VMware Cloud on AWS の比較的小規模な本番構成の参考例とその概算料金をご紹介します
この構成例のクラウドレベル:
基礎編
入門編:該当するユースケースの知識が全くない方が対象
基礎編:該当するユースケースの入門知識がある方が対象
応用編:該当するユースケースにある程度精通している方が対象
この構成例で解決できる課題・困りごと:
- VMware Cloud on AWS を本番環境で利用し、SLA が提供される2ホスト以上の構成を組みたい。
- クイックにスモールスタートで利用するため、クラウド側へのアクセスはインターネット経由で接続したい。
この構成例の概算料金:
13,073 ドル (月額)
この構成例のメリット:
- VMware Cloud on AWS を利用する際には 2 ホスト以上の構成から SLA が提供されるため、本番利用を想定する場合には 2 ホスト構成が最小構成となります。
- VMware Cloud on AWS は、VMware と AWS の両社が共同開発したクラウドサービスで、AWS が提供する 200 を超えるサービスのうちの1 つです。Amazon EC2 ベアメタルインスタンス、つまり物理サーバーをお客様占有で利用し、その上で VMware vSphere、vSAN、NSX で構成する Software-Defined Data Center (SDDC) を VMware による保守サポート付きのマネージドサービスとして提供します。
- VMware Cloud on AWS を利用することで、オンプレミスの VMware 仮想環境の運用ノウハウをそのまま活用できるため、クラウド移行後にも運用管理にかかるコストと負担を大幅に削減できます。
この構成例で使用したサービスと概算料金内訳:
サービス | 項目 | 数量 | 単価 | 料金 (USD) |
VMware Cloud on AWS (3 年サブスクリプション/月払い *1) | i4i.metal ホスト | 1 (ヶ月) * 2 (ホスト) = 2 (ホスト/月) | 6,479.48 USD/ホスト・月 *2 | 12,958.96 |
データ転送料 - オンプレミスから AWS へ(イン) | 1,000 GB | 0.00 USD/GB | 0 | |
データ転送料 - AWS からオンプレミスへ(アウト) | 1,000 GB | 0.114 USD/GB | 114 |
月額合計料金 *3:13,072.96 (USD)
※ 2024 年 02 月時点での試算です。
- 2024 年 02 月時点での、東京リージョンでの価格を想定しています。
- 1 ヶ月を 730 時間として計算しています。
- VMware Cloud on AWS i4i.metal の本番利用時における最小構成 (2 ホスト) を試算の前提としています。
- 今回の例では、VMware 仮想マシンにはオープンソースソフトウェア (OSS) の利用を想定しております。商用 OS あるいは 商用 DB を利用する場合には、ライセンスを持ち込み (BYOL) もしくは別途購入いただく必要があります。
- 今回の例では、お客様環境 (オンプレミス) から VMware Cloud on AWS へのアクセスは簡易的にパブリックインターネット経由を想定しており、AWS からオンプレミスに対して発生する通信量は必要最小限であると仮定しています。ネットワーク接続にかかる費用として、EC2 オンデマンド料金ページで説明されているデータ転送料金が発生します。
- お客様環境 (オンプレミス) から VMware Cloud on AWS 環境へのネットワーク接続について、よりセキュアな通信が必要な場合は VPN 経由での接続、あるいは低遅延なパフォーマンスが必要な場合には AWS Direct Connect (専用ネットワーク接続) を選択することも可能です。VMware Cloud on AWS とのネットワーク接続パターンについては次の AWS 公式ブログもご参考ください。
*1 *2 今回の例では、VMware Cloud on AWS I4i インスタンス の 3 年サブスクリプション (Standard Subscription) の「月払い (Monthly)」を選択しております。
- 1 年サブスクリプション、3 年サブスクリプションでのご契約に加えて、オンデマンド (時間課金) 利用も可能です。
- サブスクリプション契約の場合は、オンデマンド利用よりも割引された価格で提供されます。
- サブスクリプション契約の際の支払い方式は「一括前払い (Upfront) 」と「月払い (Monthly)」のどちらかを選択可能であり、「一括前払い (Upfront) 」の方がより割引率が高くなります。 (今回は月額コスト算定の都合上「月払い (Monthly)」を選択しておりますが、さらなるコスト低減を考える際には「一括前払い (Upfront) 」をご検討ください。)
*3 ご参考までに、集約する仮想マシン台数ごとの平均月額コストは次のようになります。
- 100 VMs を収容する場合: 1 VM あたり月額 約 $131
- 200 VMs を収容する場合: 1 VM あたり月額 約 $65
この AWS サービスに関する参考情報
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