読み出しと書き込みのスループット

Amazon Keyspaces では、読み出しと書き込みに関し、オンデマンドとプロビジョンドの 2 種類のスループットキャパシティーモードを用意しています。お客様は、ワークロードの規模に想定される値とその変動性に基づき、テーブルのスループットキャパシティーモードを選択することで、読み出しと書き込みにかかるコストを最適化できます。また、ワークロードの性質がさらに詳しく判明した場合や、1 度だけあるいはシーズンごとのイベントにより大規模なトラフィックのバーストが想定される場合などのテーブルのキャパシティーモード修正も、1 日に 1 回行うことができます。

オンデマンド型キャパシティーモード

オンデマンド型キャパシティーモードでは、アプリケーションが実際に実行した書き込みと読み出しのみに対し、お支払いいただきます。お客様は、アプリケーションが実行する読み書きの回数がどのくらいになりそうかを、あらかじめ想定する必要はありません。ワークロードの増大もしくは減少に対して Amazon Keyspaces が瞬時に対応するので、トラフィック量の想定が難しいアプリケーションには最良のオプションとなっています。

プロビジョンド型キャパシティーモード

プロビジョンド型キャパシティーモードは、あらかじめアプリケーションのトラフィック量が想定でき、キャパシティーへの要件が予測できる場合に、スループットコストの最適化に役立ちます。プロビジョンド型キャパシティーモードでは、アプリケーションで実行されると予想される 1 秒あたりの読み出しと書き込みの回数を指定します。自動スケーリングを有効にすると、実際のアプリケーショントラフィックに応じて、テーブルのプロビジョンドキャパシティーを自動的に増減できます。

読み出しと書き込みの一貫性

Amazon Keyspaces は、高可用性のためにレプリケーションファクターを 3 に設定することで、複数の AWS アベイラビリティーゾーン間で永続的にデータを保存します。 

読み出し実行の一貫性には、LOCAL_ONE あるいは LOCAL_QUORUM のどちらかが使えます。LOCAL_ONE の一貫性では、任意のストレージレプリカが最初に返した値を読み出し値とすることで、パフォーマンスと可用性を最適化します。LOCAL_QUORUM の一貫性では、アプリケーションに値を返す際に、最低でも 2 つのストレージレプリカからの読み出し値を確認することで、データの正確性についての最適化を行います。 

Amazon Keyspaces におけるすべての書き込み処理は、LOCAL_QUORUM の一貫性を使うことで、耐障害性を確保しています。 

計測およびリージョンごとの料金

Amazon Keyspaces におけるデータの読み出しと書き込み API の呼び出し回数は、テーブルのキャパシティーモードや、オペレーションの一貫性レベル、およびデータのサイズに基づき計測されています。

  • オンデマンド型キャパシティーモード

    オンデマンド型キャパシティーモードでは、読み出し回数は読み出し要求単位 (RRU) により、また、書き込み回数は書き込み要求単位 (WRU) により、その回数を計測します。各 RRU は、最大 4 KB の十分な読み出しキャパシティーを、LOCAL_QUORUM の一貫性で提供します。LOCAL_ONE の一貫性を選択している場合は、請求額が読み出し RRU の半分になります。各 WRU は、行ごとに最大 1 KB の十分な書き込みキャパシティーを、LOCAL_QUORUM の一貫性で提供します。仮に、3 KB のデータを行に書き込む場合は、3 個の WRU が必要になります。また、行から 10 KB のデータを読み出す場合には、LOCAL_QUORUM の一貫性では 3 個の RRU が、LOCAL_ONE では 1.5 個の RRU が必要です。クエリが複数の行を返す場合は、返されたデータの集計サイズに基づいて課金されます。例えば、クエリが 4 行を返し、各行に 2 KB (合計 8 KB) のデータがある場合、LOCAL_QUORUM の一貫性では 2 個の RRU が、LOCAL_ONE の一貫性では 1 個の RRU が課金されます。

  • プロビジョンド型キャパシティーモード

    プロビジョンド型キャパシティーモードでは、読み出し回数は読み出しキャパシティーユニット (RCU) により、また、書き込み回数は書き込みキャパシティーユニット (WCU) により、その回数を計測します。各 RCU は、毎秒最大 4 KB の十分な読み出しキャパシティーを、LOCAL_QUORUM の一貫性で提供します。LOCAL_ONE の一貫性を選択している場合は、請求額が読み出し RCU の半分になります。各 WCU は、行ごとに毎秒最大 1 KB の十分な書き込みキャパシティーを、LOCAL_QUORUM の一貫性で提供します。仮に、1 つの行に対し毎秒 3 KB のデータを書き込む場合は、3 個の WCU が必要です。また、行から毎秒 10 KB のデータを読み出す場合は、LOCAL_QUORUM の一貫性では 3 個の RCU が、LOCAL_ONE では 1.5 個の RCU が必要です。 クエリが複数の行を返す場合は、返されたデータの集計サイズに基づいて課金されます。例えば、クエリが 4 行を返し、各行に 2 KB (合計 8 KB) のデータがある場合、LOCAL_QUORUM の一貫性では 2 個の RCU が、LOCAL_ONE の一貫性では 1 個の RCU が課金されます。

ストレージ

Amazon Keyspaces では、あらかじめストレージをプロビジョニングする必要はありません。Amazon Keyspaces は、請求対象となるテーブルのサイズを継続的に監視して、ストレージ料金を決定します。

バックアップと復元

Amazon Keyspaces は、偶発的な書き込みや削除からテーブルを保護するために、ポイントインタイムリカバリ (PITR) を備えた継続的なバックアップを提供します。PITR を有効化すると、Amazon Keyspaces が秒単位の精度で自動的にデータをバックアップします。また、テーブルデータを過去 35 日間の特定の時点の状態に復元することができます。 

ポイントインタイムリカバリ (PITR)

Amazon Keyspaces は、PITR が有効になっている各 Amazon Keyspaces テーブルのサイズに基づいて PITR に請求を行います。Amazon Keyspaces では、PITR が有効なテーブルのサイズが毎月継続的にモニタリングされ、バックアップ料金が決定されます。課金は、各テーブルの PITR が無効になるまで続きます。 

テーブルの復元

継続的バックアップからのテーブルの復元は、リクエストごとに復元されたデータの合計サイズに基づいて請求されます。 

データ転送

データ転送の「イン」および「アウト」は、Amazon Keyspaces への受信と Keyspaces からの転送を指します。Amazon Keyspaces では、インバウンドのデータ転送は課金されません。また、このサービスでは、同じ AWS リージョン内にある Amazon Keyspaces 同士や AWS の他のサービスに対するデータ転送にも課金されません (0.00 USD/GB)。AWS リージョン間でのデータ転送、たとえば、米国東部 (バージニア北部) リージョンにある Amazon Keyspaces と、欧州 (アイルランド) リージョンにある Amazon EC2 間での転送については、その転送の両側で課金されます。AWS 無料利用枠には、AWS GovCloud (米国) リージョンにあるものを除いたすべての AWS のサービスでの、毎月合計 1 GB までのデータ転送 (出力) が無料で含まれています。500 TB/月を超えるデータを転送する場合は、こちらまでお問い合わせください

AWS PrivateLink を使用して、データがパブリックインターネットにさらされることを防ぐことで、クラウドベースのアプリケーションで共有されるデータのセキュリティを簡素化できます。AWS PrivateLink は Amazon のネットワークで、VPC、AWS のサービス、オンプレミスアプリケーション間のセキュアなプライベート接続を提供します。AWS PrivateLink を使用することで、異なるアカウントにかけたサービスと VPC を簡単に接続し、ネットワークアーキテクチャを大幅に簡素化できます。AWS PrivateLink で使用する VPC エンドポイントのコストは、Amazon Keyspaces データ転送の料金に含まれていません。

詳細は AWS PrivateLink の料金を参照してください。

AWS 無料利用枠

Amazon Keyspaces は AWS 無料利用枠に含まれているので、無料で開始できます。最初の 3 か月間は、毎月 3,000 万のオンデマンド書き込み要求単位、3,000 万のオンデマンド読み出し要求単位、および 1 GB のストレージ無料利用枠が提供されます (支払いアカウントごとに 1 つの無料利用枠に制限)。無料利用枠は、初めて Amazon Keyspaces リソースを作成した最初の月から開始されます。

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