Amazon Web Services ブログ

【全資料まとめ&開催報告】Amplify Meetup #01

みなさんこんにちは!アマゾンウェブサービスジャパン株式会社 ソリューションアーキテクトの木村公哉(@kimyan_udon2)です。梅雨が明けて、気づけばお盆も明けた今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

7月31日に「Amplify Meetup #01」を開催しました。「Amplify Meetup」はAWS AmplifyのユーザーとAWS Amplifyに興味のあるエンジニアのみなさんでLTなどを通して盛り上がるコミュニティーイベントです。今回初めて開催しましたので、開催報告と合わせて「Amplify Meetupとは?」という点についてもご紹介いたします。

AWS Amplify

「Amplify Meetup」とは?

「Amplify Meetup」はAWS Amplifyに興味のあるすべてのエンジニアのためのコミュニティイベントです。また「AWS Amplify」はセキュアでスケーラブルなモバイル・ウェブアプリを構築するための開発プラットフォームです。

Amplify Meetupを通してAWS Amplifyの知見を共有して、日本語の情報を増やしていきましょう!今後Amplify MeetupではAWS Amplifyに関する情報交換と、AWS Amplifyの日本コミュニティを盛り上げることができるような、様々なイベントを開催予定です。

記念すべき第1回目のおしながき

記念すべき第1回目は、AmplifyユーザーによるオンラインLT会でした!Amplifyを本番環境で利用されているユーザーの方々に、Amplifyの良さ、運用のコツ、工夫したところなどについてざっくばらんにLTしていただきました。

Twitterハッシュタグ「#AWSAmplifyJP」からピックアップしたQ&Aタイムなどを通して、登壇者とインタラクティブにやりとりできる時間もあるなど、終始盛り上がっておりました!当日の盛り上がりは、ぜひ「#AWSAmplifyJP」をチェックしてみてください!

さて、第1回目は以下のような内容で開催しました!ご参加叶わなかった方も、こちらの資料やTwitterのハッシュタグなどで雰囲気を感じてみてください。

LTのご紹介


Amplifyで実現した開発期間15日の路面電車乗務員勤務管理システムのフィールドテスト事例について」時田 明典 さん(KDDI株式会社)

KDDIさんの「KDDI DIGITAL GATE」と呼ばれる、お客様と共に新しいビジネス・サービスを生み出すための開発拠点ではPoCにAWS Amplifyをご利用頂いているとのことでした。今回はその事例として、広島電鉄様の「路面電車乗務員勤務管理サービス」での取り組みについてLTしていただきました。Amplify Meetup #01 時田さんのLTスライド

3週間でプロトタイピングを開発できたという話だけでなく、「Amplifyを使って楽ができた分、オリジナリティーのあるコア機能として、iOSアプリのGPS測位のみで各駅への到着時刻を高精度に取得する機能を実装できた」と仰っていた点は印象的でした。このように、Amplifyを活用してビジネスの本質的な部分に集中して頂けると、大変うれしいです!


Amplify Consoleのビルド通知をSlackで受け取るためにやったこと」荻野 陽太 さん(株式会社JustInCaseTechnologies)

Amplify Consoleをご活用頂いているJustInCaseTechnologiesさんで、Amplify Consoleのビルド通知を工夫してSlackに通知しようと試行錯誤された際のお話を具体的な方法も交えてLTしていただきました。

Amplify Console のビルド通知をSlackで受け取るためにやったこと

荻野さんのLTのように、いろいろとサービスを組み合わせ試行錯誤できるのもAWS、そしてAWS Amplifyのおもしろさですよね。とはいえ、Slackへの通知機能がAmplify Consoleに実装されていた方がより便利かと思いますので、この機能がほしい方はぜひこのPull Requestに+1をお願いします。


痒いところに手が届くAmplify」吉田 祐樹(アマゾンウェブサービスジャパン株式会社)

AWS吉田からは、Amplify CLIをよりセキュアに利用するためのtipsや最近の機能アップデートなどについてご紹介しました。Tipsでは、IAMロールとMFAでよりセキュアにAmplify CLIからバックエンドのデプロイを行うといういぶし銀なデモもあり、より実践的にAWS Amplifyを活用できる資料になっています。

痒いところに手が届くAmplify


Amplify 山あり、谷あり奮闘記」山本 準 さん(ナイル株式会社)

オンプレミス環境からのAWS移行、サーバーレス化を経て、第3構成として生産性と品質の向上を目指してAWS Amplifyを導入された際の奮闘記をLTしていただきました。Amplify Framework(AmplifyライブラリとAmplify UIコンポーネント、Amplify CLIのOSSツールチェーンの総称)をフル活用して実装されているだけでなく、複数の環境にデプロイできる機能やAmplify ConsoleのCI/CD機能などの、Amplifyのチームワークフローを支える機能を余すところなくご活用されています。

Amplify山あり_谷あり奮闘記.pdf

幅広く導入時に考慮された点だけでなく、それを解決するためのポイントもお話されており、これからAWS Amplifyを本番環境で活用される方にとって、とても参考になるのではないのでしょうか?また、私の大好きなAWSサポートのお話があったのも個人的には激アツでした。


AmplifyのAPI機能を使う際のTips」Taewoo Kim(キムテウ) さん(クラスメソッド株式会社)

Developers.IOで多くのAmplifyの記事を書いてくださっているキムテウさんから、様々なTipsをまとめてLTしていただきました。このLTの内容についてはもちろんブログに掲載されております!

Amplify Meetup #01

LTの中で特に印象的だったのが、Amplifyを使う理由に以下の3つを挙げられている点でした。

  • 楽しいから
  • バックエンド側の実装も便利だし、フロント側の実装も楽になるから
  • ビジネスアイディアを具体化した初期MVPを爆速で実装できるから!

そして、一番最後の点には「個人的にはこの理由が一番大事だと思います」とあり、とても共感しました。Amplifyの「本質的な作業に集中できる」という点は、Amplifyが皆さんに愛されている理由でもあります。


わたしがAWS Amplifyを使い続ける理由。」資延 香里 さん(アビームコンサルティング株式会社)

AmplifyとAWS Managed Blockchainを使ってPoCをされた際の体験を通して、Amplifyを使って良かったこと、苦労したことなどをLTしていただきました。自己紹介スライドがおしゃれでファシリテーターの塚田さんが動揺する場面もあったりなど、とても印象的なLTでした。

Amplify Meetup #01 わたしが AWS Amplify を使い続ける理由。

このLTには、みなさんがAmplifyをご利用されると感じることがたくさん詰まっており、LTを通して「Amplifyを使って何かを作る」という追体験ができました。また、スライドの最後にあった「Amplifyをみんなで育てる」という言葉には、Amplify Meetupを通してAmplifyを育てたいと考えていた運営チームにもこみあげるものがありました。


さいごに

LTのご紹介では簡単にLTの紹介と私の感想を書きましたが、ぜひ各登壇者のスライドをご覧いただければと思います。こんなにアツいイベントにできたのは、ひとえに参加者と登壇者の皆様のおかげです。皆様本当にありがとうございました!

また、Amplify Meetupは次回も開催予定ですので、ぜひ皆様ふるってご参加ください。Connpassグループ「Amplify Meetup」のメンバーになっておくと、イベント通知を受け取ることができます!そして「ぜひ登壇したい!」という方も随時募集しておりますので、ぜひ、下記の運営チームやお近くのAWSスタッフにお声がけください。これからも皆さんと共にAmplifyを育てていきたいです!みなさんもAmplifyポーズで、Let’s Amplify!

Amplifyポーズ!

運営メンバーのご紹介

じゃが山先生

永山 大輔(じゃが) @jagaimogmog

普段はStartup Solutions ArchitectとしてStartupのお客様の技術支援を担当。AWS AmplifyとChime SDKがお気に入り。
 
 

 

吉田さん

吉田 祐樹 @yshd

Application Development Consultantとしてアジャイルやクラウドネイティブアプリ開発の支援をしています。明日楽をするために今頑張るのがモットー。
 
 

 

塚田さん(チューリップ)

塚田 朗弘 @akitsukada

Startup Solutions Architect。AWS Amplify が好き。
 
 
 

 

本寺さん

本寺 広海 @moaible

AWS Amplifyとウサギが好きなApp Devコンサルタントです。
 
 

 

執筆者

木村

木村 公哉 @kimyan_udon2

香川県出身のソリューションアーキテクトです。普段はISV/SaaSなお客様の技術支援を担当しています。好きなサービスはAWS AmplifyとAWS Lambda、Amazon Kinesisです。好きな食べ物はうどんです。最近プロポーズしました。