Amazon RDS for MariaDB
数回のクリックによって、クラウドでリレーショナルデータベースを設定、運用、スケールできます。
MariaDB は、MySQL のデベロッパーが作成した人気の高いオープンソースのリレーショナルデータベースです。Amazon RDS では、クラウド内で MariaDB のデプロイを簡単に設定、運用、スケールすることができます。Amazon RDS を使用すると、コスト効率が良く、サイズ変更が可能なハードウェア容量で、スケーラブルな MariaDB クラウドデータベースを数分でデプロイすることができます。
Amazon RDS を使用してバックアップ、ソフトウェアのパッチ適用、モニタリング、スケーリング、およびレプリケーションなどの時間を要するデータベース管理タスクを管理することで、お客様はアプリケーション開発に集中することが可能です。
Amazon RDS は、MariaDB Server バージョン 10.2、10.3、10.4、10.5、および 10.6 に対応しています。つまり、現在お使いのコード、アプリケーション、ツールを Amazon RDS でそのまま使用することが可能です。

利点
簡単でマネージド型のデプロイ
AWS マネジメントコンソールで数回クリックするのみで、本番環境ですぐに使える MariaDB データベースを数分で起動して接続します。Amazon RDS for MariaDB のデータベースインスタンスは事前に設定され、選択したサーバータイプに合わせてパラメータと設定が決められています。データベースパラメータグループでは、MariaDB データベースの詳細な管理と微調整が可能です。
高速で予測可能なストレージ
Amazon RDS では、MariaDB データベース向けに SSD バックドストレージオプションが 2 つあります。汎用ストレージは、小規模または中規模のワークロード向けでコスト効率の良いストレージです。高パフォーマンスの OLTP アプリケーション用として、プロビジョンド IOPS は 1 秒あたり最大 80,000 IO の一定のパフォーマンスを実現します。ストレージに対する要求が増大した場合、オンザフライ方式によって追加ストレージをゼロダウンタイムでプロビジョニングすることもできます。
バックアップと復旧
高可用性とリードレプリカ
Amazon RDS マルチ AZ 配置は、MariaDB データベースの可用性と持続性を高め、プロダクションデータベースのワークロードに最適です。Amazon RDS リードレプリカを使用すると、読み取り頻度の高いデータベースワークロードに対して、1 つのデータベースインスタンスの容量制限を超えたスケールアウトを伸縮自在に簡単な方法で実行できます。
モニタリングとメトリクス
Amazon RDS では、データベースインスタンスの Amazon CloudWatch メトリクスが追加料金なしで提供されます。また、Amazon RDS の拡張モニタリングでは、CPU、メモリ、ファイルシステム、ディスク I/O の 50 を超えるメトリクスを使用できます。コンピューティング、メモリ、ストレージ容量の使用率、I/O アクティビティ、インスタンス接続などの主要なオペレーションメトリクスは、AWS マネジメントコンソールで確認できます。
隔離とセキュリティ
マネージドサービスとして、Amazon RDS では MariaDB データベースに対する高度なセキュリティを実現しています。このようなセキュリティには、Amazon Virtual Private Cloud (VPC) によるネットワーク分離、AWS Key Management Service (KMS) を利用して作成および制御されるキーを使用した保管時の暗号化、SSL による転送データの暗号化が含まれます。