投稿日: Nov 6, 2023
複数のコンテナが使用されているアプリケーションを、AWS Fargate を使用して Amazon Elastic Container Service (ECS) 上で実行する際、Amazon ECS のタスク定義に含まれる特定のコンテナイメージの遅延読み込みを Seekable OCI (SOCI) で指定できるようになりました。これにより、サイズが大きなコンテナイメージの SOCI を生成することで得られる利点はそのままに、タスク定義に含まれるサイズが小さいコンテナイメージの SOCI インデックスを生成する必要がなくなり、アプリケーションのデプロイとスケールアウトに要する全体的な時間が短縮されます。
これまでは、タスク定義に含まれるすべてのコンテナイメージの SOCI インデックスを生成して Amazon ECR にプッシュする必要がありました。本日からは、どのコンテナイメージを遅延読み込みさせるかを選択できるようになり、必要な SOCI インデックスのみを生成すれば済むようになりました。これは、サイズが非常に小さいメインアプリケーションコンテナとサポートサイドカーが含まれるタスクを実行するユースケースで有効です。そのようなユースケースでは、サイズが大きなアプリケーションコンテナイメージの SOCI インデックスを構築するだけで済みます。AWS Fargate では、そのようなアプリケーションコンテナの遅延読み込みがインテリジェントに行われ、他のサイドカーが優先的にダウンロードされます。
この機能は、Amazon ECS、AWS Fargate、Amazon ECR が提供されているすべてのリージョンでご利用いただけます。利用を開始するには、こちらのドキュメントをご覧ください。