Amazon EC2 Auto Scaling の特徴

需要が高くなると新しい Amazon EC2 インスタンスがシームレスかつ自動的に作成され、需要が低くなると不要な Amazon EC2 インスタンスが自動的に削除されるためコストを節約できます。

Amazon CloudWatch メトリクスに基づいて動的にスケールすることも、定義したスケジュールに従って予測どおりにスケールすることもできます。Amazon CloudWatch アラームを使用して Amazon EC2 Auto Scaling のアクションを開始したときや、EC2 Auto Scaling によってアクションが完了したときに、Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) を介して通知を受信します。

Amazon EC2 フリートの管理方法を自動化することが、アプリケーションの可用性を維持するのに役立つ場合があります。Amazon EC2 Auto Scaling では、不具合のあるインスタンスまたは到達できないインスタンスを自動的に交換し、アプリケーションの高可用性を維持します。EC2 インスタンスのフリート管理を自動化するために、EC2 Auto Scaling では実行中のインスタンスの状態をモニタリングし、障害が発生しているインスタンスを自動的に交換し、キャパシティーをアベイラビリティーゾーン全体に分散させます。詳細はこちらをご覧ください。

予測スケーリングでは、定期的なスパイクなどの今後のトラフィックを予想し、予想される変動に先立って適切な数の EC2 インスタンスをプロビジョニングします。予測スケーリングでは、機械学習アルゴリズムによって毎日および毎週の変動パターンが検出され、予測が自動的に調整されます。Auto Scaling のパラメータを長期的に手動で調整する必要がなく、Auto Scaling の設定や使用がさらにシンプルになります。予測スケーリングによって Auto Scaling が強化されたことで、キャパシティーをさらに高速、シンプル、正確にプロビジョニングできるようになりました。これはコスト削減とアプリケーション応答性の向上に役立ちます。

Amazon EC2 Auto Scaling では、サイズ、パフォーマンス、コストの最適化を行うために、さまざまな購入オプション、アベイラビリティーゾーン (AZ)、インスタンスファミリーを単一のアプリケーション内で組み合わせてインスタンスをプロビジョニングしたり、自動スケーリングさせたりできます。また、オンデマンドや RI に加えてスポットインスタンスも単一の Auto Scaling グループ (ASG) に含めることができるため、コンピューティングコストを最大 90% 削減できます。ブログを読む »

Amazon EC2 サービスにサインアップしていれば、既に Amazon EC2 Auto Scaling に利用登録済みです。API やコマンドラインインターフェイスからこの機能を使い始めることができます。