投稿日: Sep 23, 2020

Amazon Relational Database Service (RDS) 向けの、AWS Graviton2 ベースデータベースインスタンスに、プレビュー版として利用可能なデータベースバージョンが追加されました。Graviton2 M6g および R6g データベースインスタンスでは、同等の現行世代の x86 ベースのデータベースインスタンスと比較して、優れたコストパフォーマンスが提供されます。これらのデータベースインスタンスは、Amazon RDS for MySQL および Amazon RDS for PostgreSQL を使用する場合に、ご利用いただけるものです。今回の更新により、RDS MySQL のバージョン 8.0.17、8.0.19、8.0.20、および RDS PostgreSQL のバージョン 12.3 と 12.4 で、Graviton2 がサポートされるようになります。Amazon Aurora および Amazon RDS for MariaDB のサポートは、近日中に開始予定です。

新しいインスタンスの起動には、Amazon RDS マネジメントコンソールまたはAWS CLI をご使用いただけます。データベースインスタンスの Graviton2 へのアップグレードには、インスタンスタイプの単純な変更が必要なだけで、手順は他のインスタンスでの変更の場合と同じです。Graviton2 でサポートされる適切なメジャーバージョン(RDS for MySQL 8.0.17 など)を、現在ご使用の場合なら、AWS マネジメントコンソールもしくは AWS CLI を通じ、まず既存のインスタンスを停止した上で、インスタンスタイプを R6g または M6g に変更することで、Graviton2 に移行していただけます。アプリケーションは通常通りに動作し続け、アプリケーションコードの移植は一切必要ありません。詳細については、ドキュメントをご参照ください。 

Amazon RDS 用の M6g と R6g データベースインスタンスが、プレビュー版として、米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド、フランクフルト)、およびアジアパシフィック (ムンバイ、シンガポール、シドニー、東京) の各リージョンで、ご利用いただけるようになりました。 

AWS で VP を務め、Distinguished Engineer でもある James Hamilton の動画で、AWS Graviton2 とオープンソースデータベースに関する解説をご覧ください。全体の料金体系と利用可能なリージョンについては、Amazon RDS の料金ページをご参照ください。機能の詳細については、テクニカルドキュメントをご参照ください。