オンデマンドのインスタンス料金
オンデマンドインスタンスでは、長期間の契約や初期費用がなく、時間単位でインスタンスに対する料金が発生します。これにより、データベースのキャパシティーを事前にプランニングしたり、購入したりするコストや手間が省けます。オンデマンドの料金設定のため使用した分のみ料金が発生し、開発、テスト、その他の短期ワークロードに最適です。
インスタンス料金は読み込み/書き込みのワークロードに使用されるプライマリインスタンスと、読み込みをスケールし、フェイルオーバーを向上する Amazon Neptune レプリカの両方に適用されます。Neptune はマルチ AZ アーキテクチャーを採用し、停止状態が発生した場合にはレプリカのひとつにフェイルオーバーします。マルチ AZ 配置のコストは、プライマリインスタンスのコストにそれぞれの Amazon Naptune レプリカのコストを加えたものです。可用性を最大化するために、少なくとも 1 つのレプリカをプライマリインスタンスとは異なるアベイラビリティーゾーンに配置することをお勧めします。
T3 の CPU クレジット
Amazon Neptune の T3 DB インスタンスを無制限モードで実行すると、ローリング期間 24 時間での平均 CPU 使用率がインスタンスのベースラインを超えた場合に追加料金が発生します。CPU クレジットは vCPU 時間あたり 0.15 USD で課金されます。T3 インスタンスの CPU クレジット料金は、すべてのリージョンで同じ金額が適用されます。
データベースストレージおよび IO
Amazon Neptune データベースが消費するストレージには GB/月単位で課金され、消費する IO には 100 万件のリクエストごとに課金されます。料金は Neptune データベースが消費したストレージおよび IO の分のみ発生し、事前にプロビジョニングする必要はありません。
別途記載がない限り、表示される料金には付加価値税、売上税など、一切の税金等および関税は含まれません。日本の居住者であるお客様が AWS をご利用になった場合には、料金と併せて別途消費税をご請求させていただきます。詳細。
バックアップストレージ
Amazon Neptune のバックアップストレージは、自動化されたデータベースバックアップや、お客様が作成したデータベースクラスタースナップショットに関連付けられるストレージです。バックアップ保持期間の延長やデータベースクラスタースナップショット数の増加により、消費されるバックアップストレージは増大します。
- バックアップストレージはリージョンごとに割り当てられます。バックアップストレージの合計容量は、そのリージョンのバックアップすべてに対するストレージの合計と等しくなります。
- データベーススナップショットを他のリージョンに移動すると、移動先リージョンでの割り当て済みバックアップストレージは増加します。
- 各 Neptune データベースクラスターの Neptune データベースストレージ合計の 100% を超えるまで、バックアップストレージに対する追加料金は発生しません。バックアップ保持期間が 1 日で、保持期間を超えたスナップショットがない場合は、バックアップストレージに対する追加料金もかかりません。
- データベースクラスターの削除後に保存するバックアップストレージ、およびスナップショットには、上記の料金がかかります。
データ転送
以下の料金は、Amazon Neptune の「受信 (イン) 」と「送信 (アウト) 」で転送されるデータを基にしています。
別途記載がない限り、表示される料金には VAT、売上税など、一切の税金等および関税は含まれません。日本の居住者であるお客様が AWS をご利用になった場合には、料金と併せて別途消費税をご請求させていただきます。詳細。
- Amazon Neptune と Amazon EC2 インスタンス間のデータ転送は、同一アベイラビリティーゾーン内であれば無料です。
- マルチ AZ 配置のレプリケーションを目的とするアベイラビリティーゾーン間のデータ転送は無料です。
- Amazon Neptune データベースインスタンスが VPC の外部にある場合: Amazon EC2 インスタンスと Amazon Neptune データベースインスタンスの間でデータ転送を行うときに、これらのインスタンスが同一リージョン内のそれぞれ異なるアベイラビリティーゾーン内にある場合は、Amazon Neptune データベースインスタンスが送受信するトラフィックについてはデータ転送料金は発生しません。データ転送料金が発生するのは Amazon EC2 インスタンスが送受信するトラフィックに対してのみであり、標準の Amazon EC2 リージョンデータ転送料金 (送受信ともに 0.01 USD/GB) が適用されます。
- Amazon Neptune データベースインスタンスが VPC の内部にある場合: Amazon EC2 インスタンスと Amazon Neptune データベースインスタンスの間でデータ転送を行うときに、これらのインスタンスが同一リージョン内のそれぞれ異なるアベイラビリティーゾーン内にある場合は、Amazon EC2 リージョンデータ転送料金が送信と受信の両方で発生します。
Amazon Neptune Workbench
以下は、Ready 状態で実行する ml.t3.medium のインスタンス時間の料金です。
リージョン | インスタンスタイプ | 時間あたりの料金 |
---|---|---|
米国東部 (バージニア北部) | ml.t3.medium | 0.06 USD |
米国東部 (オハイオ) | ml.t3.medium | 0.06 USD |
米国西部 (オレゴン) | ml.t3.medium | 0.06 USD |
カナダ (モントリオール) | ml.t3.medium |
0.07 USD |
欧州 (アイルランド) | ml.t3.medium |
0.06 USD |
欧州 (フランクフルト) | ml.t3.medium |
0.07 USD |
欧州 (ロンドン) | ml.t3.medium |
0.07 USD |
欧州 (ストックホルム) | ml.t3.medium |
0.06 USD |
アジアパシフィック (ソウル) | ml.t3.medium |
0.07 USD |
アジアパシフィック (シドニー) | ml.t3.medium |
0.07 USD |
アジアパシフィック (東京) | ml.t3.medium |
0.08 USD |
アジアパシフィック (ムンバイ) | ml.t3.medium | 0.06 USD |
アジアパシフィック (シンガポール) | ml.t3.medium |
0.07 USD |
中東 (バーレーン) | ml.t3.medium |
0.07 USD |
欧州 (パリ) | ml.t3.medium | 0.066 USD |
料金例
お使いの Neptune データベースが米国東部 (バージニア北部) で db.r4.large インスタンス (オンデマンド) 上にあって、100 GB のバックアップと共に 50 GB のデータを保存し、毎月 2 億件の I/O を実行し、データ転送受信 (イン) が毎月 50 GB、データ転送送信 (アウト) が毎月 10 GB とします。
- db.r4.large インスタンスのオンデマンド料金は 0.348 USD/時なので、このインスタンスに対する毎月の料金は 250.56 USD (0.348 USD * 24 * 30) となります。
- ストレージ料金は 0.10 USD/月ですので、50 GB のストレージに対しては、毎月 (30 日間) の料金は 5 USD (0.10 USD * 50) となります。最初の 50GB のバックアップストレージには追加料金は発生しません。残りの 50GB のバックアップストレージの料金は 1.05 USD (0.021 USD * 50) となります。
- I/O 料金は 100 万件のリクエスト毎に 0.20 USD ですので、毎月 2 億件の I/O に対する料金は 40 USD (0.20 USD * 200) となります。
- Neptune データベースへのデータ転送受信 (イン) には料金は発生しません。データ転送送信 (アウト) には最大 1 GB/月まで追加料金は発生しません。データ転送送信 (アウト) に対する次の 9.999 TB/ 月に対する料金は毎月 0.12 USD/GB です。
- データ転送送信 (アウト) に対する料金は 1.08 USD (0.12 USD*9) です。
この例での Neptune に対する総月額料金は 297.69 USD (インスタンスに 250.56 USD + ストレージに 5.00 USD + バックアップストレージに 1.05 USD + I/O に 40.00 USD + データ転送送信 (アウト) に 1.08 USD) となります。
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