投稿日: Nov 9, 2020

Amazon S3 レプリケーションで詳細なメトリクスと通知の提供が開始され、バケット間のオブジェクトレプリケーションのステータスをモニタリングできるようになりました。S3 マネジメントコンソールまたは Amazon CloudWatch を使用して、ソースバケットとレプリケーション先バケット間の保留中のデータ量 (バイト単位)、保留中のオペレーション、レプリケーションのレイテンシーを追跡することで、レプリケーションの進行状況をモニタリングできます。また、レプリケーションの失敗通知を受信するように S3 イベント通知を設定すると、設定上の問題をすばやく診断して修正することもできます。S3 レプリケーションメトリクスおよび通知により、レプリケーションの進行状況を綿密にモニタリングすることができます。以前は、S3 レプリケーションメトリクスおよび通知は S3 レプリケーション時間制御 (S3 RTC) で利用できました。現在では、すべてのレプリケーションルールで S3 レプリケーションメトリクスおよび通知が利用できるようになりました。

S3 レプリケーションのメトリクスと通知を使用すると、同じ AWS リージョンに、または異なる AWS リージョン間でレプリケートするときに、ルールレベルごとのメトリクスを追跡できます。Amazon SNS、AWS Lambda 用 Amazon SQS を使用して、S3 障害イベント通知を設定し、レプリケーションルールの設定ミスや権限の問題が発生した時にすぐに特定できます。レプリケーションルールを作成するときに、各レプリケーションルールに S3 レプリケーションメトリクスと通知を有効にするオプションがあります。S3 マネジメントコンソール、SDK、API、または AWS CloudFormation を使用して、S3 レプリケーションのメトリクスと通知を有効にできます。

S3 レプリケーションのメトリクスと通知は、AWS GovCloud (米国) リージョン、Sinnet が運営する AWS 中国 (北京) リージョン、NWCD が運営する AWS 中国 (寧夏) リージョンなど、すべての AWS リージョンで追加費用なしで利用できます。料金情報については、Amazon Cloudwatch の料金ページをご覧ください。S3 レプリケーションのメトリクスと通知の詳細については、ドキュメントS3 レプリケーション機能ページ、または S3 レプリケーションのよくある質問をご覧ください。