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AWS 初学者向けの勉強方法 7 ステップ ! 2026 年版 !
AWS テクニカルインストラクターの杉本圭太です。
このブログは 2024 年 4 月に投稿した AWS 初学者向けの勉強方法 6 ステップ!2024 年版! を 2 年ぶりにアップデートした内容です。この 2 年間で公開された新しい情報の追記や、変更のあったリンクの最新化を行いました。
みなさんは「AWS を勉強したいんだけど何から勉強すればよいだろう。どこかに勉強方法がまとまってないかな ?」「同僚や部下に AWS の勉強を促しているけど、ちょうど良い教材とか無いかな ?」と思ったことはありますか ? もしくはみなさんの周りでそういう悩みを抱えている方はいませんか ? このブログはそういった AWS を勉強する際の悩みを抱えた AWS 初学者の方や、AWS 初学者を育成する立場にある方を対象にしています。
どのような段取りで知識を深めていけばよいのか、この勉強方法がなぜおすすめなのか、疑問点やハマりどころに直面した際にどこのサイトをチェックすればいいのかなど、納得しながら勉強を進められるように具体的な情報を含めながら 7 ステップで紹介していきます。
- ステップ 1. クラウドや AWS の概要を知るには ?
- ステップ 2. お客様の AWS 活用事例を知るには ?
- ステップ 3. AWS が提供するサービスの全体像を掴むには ?
- ステップ 4. AWS の各サービスに詳しくなるには ?
- ステップ 5. 実践的なスキルを身につけるには ?
- ステップ 6. 最新情報をキャッチアップするには ?
- ステップ 7. さらにレベルアップするには ?
紹介するサイトの量は多いですが全てを順番に完了させる必要はありません。自分に足りないところや興味あるところを確認すれば大丈夫です。また、新しいことを学ぶときに一度で完璧に覚えられる方はほとんどいません。そのため、何度もくり返しこのブログを見直していただくのがおすすめです。
それでも量が多いと感じる方は、各ステップの「★杉本イチオシ」の目印をつけている部分からまず目を通してみてください !
ステップ 1. クラウドや AWS の概要を知るには ?
最初は AWS とは何か、そしてなぜ利用されていて、ビジネスでどのような効果をもたらしているかを確認してみましょう。メリットを知ることで、「自分も AWS を使いこなせるようになるために勉強してみよう !」と感じやすいかと思います。 AWS の用語やサービスの詳細を学ぶための資料は後のステップで紹介していきますので、このステップでは概要を把握するだけでも大丈夫です。
1-1. クラウドとは – AWS
システム開発をするために必要なサーバーやネットワーク機器などを自社で保有して運用する形態をオンプレミスと呼びます。それに対して AWS はクラウドと呼ばれるサービスを提供しています。これはシステム開発者が自社でサーバーやネットワーク機器を保有せずに、必要に応じてクラウドサービス提供者のデータセンターから、インターネットを経由してサーバーリソースなどを利用できるサービスです。そもそもクラウドのメリットは何かを知りたい方はこちらを確認してみましょう。また AWS とはのページの中段では、AWS のデータセンターがどの地域にあるかを地球儀を回しながら確認できます。
1-2. AWS のクラウドが選ばれる 10 の理由 ★杉本イチオシ
AWS がお客様に選ばれる理由に関して、図や表を用いて読みやすい形式で説明されています。「必要な時に、必要な分だけ、低価格で IT リソースを調達可能」「サービスを開始してから〇〇回以上の値下げを実施」など AWS のポイントがシンプルな言葉で説明されていて、分量もちょうど良いです。
ステップ 2. お客様の AWS 活用事例を知るには ?
事例を見ると、みなさんが普段使っている様々な企業のサービスが実は AWS を利用していることを知れて単純に面白いですし、自分たちがどのように AWS を使えるかの参考にもなります。
事例は量も多いので、まずは興味があるものがあれば目を通すだけでも良いです。ただし AWS の知識がついた後にあらためてお客様事例を見るとさらに理解が深まりやすいので、この後の学習中にも適宜確認してみてください。
2-1. お客様のクラウド導入事例 ★杉本イチオシ
多種多様な業種や企業規模のお客様がどのようにクラウドを活用いただいているのかが網羅的にまとまっています。フィルター条件を適用することで、 エンタープライズなどのセグメント別、金融サービスなどの業種別、クラウド移行やサーバーレスなどのユースケース別で見ることもできます。
2-2. AWS Summit Japan セッション動画
AWS Summit とは AWS について学んだり、新しいつながりを築くために世界中で開催されている無料のイベントです。日本でも毎年行われていて、AWS やお客様によるセッション、ワークショップなど様々なコンテンツが用意されています。多くのセッションは動画でも公開されております。特にお客様事例セッションは、お客様のシステムにかける “熱意” が伝わってきますし、ビジネス上の課題を AWS でどのように解決していくのかのストーリーが分かりやすいです。
YouTube の再生リストとして公開されているものをいくつか挙げておきます。
ステップ 3. AWS が提供するサービスの全体像を掴むには ?
ここまでのステップで資料に目を通して、AWS が提供するサービス数の多さに驚いた方も多いかと思います。 AWS のクラウドが選ばれる 10 の理由でも記載されている通り、AWS はお客様の満足度を何よりも大事にしています。そのため AWS では 200 を超えるサービスを提供しておりますが、その 90% 以上のサービスや機能は全世界のお客様からのリクエストをもとに実装されています。
とはいえサービスが多いと初学者の方は何から始めれば良いかわからずに難しいと感じやすいはずです。そのためまずは AWS のサービス群の全体を俯瞰しながら理解していき、その後にそれぞれの詳細を調べていくのが有効です。そこでこのステップでは、AWS Skill Builder で無料で視聴できる全体像の把握に役立つデジタルトレーニングなどを紹介します。
AWS Skill Builder とは ?
AWS Skill Builder は、AWS の様々な学習コンテンツがまとまっているサービスです。無料で作成できる AWS Builder ID を用意すれば、多くの無料コンテンツを利用できます。さらに有償のプランを選択すれば、AWS 認定の模擬試験、実践的な AWS スキルを身につける様々な体験型の学習コンテンツなどが利用できます。この後のステップにも AWS Skill Builder に含まれるコンテンツを紹介しています。AWS Skill Builder の概要を知りたい方はこちらのページ、有償のプランについて知りたい方はこちらのページを確認してみてください。
3-1. Cloud for Beginners (日本語実写版)
AWS について理解するには IT の基本的な知識も必要です。そのため基本用語などを知りたい場合はこちらのデジタルコースがおすすめです。このコースではキャパシティプランニングや CIDR といった IT に関する専門用語について適宜解説しながら進行しますので、AWS に関心がある非 IT 領域の方や学生の方におすすめです。ウェブサービスや AWS クラウドがどういうものなのかといった、AWS の学習をはじめる際に前提となる知識を効率よく学ぶことができます。また、コースの後半ではいくつかの代表的な AWS サービスについてとりあげ、その概要について紹介します。もしこのコースが難しい場合は、Skill Builder の IT 基礎 (日本語実写版) コースや、IT パスポート試験、基本情報技術者試験の範囲などを併せて勉強してみてください。
3-2. AWS Cloud Practitioner Essentials (日本語実写版) ★杉本イチオシ
このコースは AWS を全体的に理解したい方を対象としている基礎レベルの内容です。日本の AWS 認定インストラクターが英語版の内容を日本語で収録しております。技術職の方に限らず、AWS に関わる営業職の方などにも把握していただくのがおすすめの内容です。
3-3. 目的別クラウド構成と料金試算例
代表的な構成とその試算例が幅広く紹介されていますので、自分たちが実現したいシステムではどのような AWS サービスを使えば良いのか、そしてどれくらいの金額になるのかの参考になります。
料金の見積りは、AWS 料金見積りツールも知っておくと役に立ちます。アクセスした後に画面の右上で言語を変更し、「見積りの作成」ボタンを押すと AWS アカウントがなくても無料でサービスとリージョンを指定した見積りが可能です。
ステップ 4. AWS の各サービスに詳しくなるには ?
これまでのステップでは、AWS 全体に関する説明をしてきました。おそらく、各サービスの概要を知るにつれ、知りたいことや疑問点などが出てくると思います。例えば、「サービス A とサービス B は似ているように見えるが違いは何なのか」「サービス C の料金体系はどうなっているのか」「サービス D の設計時の制限値などは無いのか」などが気になった場合はどうすれば良いでしょうか ?
そこで AWS の各サービスを深掘りしていくための資料がこちらです。最初から全て読むのは大変なので、必要な時に都度確認するような使い方でも大丈夫です。
4-1. AWS サービス別資料 (AWS Black Belt オンラインセミナー) ★杉本イチオシ
真っ先におすすめするのが、「AWS サービス別資料」です。サービスや機能ごとに用意されていて、要点をギュッと凝縮しつつサービス設計時の勘所が押さえられています。難しい専門用語も比喩表現を交えて分かりやすく解説されているため、気になるサービスがある場合はこちらから探して目を通してみましょう。資料の前半が基本の説明になっていることが多いので、初めのうちは前半を確認するだけでも良いかもしれません。
4-2. AWS 用語集
AWS の勉強をしていると知らない単語がどんどん出てくることもあると思います。そんな場合この用語集があることを知っていると、辞書を引くような感覚でその単語の概要を把握できるので便利です。
4-3. AWS ドキュメント
「サービス別資料」でサービスの概要を理解した後に、より詳細にサービスの仕様などを理解したい場合は「AWS ドキュメント」を参照しましょう。HTML 形式で見やすい目次が画面左に表示されるので、知りたい情報に簡単にアクセスできます。
例えば Amazon EC2 ユーザーガイド、Amazon S3 ユーザーガイドのようなサービスごとのユーザーガイドや、開発者ガイド、API リファレンス、そしてチュートリアルなどもドキュメントとして用意されています。他にもサービスエンドポイントとクォータに、サービスの使用制限などが記載されています。しかし専門的で詳細な記述も多いため、いきなりこれをスラスラと読むのは難しいかもしれません。このブログで紹介している他の情報も併せながら、徐々にこのドキュメントを元に仕様の確認や設計判断ができるように目指していただくと良いです。
4-4. よくある質問
各サービスを勉強していて疑問が出た時に最初にアクセスすると良いサイトで、多くの方が気になる質問とその回答の一覧が各サービスごとに用意されています。記載内容にはサービスの特徴などの基本的なことから使用できるオプションなどの詳細まで網羅的に含まれています。
クラウドコンピューティングコンセプトのハブでは、クラウドコンピューティング関連の用語に関して深く分かりやすく説明された記事を閲覧して検索できる場所です。例えばゼロ ETL とは何ですか ? の記事では、ゼロ ETL の概要説明だけでなく、解決する課題やメリット、そしてユースケースまで網羅的に説明されています。他にも、機械学習とは ? DevOps とは ? など、改めて正しく深く理解したい用語が出てきた際にチェックしてみましょう。生成 AI とは何ですか ? のような新しい用語の解説記事もあります。
4-6. AWS re:Post
AWS re:Post は AWS コミュニティの方々向けの Q&A サービスです。AWS に関する技術的な Q&A を検索したり、専門領域ごとのコミュニティグループに参加することができます。中でもおすすめは AWS 情報センターです。AWS 情報センターでは「〇〇というエラーを解決する方法を教えて下さい」「〇〇を設定する方法を教えて下さい」などの実装に関する Q&A が豊富に記載されていますので、サービスを実装してハマりどころに直面した時に参照しましょう。
ステップ 5. 実践的なスキルを身につけるには ?
「習うより慣れろ」という言葉があるように、手を動かすことは学習定着率を高める上で非常に有効な方法です。勉強したサービスをハンズオンなどで実際に触ってみることで、知識と実践を結びつけて理解しながらスキルとして身につけやすいです。「どのサービスが入門に適しているのか分からない」「構築する際の手順書が欲しい」「できれば簡単なものから始めたい」という方に役立つ情報を紹介します。
5-1. AWS の API を理解しよう ! 初級編 ~ API の仕組みと利用方法を理解しよう ★杉本イチオシ
AWS のハンズオンをする前にまず知っておいてほしいのが、「AWS は API で操作する」ということです。これを知っておくと、この後のハンズオンでマネジメントコンソールを使ってボタンを押した時に何が起きているのかを把握しやすくなります。また開発者の方であれば AWS CLI や AWS SDK を使う機会も出てくると思いますが、その場合も AWS の API を理解しておくのは重要です。
5-2. AWS Cloud Quest / AWS SimuLearn ★杉本イチオシ
AWS Cloud Quest と AWS SimuLearn はどちらも AWS Skill Builder にある実践的なシナリオで進める学習コンテンツです。自分で AWS アカウントを用意せずにできる AWS の演習に加えて、ゲームやシミュレーション要素が組み合わさったものです。それぞれ無料で使用できる範囲もあり、その範囲であれば実施できる演習の内容は同じです。ゲーム要素も含めて学習を楽しみたい方は AWS Cloud Quest から、手軽に演習を試したい場合は AWS SimuLearn から始めてみるのがおすすめです。
AWS Cloud Quest は 3D ロールプレイングゲームを進めながら AWS を実際に操作するミッションをクリアしていき、コレクション要素もあるため初学者でも楽しく AWS を学べます。ロール毎や課題毎に様々なサービスを利用しながらソリューションを構築していくため、AWS のどのサービスから学習を始めればよいか悩んでいる場合でもおすすめです。
初級である AWS Cloud Quest: Cloud Practitioner と AWS Cloud Quest: 生成 AI プラクティショナーは日本語版が無料で利用可能です。詳細な説明はゲームベースで学習できる AWS Cloud Quest: Cloud Practitioner が日本語で学習可能になりましたの記事をご確認ください。
AWS SimuLearn は演習ごとにコースが独立しているため、AWS Cloud Quest とは違って「この演習だけを試してみたい !」というときに気軽に立ち上げてチャレンジできます。こちらは生成 AI を搭載した仮想顧客とのチャットで課題のヒアリングやソリューション提案のプロセスを体験した後に AWS の演習を行うのが特徴です (現在、AI との対話は英語のみ)。
SimuLearn には数多くのコースが用意されているのですが、初級に位置する合計 20 コースは無料で利用可能です。これらのコースは AWS SimuLearn: Cloud Practitioner (日本語) や AWS SimuLearn: Generative AI Practitioner (日本語版) という学習プランからまとめて確認ができます。
さらに AWS を触り始めたばかりのときに心配になるのが「この進め方で本当にあってる ?」という部分ではないでしょうか。一人で進めるのが心配という方は [初級] やってみた – クラウドと AWS サービス実践 (解説動画付き) を見ながら SimuLearn を進めてみましょう。「やってみた」シリーズでは、日本人のテクニカルインストラクターによるコンセプトパート、実践パート、DIY パートの解説が含まれており、より AWS サービスの操作や仕組みについて理解を深めることができます。
5-3. AWS アカウント作成の流れ – AWS
AWS Skill Builder の Cloud Quest や SimuLearn、その他の演習は用意された AWS アカウントで進められますが、決められた手順の範囲しか操作できません。もっと自由に AWS を使ってみたいという方は、自分で AWS アカウントを作成してこの後紹介するハンズオンやワークショップを実施できます。AWS 無料利用枠もあるので有効に活用してみてください。こちらの無料利用枠の紹介記事の説明にもありますが、2025 年 7 月から始まった新しい無料利用枠では無料アカウントプランというものがあります。これは使用できるサービスに制限はありますが、プランを切り替えるまでは料金は発生しないため、リソースを削除し忘れて課金されてしまうのでは ? という不安がある方も安心して試しやすいかと思います。
AWS アカウントとルートユーザー
AWS アカウントを作成した時に設定したメールアドレスとパスワードはルートユーザーと呼び、その AWS アカウントの全ての操作権限を持ちます。そのため AWS アカウントを作成した後、ルートユーザーに多要素認証 (MFA) を設定しておきましょう。
またルートユーザーを普段使いすることは非推奨とされており、その代わり AWS アカウント内で必要な権限のみを割り当てて使用できる IAM ロールや IAM ユーザーを作成して使用するようにしましょう。IAM ロールの使用が推奨ではありますが、別の ID 管理の仕組みと連携などが必要になるため、個人の勉強用途であれば AWS Hands-on for Beginners – ハンズオンはじめの一歩: AWS アカウントの作り方 & IAM 基本のキを見て IAM ユーザーを使うのが始めやすいかもしれません。その場合 IAM ユーザーにも多要素認証 (MFA) を設定できるので実施しておきましょう。
5-4. JP Contents Hub
JP Contents Hub は AWS に関する日本語のハンズオン・ワークショップ情報を一覧化しているウェブサイトです。このウェブサイトでは日本語で手順が用意されたハンズオンを限定して掲載していますので、英語の手順だと難しいと感じる方におすすめです。トップページの左側からカテゴリ別にハンズオンを選ぶこともできますし、特定のサービス名やキーワードで検索することもできます。そしてハンズオン一覧は継続的にアップデートされます。JP Contents Hub に関する詳細な説明は AWS 日本語ハンズオンまとめ JP Contents Hub のご紹介の記事をご確認ください。
ステップ 6. 最新情報をキャッチアップするには ?
AWS のサービスは改善のサイクルが非常に早いため、サービスを使用する側も常に知識の鮮度を保つ必要があります。また、最新技術を知ることで設計の幅を広げることもできます。このステップでは各サービスの最新情報のキャッチアップに役立つ情報を紹介しますので、ブックマークしておいて定期的に確認してみてください。
6-1. Amazon Web Services ブログ (日本語) ★杉本イチオシ
このブログも掲載している Amazon Web Services ブログです。RSS 登録が可能です。AWS のサービスに関するアップデートを詳しく説明した記事など AWS 関連の様々な情報を掲載していますが、特に週刊 AWS は要チェックです ! 前の週に公開された主要なアップデートや、日本のお客様に興味を持っていただけそうなものをピックアップして紹介しているので、「ちょっと先週は忙しくて AWS の最新情報を追いきれてない…」という方の助け舟になりますし、ダイジェスト版として重宝いただけると思います。最近はアップデート量が多い生成 AI 関連の情報をまとめた「週刊生成 AI with AWS」もあります。また、関連するブログとして AWS Startup ブログ と AWS JAPAN APN ブログもありますので合わせてチェックしてみてください。
英語ではありますが AWS Blogs には、より多くの情報がありますので興味あればこちらもどうぞ。
6-2. AWS の最新情報 (日本語)
AWS の各サービスに関して、「〇〇サービスが東京リージョンで利用可能になりました」などの最新のアップデートが掲載されています。機能拡張など設計の改善に役立つ情報もありますのでチェックしましょう。なお、本サイトは RSS 登録が可能ですので、RSS リーダーのスマートフォンアプリを利用することで、更新情報を自動的に取得することもできます。
こちらも英語の What’s new with AWS には、より多くの情報が掲載されております。
6-3. builders.flash ★杉本イチオシ
デベロッパー向けのウェブマガジンで、様々なレベルの方に向けてバラエティに富んだ記事構成になっています。 AWS のアーキテクチャ図を描きたい ! でもどうすれば良いの ? などの AWS の設計や開発に関する記事だけでなく、有識者に勉強方法をインタビューするネットワークの勉強方法を聞いてみた。といった初学者向けの記事などもあります。メンバー登録することでハンズオン記事をためす際に使える無料クーポンが配布されるなど様々な特典が用意されていますので、ぜひメンバー登録をしましょう。
6-4. SNS ( X / Facebook / YouTube )
オンラインイベントの配信開始などリアルタイム性のある内容に関しては X や Facebook をフォローすると情報を追いやすくなりますし、ブログ更新やセミナーの資料公開などの通知系の内容も投稿されています。また、様々な基調講演の内容なども YouTube で随時アップされますので、こちらもチャンネル登録しておきましょう。
6-5. AWS Builder Center ★杉本イチオシ
ビルダー向けのコミュニティや AWS 製品チームへのフィードバックなどができる場をまとめたものとして 2025 年 7 月に公開されました。Topics で興味あるサービスの記事を探したり、気になる Spaces で情報を受け取ったりできます。AWS Builder ID があれば自分で情報を発信することや Wishlist で新機能や改善の要望を直接送れます。詳細は AWS Builder Center のご紹介: AWS ビルダーコミュニティの新しいホームにも記載されています。
ステップ 7. さらにレベルアップするには ?
これまでに紹介した勉強方法を実践して基礎が固まってきた方、高度な情報にアクセスしたくなった方向けの情報も最後に紹介します。
7-1. AWS Well-Architected Framework ★杉本イチオシ
クラウドの設計原則や、ベストプラクティスに沿っているかを理解するための質問、実装のガイダンスなどから構成される必読のドキュメントです。6 つの柱 (優れた運用効率、セキュリティ、信頼性、パフォーマンス効率、コストの最適化、持続可能性) に基づいています。AWS を使用する場合には最初の設計段階、そしてその後も定期的にレビューのため使用していただくことを推奨しております。最初は読むのが大変ですが、これを理解できるようになることを目指すことは良い目標になると思います。
7-2. AWS アーキテクチャセンター
エキスパートがまとめた AWS の技術リソース群を一覧できます。 ページ上部の「ライブラリ」タブに含まれる AWS ホワイトペーパーとガイドや AWS Prescriptive Guidance (AWS 規範ガイダンス) にはテクニカルガイドやリファレンスのアーキテクチャなどが記載された技術文書が集まっています。
より多くの構成例を確認したい場合は AWS リファレンスアーキテクチャ図をご確認ください。200 を超えるアーキテクチャ図が掲載されていてポイントごとに解説もありますし、カテゴリ別・業種別にフィルタリングもできます。なお、お客様とパートナー様が実装したアーキテクチャを解説する動画を視聴できる This is My Architecture もおすすめです。
7-3. AWS ソリューションライブラリ
現時点では英語のみですが、業界ごとや技術ごとなどでソリューションのガイダンスを検索できます。ガイダンスごとにアーキテクチャ図が含まれているものが多いので、自分たちの課題を解決するための参考情報として利用できます。
またソリューションライブラリのページではありませんが、The Amazon Builders’ Library では Amazon のエンジニアが実際に開発・設計・リリース・運用する方法を説明していて、設計に関する考慮事項などの生の声が記載されていて興味深いです。
7-4. ここまで紹介した以外のハンズオンやワークショップ
初級者向けのハンズオンや日本語で用意されているものをステップ 5 でご紹介しましたが、他にも複数のハンズオンがあります。AWS Builder Center の Workshop ではレベル、カテゴリ (セキュリティ、IoT など) や AWS サービス名でのフィルタができます。ちなみに、 AWS Samples や Amazon Web Services – Labs では GitHub 上に様々なワークショップのソースコード等を公開していますので、合わせてチェックしてみてください。
他にも AWS Skill Builder で有償のサブスクリプションに申し込んでいただくと、自分で AWS アカウントを用意しなくても AWS Builder Labs で様々な演習が実施できます。
7-5. AWS 認定
AWS の勉強をされている方の中でも「今すぐ業務で使う訳ではないから目標がないとなかなかやる気が出ない」とか「自分の業務で使うサービス以外を勉強するきっかけが少ない」という声もよく伺います。そこで AWS 認定を目指してみるのはどうでしょうか ? 試験も幅広く用意されており、普段業務で使わない知識を知るきっかけにもなります。広く用語を知っておけば、組織内で他のチームの方と会話する時にも相手のやろうとしてることの理解に役立つと思います。試験に合格することで Credly というサービス上で AWS 認定デジタルバッジも取得できます。
試験ごとの問題集として無料で試せる Official Practice Question Set がありますし、有償サブスクリプションの方は Official Pretest という本試験と同じ問題数の模擬試験も使えます。どれから受ければ良いかわからない場合はまず AWS Certified Cloud Practitioner、その後に AWS Certified Solutions Architect – Associate に挑戦していただくと良いです。AWS 認定試験ガイドにはそれぞれの試験の出題範囲が記載されていますので、どの試験を受けるかの選択時や学習時に役立ててください。
7-6. Microcredentials (マイクロクレデンシャル)
マイクロクレデンシャルは、実践的なスキルを証明する新しい手法として 2025 年 11 月より利用が可能になり、2026 年 4 月からは全てのコースが無料で利用できるようになっています。このコンテンツは用意された AWS 環境で発生している実践的な課題を解決することで、特定分野におけるスキルの深さを証明します。基準を満たして合格すれば AWS 認定と同様に Credly のデジタルバッジが付与されます。自分のスキルをアピールしたい方、全試験合格 (全冠) の次の目標が欲しい方は是非チャレンジしてみてください。マイクロクレデンシャルについてもっと詳しく知りたい方は [スキル証明] AWS マイクロクレデンシャル スタートガイド (日本語) をご確認ください。日本人のインストラクターがわかりやすく説明を行っています。
7-7. AWS 関連の GitHub リポジトリ
AWS では様々なツールやサンプルコードなどを GitHub で公開しています。その中でもいくつかの AWS に関連するアカウントを紹介します。
-
- Amazon Web Services
- Amazon Web Services – Labs
- こちらもツールが多く最近作成された MCP や aidlc-workflows などは現時点ではここに含まれている
- Amazon Web Services – Documentation
- いくつかのドキュメントがあるが、AWS SDK のサンプルコード (aws-doc-sdk-examples) があることを知っていると役に立つ
- AWS Samples
- 特定のユースケースやシナリオに対する AWS サービスの実践的な実装を示すサンプルコードなど
お知らせ (AWS クラスルームトレーニング)
短期間で体系的に学びたいお客様のために、AWS 認定インストラクターが実施する有償の集合研修をオンサイト、オンラインの両方の形式で提供しております。座学だけでなくハンズオンなども含めた充実した内容となっていますので、ぜひ受講をご検討ください。どのコースを受講するかお悩みの方は AWS 認定インストラクターによる有償トレーニングコースの選び方の記事を、そして有償トレーニングならではの価値を確認するために AWS 有償トレーニングのメリットってなんだろうの記事を参考にしてください。
まとめ
冒頭にもお伝えしましたが、新しいことを学ぶときに一度で完璧に覚えられる方はほとんどいませんので、何度もくり返すことが重要です。早速今日から AWS の学習を始めてみましょう !