概要

IoT デバイスシミュレーターソリューションは、直感的なウェブベースのグラフィカルユーザーインターフェイス (GUI) を介して、お客様がデバイス統合をテストし、IoT バックエンドサービスのパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。このソリューションにより、お客様は、物理デバイスの設定と管理や、時間のかかるスクリプトの開発などを必要とせずに、大量のコネクテッドデバイスの作成およびシミュレーションを行うことができます。
メリット

IoT デバイスシミュレーターをすぐに利用したり、リファレンス実装として利用したり、カスタマイズ可能なシミュレーションエンジンを利用して、デバイス統合や IoT バックエンドサービスをシミュレーションデータセットでテストすることができます。
ウェブベースの GUI コンソールにより、お客様は、物理デバイスの設定と管理や、時間のかかるスクリプトの開発などを必要とせずに、大量のコネクテッドデバイスの作成およびシミュレーションを行うことができます。
シミュレーションエンジン全体で最大 1,000 のシミュレーション (仮想 IoT デバイス) を同時に実行し、最大 100 のシミュレーションを同時に作成することができます。
技術的な詳細情報

このソリューションの CloudFormation テンプレートは、次のアーキテクチャをデプロイします。このアーキテクチャには、事前構築済みの自動車モジュールが含まれており、事前定義されたデバイスタイプを使用して車両テレメトリデータのシミュレーションに使用することができます。自動車モジュールはシミュレーションされた車両テレメトリを生成するために、Powertrain のシミュレーションモデルを使用します。またMapbox のロケーション機能を活用し、シミュレートされた車両の地図を提供することもできます。
ステップ 1
Amazon CloudFront は、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) バケットからウェブインターフェイスのコンテンツを提供します。
ステップ 2
Amazon S3 バケットは、ウェブインターフェイスをホストします。
ステップ 3
Amazon Cognito のユーザープールは、API リクエストを認証します。
ステップ 4
Amazon API Gateway API は、ソリューションの API レイヤーを提供します。
ステップ 5
AWS Lambda は、ソリューションのマイクロサービスとして機能し、API リクエストをルーティングします。
ステップ 6
Amazon DynamoDB は、シミュレーションとデバイスのタイプ情報を保存します。
ステップ 7
AWS Step Functions には、デバイスをシミュレートしてメッセージを送信するための AWS Lambda シミュレーター関数が含まれています。
ステップ 8
Amazon S3 バケットには、オートモーティブデモで使用される事前定義のルートが保存されています。
ステップ 9
AWS IoT Core は、メッセージの送信先となるエンドポイントとして機能します。
ステップ 10
Amazon Location Service は、オートモーティブデモのためにオートモーティブデバイスの位置を示す地図を表示します。