このチュートリアルでは、Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS) を使用して非同期メッセージングをセットアップする方法について学習していきます。Amazon SQS は、アプリケーションコンポーネントのクラウド内での通信を可能にする AWS のサービスです。Amazon SQS コンソールを使用して、メッセージキューの作成と設定、メッセージの送信、メッセージの受信、受信したメッセージの削除、キューの削除を行います。
このチュートリアルで使用する AWS のサービスは AWS 無料利用枠の適用内です。
a.ここをクリックすると、AWS マネジメントコンソールが新しいブラウザウィンドウで開くため、このステップバイステップガイドを開いたままで操作できます。 画面が読み込まれたら、ユーザー名とパスワードを入力して作業を開始します。次に、検索バーに「queue」と入力し、[Simple Queue Service] を選択してコンソールを開きます。
このステップでは、Amazon SQS キューの作成と設定を行います。キューは、分散アプリケーション間またはマイクロサービス間を移動するメッセージを保存する、信頼性とスケーラビリティの高いバッファです。キューは、アプリケーションのデカップリング、マイクロサービスの接続、タスクのバッチ処理、通知の保存を行う際に使用します。
このチュートリアルのユースケースでは、e コマースアプリケーションから届いた注文の保存をシミュレーションします。
キューの作成が完了すると、新しい注文それぞれの詳細をキャプチャしたメッセージをオンラインストアから受信できるようになります。
キューにメッセージを送信すると、それを別のアプリケーションで使用し、何らかの作業を行えるようになります。この例では、メッセージを取得して注文を表示した後、それを削除します。
ベストプラクティスとして、不要になった Amazon SQS キューは削除することをお勧めします。
初めての Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS) メッセージキューを作成し、キューにメッセージを送信し、メッセージを取得および削除して、キューを削除しました。これで、Amazon SQS キューを使って、分散アプリケーションのコンポーネント間やマイクロサービス間でデータを保存および移動することができるようになりました。
Amazon Simple Queue Service を使ってメッセージを送受信する方法について学習しました。次のいずれかのオプションを選び、メッセージングスキルにさらに磨きをかけましょう。
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Capital One といったお客様が、Amazon SQS と Amazon SNS をどのように使用してアプリケーションをデカップリングおよびスケールしているかをご覧ください。