変更を保存] をクリックして変更を保存します。

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    b. 左側で [AWS] を選択し、[テキスト読み上げ] を選択します。このページでテキスト読み上げ機能を有効にし、[変更を保存] をクリックします。これで、他の設定が使用可能であることがわかりました。また、これらを変更することもできます。例えば、[音声名] では、色々な音声から選択してオーディオコンテンツを豊かにできます。

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この段階ではすべて完了しており、皆様の新しいウェブサイトのコンテンツはオーディオフォーマットで利用できるようになっています。これで新しいブログポストを作成して、オーディオのコンテンツを聞けるかことを確認できます。


a.左側で [ポスト] を選択し、次いで [新規追加] を選択して、新規ポスト作成のウィザードを開きます。自分のポストを、タイトルとコンテンツと共に書きます。同じ画面で[Amazon Polly を有効化] のチェックボックスをクリックします。次いで [発行] を選択して新規ポストを保存します。

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b.自分の WordPress サイトを開きます。プレイヤーの組み込まれた新規ポストが見えるはずです。[再生] ボタンをクリックして音声になった記事を聞いてみましょう。 

注: WordPress サイトで使える HTML 組み込みプレイヤーの他、Amazon Pollycast フィードでポッドキャスト機能を有効にすることもできます。これらのフィードは RSS 2.0 に準拠しており、iTunes などのよく使われるポッドキャストモバイルアプリやポッドキャストディレクトリでの集約に必要な XML データを提供します。詳細は AWS AI ブログをご覧ください。

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これで WordPress コンテンツを Amazon Polly プラグインで簡単に音声にすることができるようになりました。さらに面白くするには、Amazon Polly API でカスタマイズした発音、口パク、テキストのハイライトなどの全機能にアクセスしてください。何十種類もの自然な音声を多数の言語でサポートしていますので、最適な音声を選択して、さまざまな国で音声対応アプリケーションを構築できます。

Amazon Polly をお試しになった後は、次のオプションの一つを選んでさらに知識を深めてください。

ウェブページ

Amazon Polly を見て、テキスト読み上げサービスの詳細をご覧ください。

ドキュメント

開発者ガイドで、様々な Amazon Polly 機能の詳細な使い方をご覧ください。 

AI ブログ

Amazon Polly 関連の最新のアップデートと顧客事例をご覧ください。