Amazon Elastic File System

スケーラブルで伸縮自在、かつクラウドネイティブな NFS ファイルシステムを 0.08USD/GB-月で*

Amazon Elastic File System (Amazon EFS) は、AWS クラウドサービスおよびオンプレミスリソースで使用するための、シンプルでスケーラブル、かつ伸縮自在な完全マネージド型の NFS ファイルシステムを提供します。アプリケーションを中断することなくペタバイト規模にオンデマンドでスケールするよう設計されており、ファイルの追加および削除に合わせて自動で拡大および縮小されるため、拡張に合わせて容量をプロビジョニングおよび管理する必要がなくなります。

Amazon EFS では、2 つのストレージクラスを提供しています。標準ストレージクラスと低頻度アクセスストレージクラス (EFS IA) です。EFS IA は、毎日アクセスしないファイルに対して最適化されたコスト効率の費用対効果の高いパフォーマンスを提供します。ファイルシステムで EFS ライフサイクル管理を有効にするだけで、選択したライフサイクルポリシーに従ってアクセスしないファイルは、自動的かつ透過的に EFS IA に移されます。EFS IA ストレージクラスの費用は 0.025 USD/GB-月* です。

ワークロードパターンは異なりますが、通常ファイルの 80% はアクセスの頻度が低く (EFS IA に適している)、積極的に使用しているのは 20% であるため (EFS 標準に適している)、ストレージコストは実質的に 0.08 USD/GB-月* になります。Amazon EFS は、共通のファイルシステム名前空間の両方のストレージクラスからファイルを透過的に提供します。

Amazon EFS は何千もの Amazon EC2 インスタンスに対して大規模な並列共有アクセスを提供するように設計されており、アプリケーションが一貫した低レイテンシーで高レベルの集約スループットと IOPS を実現できるようにします。

Amazon EFS は、ホームディレクトリからビジネスに不可欠なアプリケーションまで、幅広いユースケースをサポートするのに適しています。お客様は、EFS を使用して、既存のエンタープライズアプリケーションを AWS クラウドに移行することができます。その他のユースケースには、ビッグデータ分析、ウェブサービスとコンテンツ管理、アプリケーションの開発とテスト、メディアとエンターテインメントワークフロー、データベースのバックアップ、コンテナストレージが含まれます。

Amazon EFS は、耐久性と可用性を高めるために複数のアベイラビリティーゾーン (AZ) に分散されるデータを保存するリージョナルサービスです。Amazon EC2 インスタンスは、AZ、リージョン、VPC にかけてファイルシステムにアクセスでき、また、オンプレミスサーバーは AWS Direct Connect あるいは AWS VPN を介してアクセスできます。

* 米国東部 (バージニア北部) リージョンの料金は、EFS IA のストレージの 80% を想定しています
Amazon Elastic File System (Amazon EFS) の概要 (日本語字幕) (1:24)

クラウドファイルストレージの詳細と、他のクラウドストレージソリューションとの比較方法について説明します。

クラウドストレージのオプションは、インターネット経由でデータを保存、アクセス、および共有するためのシンプルでスケーラブルな手段を提供します。ここでは、Amazon EFS を他の AWS クラウドストレージ提供タイプと比較し、いつ Amazon EFS を選択すれば良いかの判断材料とします。

利点

POSIX 準拠の共有型ファイルストレージ

Amazon EFS は、NFSv4 プロトコル経由で従来のファイルアクセス許可モデル、ファイルロック性能と階層ディレクトリ構造を使用して、Amazon EC2 インスタンスとオンプレミスサーバーの数千の接続に安全なアクセスを同時に提供します。Amazon EC2 インスタンスは、AZ、リージョン、VPC にかけてファイルシステムにアクセスでき、また、オンプレミスサーバーは AWS Direct Connect あるいは AWS VPN を介してアクセスできます。

スケーラブルなパフォーマンス

Amazon EFS は、Linux のワークロードに必要なスループット、IOPS、および低レイテンシーを実現するように設計されています。スループットおよび IOPS はファイルシステムの拡大としてスケールし、短期間では高スループットレベルでバーストできるため、ファイルのワークロードにおける予期できないパフォーマンスのニーズをサポートします。高負荷のワークロードにおいて、Amazon EFS は 10 GB/秒 を超えるパフォーマンス、および最大で 500,000 IOPS をサポートできます。

動的伸縮自在性

Amazon EFS では、アプリケーションを中断することなく、ファイルの追加または削除に合わせてファイルシステムのストレージ容量を直ちに自動で拡張または縮小できるため、必要なときに必要に応じたストレージ容量を動的に提供します。ファイルシステムを作成してファイルの追加を開始するだけで、事前にストレージをプロビジョンする必要はありません。

フルマネージド型

Amazon EFS は、Linux ワークロードに共有のファイルシステムストレージを提供するフルマネージドサービスです。シンプルなインターフェイスによって、ファイルシステムの素早い作成と設定ができ、ファイルストレージインフラストラクチャの自動管理を提供することで、複雑なデプロイ、パッチやファイルシステムの基盤メンテナンスを排除します。

優れた費用対効果

Amazon EFS ストレージでは、実際に使用した分のみ料金が発生します。前もってストレージをプロビジョニングする必要がなく、最低料金や初期費用は必要ありません。EFS ライフサイクル管理を使用すると、アクセスされる頻度が低いファイルはコストを抑えるストレージクラスに自動的に移動するため、ファイルストレージコストを最大 92% 削減できます。

セキュリティとコンプライアンス

Amazon EFS では、既存のセキュリティインフラストラクチャを活用して安全にファイルへアクセスができます。POSIX アクセス許可、Amazon VPC、および AWS IAM を使用して、Amazon EFS ファイルシステムへのアクセスを制御します。保管時と伝送中のデータを暗号化して、データを保護します。Amazon EFS は、規制要件を満たすのに役立つ多くの利用資格要件およびコンプライアンス要件も満たしています。Amazon EFS の対象となるコンプライアンスプログラムのリストについては、こちらをクリックしてください。

仕組み

Amazon EFS の仕組み

ユースケース

リフト・アンド・シフトエンタープライズアプリケーション

Amazon EFS では、スケーラビリティ、伸縮性、可用性、および耐久性が実現されており、サービスとして配信されるアプリケーションおよびエンタープライズアプリケーションのファイルストアとすることが可能です。標準的なファイルシステムインターフェイス、ファイルシステムのアクセス許可、およびディレクトリ階層によって、エンタープライズアプリケーションのオンプレミスから AWS クラウドへの移行や新規構築が簡単になります。
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分析および機械学習

Amazon EFS は機械学習やビッグデータ分析のワークロードに必要な使いやすさ、スケーラビリティ、パフォーマンス、整合性を提供します。データサイエンティストは EFS を使用すると、ノートブックファイル、トレーニングデータ、モデルアーティファクトを保存するホームディレクトリで、パーソナライズされた環境を構築できます。Amazon SageMaker が EFS と統合することにより、データサイエンティストはトレーニングジョブで同じ操作を迅速に処理できます。

ウェブ配信とコンテンツ管理

Amazon EFS は、コンテンツ管理システムと、幅広いアプリケーション (ウェブサイト、オンライン出版、アーカイブなど) の情報を保存して処理するウェブ配信アプリケーションに耐久性のある高度なスループットを備えたファイルシステムを提供します。Amazon EFS は予期されるファイルシステムディレクトリ構造、ファイルの命名法やウェブ開発者が使い慣れたアクセス許可を取り入れているため、ウェブアプリケーションへの統合が簡単に実行できます。

アプリケーションのテストと開発

Amazon EFS では開発環境に一般的なストレージリポジトリを提供することで、コードや他のファイルの共有を安全で組織化された方法で行う機能を提供します。わずか数クリックで、テスト、開発および本稼働用の環境をプロビジョン、複製、スケーリングまたはアーカイブできることで、顧客のニーズに対して企業や組織がより機敏で責任ある対応ができます。Amazon EFS は、スケーラブルで高可用性を備えているため、ワークロードのテストと開発に最適なソリューションです。

メディアとエンターテインメント

動画編集、スタジオ製作、放送処理、サウンドデザインおよびレンダリングといったメディアワークフローは、多くの場合、大容量ファイルを操作するための共有ストレージに依存します。Amazon EFS は高いスループットと共有ファイルアクセスを備えた強いデータ整合性モデルを提供することで、これらのジョブにかかる時間を短縮し、複数のローカルファイルリポジトリを全ユーザー共通の単一ロケーションにまとめることができます。

データベースのバックアップ

Amazon EFS はデータベースサーバーから NFSv4 を使用して容易にマウントできる標準のファイルシステムです。これによって、ネイティブなアプリケーションツールまたはエンタープライズバックアップアプリケーションを用いたポータブルなデータベースバックアップを行うのに理想的なプラットフォームを提供します。多くの企業では、データベースのバックアップをクラウドに保存することで得られる柔軟性を、更新時の一時的な保管や、開発とテストの用途で活用しようとしています。

コンテナストレージ

Amazon EFS は、一般的なファイルリポジトリに持続性のある共有アクセスを提供するために最適なコンテナストレージです。コンテナは、すばやいプロビジョニング、簡単な移行、プロセス分離を実行できるため、マイクロサービスの構築に不可欠な部分です。毎回起動時にオリジナルのデータにアクセスする必要のあるコンテナでは、実行中のインスタンスにかかわらず接続可能な共有ファイルシステムを活用できます。

導入事例

BBC は共有ファイルストレージを使用して Red Button アプリケーションを AWS クラウドに移行

ファイル共有に Amazon EFS を使用することで、BBC はアジャイルかつコスト効率の高いソリューションを確立し、自社のオンプレミス Red Button インタラクティブ TV サービスを AWS クラウドに移行することができました。Amazon EC2、Amazon EFS、Amazon SNS、Amazon SQS、Amazon Kinesis などのサービスを利用して、時間通りに予算内でアプリケーション全体を移動できました。

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