Q: Amazon Simple Email Service(Amazon SES)とは何ですか?

Amazon Simple Email Service (Amazon SES) は、企業や開発者のための、非常にスケーラブルで、コスト効率のよい E メールサービスです。Amazon SES により、社内でEメールソリューションを構築したり、こうした種類のEメールコミュニケーションのサードパーティのEメールサービスをライセンス、インストール、または操作したりする複雑性とコストを排除できます。加えて、このサービスは他の AWS のサービスと統合されているため、AWS でホストされているアプリケーションから簡単にEメールを送信することができます。Amazon SES では、長期契約や最低料金、交渉は必要ありません。企業では無料利用枠を利用でき、それを超える場合は E メールの送受信数に基づいたわずかな料金とデータ転送料をお支払いいただくだけです。

Q: Amazon SES はどのようなユーザーに適していますか?

独自のソリューションを構築したり、サードパーティ製ソフトウェアのライセンス契約、インストール、および操作を行うことなく、信頼性が高く、スケーラブルかつ安価な方法で E メールを送受信する必要があるすべての企業および開発者の方です。


Q: Amazon SES を使用すると、どのような種類の E メールを送信できますか?

お客様が送信する E メールは、受信者が受け取りに同意し、該当する法律や規制、および AWS カスタマーアグリーメントAWS 適正利用規約を含む)に準拠した内容である必要があります。 Amazon SES により、マーチャンダイジング、サブスクリプション、トランザクション、および通知メールメッセージを確実に送信することができます。

Q: Amazon SES で信頼性の高い E メール配信を確保する方法はどのようなものですか?

メールの配信性能を高めるため、Amazon SES では、コンテンツのフィルタリングテクノロジーを使用して企業から発信される E メールのメッセージをスキャンします。これは、コンテンツが ISP の基準を満たしていることを確認するのに役立ちます。 企業がお客様とのメール通信の品質をさらに向上させることができるよう、Amazon SES では、バウンス、苦情、および配信の通知を含む組み込みのフィードバックループを利用できます。

Q: Amazon SES のユーザーがスパムを送信するのをどのように防ぐのですか?

Amazon SES では、社内におけるコンテンツのフィルタリングテクノロジーで E メールコンテンツをスキャンし、スパムやマルウェアを確認します。例外的なケースでは、スパムやその他の低品質な E メールを送信していると識別されたアカウントは、そのアカウントを停止する場合があります。また、AWS が適当と思われるその他の措置を講じる可能性もあります。 マルウェアが検出された場合、Amazon SES ではこれらの E メールを送信しません。

Q: Amazon SES を使用するには、Amazon EC2 や他の AWS サービスに登録する必要がありますか?

Amazon SES のユーザーは、他の AWS サービスに登録する必要はありません。そのアプリケーションが自分のデータセンターで実行しているものであっても、Amazon EC2 上であっても、またはクライアントのソフトウェアソリューションとして実行されていても、インターネットにアクセスできるアプリケーションであれば Amazon SES を使用してEメールを送信することができます。

Q: Amazon SNS と Amazon SES はどのように違うのですか?

Amazon SES は、E メールで随意のコミュニケーションを送信する必要があるアプリケーション用です。Amazon SES は、カスタム E メールヘッダーフィールドと多数の MIME タイプをサポートしています。

これとは対照的に、Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) はメッセージング指向のアプリケーションであり、HTTP、Amazon SQS、E メールといった任意の転送プロトコルを介して、複数の受信者が緊急を要するメッセージの "プッシュ" 通知をリクエストおよび受信するものです。Amazon SNS の通知の本文は、UTF-8 文字列の8,192文字に制限されていて、マルチメディアのコンテンツをサポートするためのものではありません。

Q: Amazon SES の使用はどのように開始できますか?

Amazon SES を使用する方法は簡単で、手順は次のとおりです。

  1. サインアップ: AWS にサインアップすれば、開発者によるサービスのテストと評価のために特別に設計された環境である Amazon SES サンドボックスにアクセスできます。
  2. ドメインまたは E メールアドレスを確認: Amazon SES を使用して E メールを送信する前に、E メールを発信するドメインまたは E メールアドレスの所有者がお客様であることを確認する必要があります。確認プロセスを開始するには、Amazon SES コンソールにアクセスしてください。
  3. テスト E メールを送信: Amazon SES コンソール、SMTP インターフェイス、または API を使用して、確認した E メールアドレスまたはドメインにテスト E メールを送信できます。
  4. 送信制限の引き上げの申し込み: Amazon SES を使用して本番の E メールを送信する準備ができたら、送信制限の引き上げを申し込み、アカウントをサンドボックス環境から移動できます。申し込みに要するのはほんの数分で、通常 24 時間以内に応答が送信されます。
  5. 本番の E メールを送信: SMTP または Amazon SES API のいずれかを使用して、配信する E メールメッセージをキューに入れることができます。
  6. フィードバック取得: Amazon SES では、送信アクティビティに関する有用な統計情報を提供しています。簡単な API クエリで、または Amazon SES コンソールにアクセスして、送信量、バウンスおよび苦情などの重要な統計情報をすばやく取得することができます。

Amazon SES を使用した E メールのセットアップの詳細については、Amazon SES 開発者ガイドをご覧ください。

Q: Amazon SES のテストと評価を終了した後、何をする必要がありますか?

Amazon SES を使用して E メールを送信する準備ができたら、サポートセンターで Amazon SES の送信制限の引き上げをリクエストできます。許可された場合、この引き上げによってアカウントはサンドボックス環境から外れるので、お客様への E メールの送信を開始できます。この後は受取人の E メールアドレスまたは受取人のドメインを確認する必要もなく、より多くの E メールを送信することができます。

送信制限の引き上げをリクエストするには、サポートセンターで簡単なリクエストフォームにご記入ください。通常 24 時間以内にリクエストに応答いたします。

Q: Amazon SES を使用するためには、逆引き DNS レコードを設定する必要がありますか?

Amazon SES ユーザーはそれを行う必要はありません。Amazon Web Services は、Amazon SES が使用する IP アドレスを管理し、これらのアドレスに対して逆引き DNS レコードを提供します。

Q: Amazon EC2 でホストされている自分自身のメールサーバーを使用して E メールを送信しています。代わりに Amazon SES の使用を開始する必要がありますか?

Amazon SES は、現在お客様が持っている Amazon EC2 ベースのソリューションには影響を与えません。既存のソリューションを引き続き使用することも、Amazon SES を使用することも、または両方を同時に使用することもできます。

Q: Amazon SES は、SMTP エンドポイントを提供していますか?

はい。Amazon SES は、SMTP 経由でEメール送信できるアプリケーションとのシームレスな統合のためにフル機能の SMTP インターフェイスを提供します。アプリケーションからこの SMTP インターフェイスに直接接続することができます。または、SMTP リレーとしてこのインターフェイスを使用するように既存のEメールサーバーを設定することができます。

Amazon SES SMTP インターフェイスに接続するには、SMTP 証明書を作成する必要があります。認証情報を作成するには、Amazon SES コンソールに移動し、SMTP リンクをクリックします

Q: Amazon SES SMTP インターフェイスはどのように使用すればよいのですか?

Amazon SES SMTP インターフェイスを使用するのに必要なのは、お客様の SMTP ユーザー名とパスワード、SMTP エンドポイント名、およびポート番号だけです。この情報を使用して、他の SMTP リレーと同じ方法で、Amazon SES SMTP インターフェイスに接続することができます。

例えば、既存のパッケージソフトウェアに統合して、Amazon SES 経由でEメールを送信できるようにすることができます。SMTP をサポートするプログラミング言語を使用して、アプリケーションにEメール送信機能を追加することができます。Sendmail、Postfix、Exim のような一般的なメール転送エージェント(MTA)で Amazon SES 送信を統合することができます。コマンドラインから SMTP インターフェイスに接続し、SMTP コマンドを直接送信することもできます。

SMTP インターフェイスの詳細については、Amazon SES 開発者ガイドをご覧ください。

Q: どのような E メール送信の API オペレーションが使用可能ですか?

SMTP 送信のサポートに加えて、Amazon SES は以下の API を提供しています: SendEmail および SendRawEmail。これら 2 つの API は、実際の E メールメッセージを作成する際に、さまざまなレベルのコントロールを提供します。両 API は、Eメール送信においては同程度の信頼性と性能を提供します。

  • SendEmail API では、ユーザーは送信元アドレス、宛先アドレス、メッセージの件名、メッセージ本体のみを提供するだけで済みます。この API を呼び出す際は、Eメールを受信するクライアントのソフトウェア用に最適化できるよう、Amazon SES が適切にフォーマットされたマルチパート MIME のEメールメッセージを自動的に構築し、送信します。
  • SendRawEmail API は高度なユーザー用で、ヘッダーや MIME パーツ、およびコンテンツの種類を指定し、独自の生のEメールメッセージをフォーマットし送信できる柔軟性があります。

Q: バルクメールを送信するために Amazon SES を使うことはできますか?

はい。送信したい各Eメールで、SendEmail または SendRawEmail API を単純に繰り返して呼び出します。Amazon EC2、Amazon Elastic MapReduce、または自分のサーバー上で実行しているソフトウェアで、お客様のビジネスに最適なかたちでどのようにでもバルクメールを作成して、Amazon SES を介して送信することができます。すでに独自のバルクメールのソフトウェアを使用している場合は、Amazon SES を介して配信できるように簡単にそれを更新できます。直接 Amazon SES を呼び出すようにソフトウェアを変更するか、または上記のように Amazon SES の SMTP リレーを介してEメールを配信するよう再構成するだけです。

Q: Amazon SES では、添付ファイル付きの E メールを送ることができますか?

はい。Amazon SES は、ドキュメント、画像、音声、動画など、よく利用されるコンテンツ形式の多くをサポートしています。

SMTP をサポートしているEメールクライアントを使用して、添付ファイル付きEメールを送信することができます。Amazon SES を介して送信メールを送信するようにクライアントを設定すると、メッセージを送信する前に、クライアントが適切な ​​MIME パーツおよびEメールヘッダを作成します。これらはすべて、ユーザーの介入なしで、クライアントで自動的に行われます。

また、添付ファイル付きEメールをプログラム的に送信することもできます。Eメールに添付ファイルを含めるには、新しいマルチパートのEメールメッセージを作成します。このメッセージに、MIME エンコードコンテンツと一緒に、適切な​​ Content-Type ヘッダーを含む MIME 部分を含めます。次に、Content-Disposition ヘッダーを使用して、コンテンツをインラインで表示するか、添付ファイルとして扱うかどうかを指定します。

一旦メッセージが作成されたら、SendRawEmail API を使用して送信できます。AWS Software Development Kits(SDK)、または Python 用の boto などのサードパーティのライブラリを使用することもできます。

Amazon SES のファイル添付料金の詳細については、Amazon SES 料金表を参照してください。

Q: Amazon SES では、どのように E メールの文字エンコーディングをコントロールできますか?

SMTP プロトコルは、すべてのデータが7ビット ASCII フォーマットで送信されることを要求します。Amazon SES SMTP インタフェースで異なる文字エンコーディングを使用したい場合は、SMTP エンドポイントに送信する前に、件名と本文に希望のエンコーディングを適用し、そしてそれらを有効な7ビット ASCII メッセージに変換する必要があります。

SendEmail API では、UTF-8 で件名と本文を入力でき、それらはオプションのエンコーディングパラメータを介して指定したフォーマットにトランスコードされます。そして送信前に、着信コンテンツは適切な encoded-word シンタクスと content-transfer-encoding ヘッダーの7ビット ASCII に自動的に変換されます。SendRawEmail API では、それぞれのリクエストを送信する前に、件名と本文に希望のエンコーディングを適用し、それらを有効な7ビット ASCII メッセージに変換する必要があります。

Q: 不正なフォーマットの E メールメッセージを送信しようとしたり、その他の理由で許可されていない E メールを送ろうとした場合はどうなりますか?

Amazon SES がお客様のメッセージを配信することができないと判断した場合には、配信の失敗として理由付きでエラーが戻されます。稀なケースですが、お客様のリクエストを受け入れた後で Amazon SES がEメールの問題を検出することもあります。このような場合には、そのEメールは対応するエラーコードと理由付きで、バウンスとしてお客様に返されます。

Q: Amazon SES は Sender Policy Framework(SPF)をサポートしていますか?

はい。ユースケースに応じて、SPF レコードを発行する必要の有無が異なります。SPF を使用した Domain-based Message Authentication、Reporting and Conformance (DMARC) を遵守する必要がない場合、Amazon SES ではデフォルトで Amazon SES 所有の MAIL FROM ドメインから E メールを送信するため、SPF 認証に成功するために SPF レコードを発行する必要がありません。SPF を使用した DMARC を遵守したい場合、独自の MAIL FROM ドメインを使用し、SPF レコードを発行するために、Amazon SES をセットアップする必要があります。

Q: Amazon SES はドメインキーアイデンティファイドメール(DKIM)をサポートしていますか?

はい。Amazon SES では、Easy DKIM が設定済みで有効化されている場合、発信メッセージに自動的に DKIM 署名が付加されます。必要であれば、お客様自身でメールに DKIM 署名を付加することもできます。デリバリー性能を最大化するには、署名しないほうがよい DKIM ヘッダーもいくつかあります。詳細については、Amazon SES での手動の DKIM 署名をご覧ください。

Q: Amazon SES からの E メールは DMARC を遵守していますか?

はい。Amazon SES では、SPF、DKIM、または両方を通して、ユーザーの E メールは DMARC を遵守できます。

Q: Amazon SES では、暗号化された接続でのメール送信に Transport Layer Security(TLS)を使用していますか?

はい。受信メールサーバーが STARTTLS 拡張機能をアドバタイズしている場合、Amazon SES は接続を TLS 接続にアップグレードしようと試みます。アップグレードに失敗した場合は、平文に戻します。

Q: Amazon SES でのメール送信に使用される TLS バージョンは何ですか?

Amazon SES は TLS v1 のみをサポートしています。

Q: 実際の受信者に E メールを送信しなくても、Amazon SES のレスポンスをテストできますか?

はい。Amazon SES Mailbox Simulator を利用すると、送信レートや一般的なメールレスポンス(バウンスやクレームなど)を簡単に、実際の受信者に送信しなくてもテストできます。Mailbox Simulator にメールを送信しても、バウンスやクレームメトリクスに影響がおよぶことはなく、送信量上限にもカウントされません。

Amazon SES Mailbox Simulator の詳細については、Amazon SES 開発者ガイドをご覧ください。 

Q: Amazon SES E メールの送信に専用の IP アドレスを予約できますか?

はい。専用 IP は追加料金でご利用いただけます。専用 IP を申し込むには、サポートセンターで SES Sending Limits Increase Case を開き、[Use Case Description] フィールドで専用 IP を希望する旨を明記してください。専用 IP がお客様のユースケースに適切かどうかの判断については、Amazon SES 開発者ガイドを参照してください。詳細については、Amazon SES 料金表を参照してください。

Q: Amazon SES を使用して送った E メールが到着するまでにどのくらいの時間がかかりますか?

一般的に Amazon SES では、各リクエストが行われてから数秒内で E メールがインターネットに送信されます。しかし、さまざまな要因のため、また不確実であるというインターネットの性質上、メールがいつ到着するか、あるいはどの経路を通って宛先に達するのかを正確に予測することはできません。例えば、「メールボックスがいっぱい」という状況のため、ISP が受取人にメールを配信できない場合があります。そのような場合、Amazon は、一定の時間メッセージの再送を試行します。「メールボックスが存在しない」などの永続的なエラーの場合、Amazon SES は配信を試行せず、ハードバウンス通知を送信します。配信通知を設定すれば、Amazon SES がメールを受取人のメールサーバーに配信することに成功した時点で、通知が送られるようになります。配信の問題のトラブルシューティングについては、Amazaon SES 開発者ガイドを参照してください。

Q: Amazon SES は E メールが受信されることを保証しますか?

Amazon SES では、世界中の ISP のガイドラインを密接に監視し、正当で良質のEメールを受信者の受信トレイに確実に届けられるようにしています。しかし、Amazon SES も他のEメール送信サービスも、Eメールが受信されることの保証はできません。ISP 側で Eメールメッセージが消失することや、受信者から知らされていたメールアドレスが間違っていることもあります。また、受信者が特定の送信者からのメール受信を拒否している場合は、メールが ISP 側で拒否されるか、特に通知せずに削除されることがあります。

Q: AWS Software Development Kits には Amazon SES のサポートが含まれていますか?

はい。Android 用、iOS 用、Java 用、.NET 用、Node.js 用、Python 用、PHP 用 AWS Software Development Kit(SDK)を使用して、Amazon SES API にアクセスできます。シンプルな API の呼び出しで E メールが送信できるよう、これらの SDK で簡単にアプリケーションで E メールを使用可能にできます。

Q: Amazon SES へのリクエストはどのように行えばよいのですか?

Amazon SES は、HTTPS を介したクエリリクエストを受け付けています。これらのリクエストには、GET や POST などの動詞およびアクションが実行されたことを示すアクションという名前のパラメータが使用されます。セキュリティ上の理由から、Amazon SES は、HTTP リクエストをサポートしていません。HTTPS を使用する必要があります。

Q: E メールからテキスト配信まで、Amazon SES を使用することができますか?

はい。例えば、携帯電話に関連付けられたEメールアドレスを知っている場合、Amazon SES を使用して SMS ゲートウェイにEメールメッセージを送信すれば、メッセージが電話機に送信されます。

Q: Amazon SES を使用して、自分の既存のアプリケーションからメールを送信することはできますか?

はい。Amazon SES 開発者ガイドに、Eメールトランスポートとして Amazon SES を使用できるようにするには一般的なメール転送エージェント(MTA)をどのように設定するかの手順が掲載されています。これらの指示に従えば、既存の SMTP クライアントソフトウェアで使用するための専用の SMTP リレーを作成することができます。これには、コンテンツ管理やデータベース管理システムなど、お客様が書いたすべてのソフトウェア、または SMTP をサポートしているすべてのサードパーティ製ソフトウェアが含まれます。

Q: Amazon SES では、バウンス、苦情、および配信の通知はどのように送られてきますか?

Amazon SES では、設定により、バウンスや苦情の通知がメールで転送されるか、Amazon SNS トピックに送信されます。配信の通知は、Amazon SES でメールが受信者のメールサーバーに正常に配信されるとトリガーされ、必ず Amazon SNS を通して送信されます。

Q: Amazon SES では、バウンス、苦情、および配信の通知はどこから送信されますか?

配信の通知は、Amazon SNS を通して送信されます。バウンスや苦情は、メール、Amazon SNS、または両方を通して送信されるよう、設定できます。バウンスや苦情の通知をメールで受け取るよう設定されている場合に、Amazon SES からバウンスや苦情の通知を送信するときのロジックは次のとおりです。

SMTP インターフェイスを使用してメッセージを送信した場合、SMTP で必須の MAIL FROM コマンドに指定されたアドレスに通知が送信されます。このアドレスは、SMTP DATA に指定されている Return-Path ヘッダーよりも優先されます。

SendEmail API アクションを使用してメッセージを送信した場合、次のように処理されます。

  • SendEmail のオプションの ReturnPath パラメータを指定した場合、その指定したアドレスに通知が送信されます。
  • 指定していない場合、SendEmail で必須の Source パラメータに指定されたアドレスに通知が送信されます。このパラメータによって、メッセージの From: ヘッダーが設定されます。

SendRawEmail API アクションを使用してメッセージを送信した場合、次のように処理されます。

  • SendRawEmail のオプションの Source パラメータを指定した場合、そのアドレスに通知が送信されます。このアドレスは、生のメッセージに指定されている Return-Path ヘッダーよりも優先されます。
  • 指定していない場合、生のメッセージに Return-Path ヘッダーが指定されていた場合、そのアドレスに通知が送信されます。

その他の場合、raw メッセージの From: ヘッダーに指定されたアドレスに通知が送信されます。

Q: バウンスやクレームを受けた場合、どうするべきですか?

受信したそれぞれのバウンスやクレームのメールまたは Amazon SNS JSON オブジェクトを分析して、原因を特定する必要があります。バウンスは、通常、存在しない受信者に送信することが原因です。苦情は、受信者がメッセージの受信を希望しないことを示す際に生じます。いずれの場合も、そのEメールアドレスには今後Eメールを送信しないことをお勧めします。

Q: Amazon SNS を使用してバウンス、苦情、および配信の通知を受け取る場合に、追加費用は発生しますか?

Amazon SNS をバウンス、苦情、および配信の通知に使用するときは、Amazon SNS の通常の料金が発生します。無料利用枠および料金の詳細については、Amazon SNS 料金表を参照してください。

Q: バウンス、苦情、および配信はいつ通知されますか?

ISP からバウンスまたは苦情が Amazon SES に送信されると、通常はその通知が数秒以内に Amazon SNS またはメール経由で送信者に転送されます。ただし、バウンスや苦情の通知が受取人の ISP から送信されるまでに、ある程度の時間がかかることもあります。この時間の長さは、数秒から数週間以上までさまざまですが、ISP がどれだけ早く通知を送信するかによります。 配信の通知は、Amazon SES が受信者のメールサーバーにメールを配信するとすぐに発行されます。ほとんどの場合、Amazon SES を通じたメールは数秒以内に送信されますが、それより長くかかる場合もあります

Q: 他の Amazon SES ユーザーによって引き起こされたバウンスやクレームによって、私は何か影響を受けますか?

たとえ他の Amazon SES ユーザーがバウンスや苦情の原因となった場合でも、お客様のEメール送信能力には変化はないはずです。

ただし、1つ例外があります。Amazon SES では、最近いずれかの Amazon SES 顧客のハードバウンスの原因となった受取人の E メールアドレスのサプレッションリストを保持します。サプレッションリストに登録されているアドレスに Amazon SES 経由で E メールを送信しようとした場合、Amazon SES の呼び出しは成功しますが、Amazon SES は、この E メールを送信せず、代わりにハードバウンスとして扱います。ハードバウンスと同じく、サプレッションリストのバウンスは送信クォータやバウンス率にカウントされます。E メールアドレスは、サプレッションリストに最大 14 日まで残ります。 詳細については、Amazon SES 開発者ガイドをご覧ください。

Q: Amazon SES サプレッションリスト内の受取人のアドレスが確かに有効であることが分かっている場合、どうすればよいですか?

Amazon SES コンソールを使用して、サプレッションリストからの削除依頼を送信できます。

Q: E メールの送信先に関して制限はありますか?

AWS カスタマーアグリーメントAWS 適正利用規約を含む)に説明されているように、各ユーザーには該当する法律および規制に準拠する責任があります。また各ユーザーには、受信者が受信を希望し、受信することが期待される E メールのみを送信する責任があります。スパムやその他の望まれない低品質な E メールを送信していると識別されたアカウントは、AWS がアカウントを停止する場合があります。また、AWS が適当と思われるその他の措置を講じる可能性もあります。

Q: どんな送信元のメールアドレスからでも E メールを送ることができますか?

はい。Amazon SES を使用して送信する E メールメッセージには任意の "From" アドレスを指定できますが、フィッシングを防止するには、送信元の各 E メールアドレスまたはドメインについて、お客様が所有権とコントロールを所持していることを示す必要があります。そうしないと、E メールの配信が受け付けられません。E メールアドレスおよびドメインの所有権とコントロールを確認するには、Amazon SES コンソールまたは Amazon SES API を使用します。アドレスの確認とドメインの確認の詳細については、Amazon SES Developer Guide をご参照ください。

合計で最大 10,000 の E メールアドレスとドメイン (組み合わせは任意) を確認できます。

Q: Amazon SES では、E メールのサイズに制限はありますか?

Amazon SES では、最大10MB のEメールメッセージを送ることができます。これには、メッセージの一部である添付ファイルも含まれます。

Q: E メールメッセージあたりの受信者数に制限はありますか?

Amazon SES は、送信するそれぞれのメッセージ当たり、最大 50 人の受信者を指定できます。言い換えれば、To:CC: Bcc: の合計受信者数が 50 を超えてはいけません。50 人以上の受信者に E メールメッセージを送信する必要がある場合は、50 人(もくしくはそれ以下)の受信者それぞれに宛てた複数のメッセージを送信する必要があります。

Q: 送信できる E メールの数に制限はありますか?

Amazon SES からのすべての送信者には、継続的に Amazon SES が計算するそれぞれの送信制限があります。

送信クォータ – 24時間当たりに送信できるEメールの最大数。

最大送信レート – Amazon SES が 1 秒あたりにアカウントから受け付ける E メールの最大数。

: Amazon SES のメッセージ受信レートはこの最大送信レートよりも少ない場合があります。

新規 Amazon SES ユーザーは Amazon SES サンドボックスで開始します。サンドボックスは、1 秒間に最大 1 通の速さで 24 時間あたり 200 通の E メールという送信クォータが設けられているテスト環境です。この制限の引き上げをリクエストするには、SES 送信制限引き上げケースをいつでも送信できます。

メッセージ数ではなく、受信者数に基づいた送信制限があります。Amazon SES コンソールを使用して、送信制限をいつでも確認できます。

注: お客様の E メールが不良または品質に問題ありとして検出された場合(例: 苦情率の高さ、高いバウンス率、スパム、または不正なコンテンツ)、Amazon SES により一時的または永久にお客様の許可送信量が減らされる可能性があります。また、AWS が適当と思われるその他の措置を講じる可能性もあります。

Q: なぜこれらの送信制限があるのですか?

これらの制限を使用して送信アクティビティをしっかり「補強」し、デリバリー性能を向上させるためです。このアプローチは、Amazon SES がお客様の特定の送信ニーズに適応するのに役立ちます。高品質の E メールを送信し続ければ、特定の使用パターンに合わせて調整され、徐々に送信制限が増加します。送信制限の引き上げが必要であると予想される場合は、いつでも SES 送信制限引き上げケースを送信できます。

Q: Amazon SES では、E メールの送信のモニタリングをどのように行えますか?

Amazon SES では、バウンス、苦情、配信、送信済みメール、拒否されたメールを主に 3 つの方法で監視できます。1 番目は、Amazon SES コンソール、Amazon SES API、または Amazon CloudWatch を使用して、AWS アカウント全体の基本的なメール送信メトリクススにアクセスするという方法です。2 番目は、メールまたは Amazon SNS によって詳細なフィードバック通知を送信するように、Amazon SES を設定するという方法です。3 番目は、Amazon SES のイベント公開を使用するという方法です。 イベントを公開すると、メールを分類し、Amazon CloudWatch または Amazon Kinesis Firehose を使用して各メールカテゴリのイベントデータを個別に収集できます。Amazon Kinesis Firehose は、Amazon RedshiftAmazon S3、または Amazon Elasticsearch Service にイベントレコードを送信するように設定できます。Amazon Elasticsearch Service を使用している場合は、Kibana を使ってイベントデータを視覚化できます。監視方法の詳細については、Amazon SES 開発者ガイドを参照してください。


Q: Amazon SES では、どのようにメールの受信を設定できますか?

まず、ドキュメントで説明されている手順に従い、ドメインを所有していることを Amazon SES で確認する必要があります。このプロセスは、Amazon SES でメール送信向けに使用されるドメイン確認プロセスと同じです。すでに Amazon SES で該当するドメインを使ってメールを送信している場合は、再度確認する必要はありません。ドメインを確認したら、次のステップとして、そのドメインに対する DNS メール交換 (MX) レコードを発行します。MX レコードは、メールの受信に使用するリージョンの Amazon SES エンドポイントを指すよう設定します。MX レコードの発行は Amazon SES を介したメールの受信には必要ありませんが、受信メールを自動的にお客様にではなく Amazon SES に転送したい場合は MX レコードを発行する必要があります。最後のステップでは、Amazon SES のコンソールまたは API を使用して受信ルールを作成します。受信ルールでは、お客様の代わりに Amazon SES で受信したメールの処理を設定します。基本的なルールでは、単純に、すべてのメールがお客様が所有する Amazon S3 バケットに書き込まれます。

Q: Amazon SES が私のメールを受信するとどうなりますか?

Amazon SES にメッセージが送信されると、アクティブな受信ルールセットが参照され、受信メッセージの受信者のいずれかと一致するルールがあるかどうかが判断されます。一致するルールがない場合、またはメールがお客様の IP アドレスブロックリストに記載された IP アドレスから送信された場合は、STMP 通信で情報が同期され、メールが拒否されます。そうでない場合、Amazon SES でメールが許可されます。Amazon SES でメールが許可されると、アクティブな受信ルールセットが評価され、メッセージに適用されるすべての受信ルールは定義された順序で適用されます。

次のステップは、受信ルールで定義したアクションによって決定されます。受信ルールで、メッセージを Amazon SES から Amazon S3 バケットに配信する、AWS Lambda 関数を使用してカスタムコードを呼び出す、または Amazon SNS に通知を発行するといった設定を行えます。また、Amazon SES を設定することで、受信したくないメッセージを削除またはバウンスすることもできます。

Q: Amazon S3 のメールにはどのようにアクセスしますか?

受信ルールでメッセージを Amazon S3 バケットに書き込むよう指定すると、Amazon SNS の通知の設定を選択できます。通知には、メッセージに関する一般的な情報と実行されるアクション、およびメッセージに対して一意のメッセージ ID が記載されます。このメッセージ ID を使用して、対応するメッセージを Amazon S3 から取得します。

Q: 受信した E メールを処理する方法にはどのようにものがありますか?

受信したメールを処理するには、以下の 2 つの方法があります。Amazon SES から Amazon SNS 通知をリッスンするアプリケーションを書くか、Amazon S3 からメールを取得して処理することができます。または、カスタムの AWS Lambda 関数を書くこともできます。AWS Lambda イベントには受信したメッセージに関するすべてのメタデータが含まれていますが、実際のメッセージのコンテンツは含まれていません。AWS Lambda 内からメッセージのコンテンツにアクセスしなければならない場合は、AWS Lambda アクションが評価される前に、まず Amazon S3 アクションを使用して Amazon S3 にメッセージを書く必要があります。AWS Lambda のアクションは、他のアクションがどのように実行されるかに影響する結果を AWS Lambda 関数が返す必要があるかどうかに応じて、同期的または非同期的に実行できます。お客様のユースケースでどうしても同期的に実行する必要がある場合以外は、非同期的な実行を使用することをお勧めします。

Q: 複数の異なる AWS アカウントで同じドメインのメールを受信できますか?

はい。複数の AWS アカウントで同じドメインのメールを受信することができます。つまり、共有ドメインに到着した E メールごとに、メッセージのコピーが別に設定された各アカウントの受信ルールによって処理されます。

Q: E メールの暗号化はどのように行えますか?

Amazon SES は AWS Key Management Service (KMS) と統合されており、任意で Amazon S3 バケットに書き込むメールを暗号化できます。お客様のアカウントでデフォルトの Amazon SES KMS マスターキーを使用して暗号化することができ、この場合、追加の設定は必要ありません。または、データキーを生成するための Amazon SES サービスプリンシパル権限を付与する新しいマスター KMS キーを設定することもできます。Amazon SES ではクライアント側の暗号化を使用しており、メールは Amazon S3 に書き込まれる前に暗号化されます。つまり、Amazon S3 からメールを取得した後に、お客様側でコンテンツを復号する必要があります。AWS Java SDKAWS Ruby SDK では、復号を処理できるクライアントを利用できます。

Q: 暗号化されていない接続により送信された受信メールはどのように処理すればよいですか?

受信ルールの設定において、Transport Layer Security (TLS) を使用していない接続から送信されたメールを Amazon SES で拒否するよう指定できます。

Q: スパムに対してどのような保護が設定されていますか?

Amazon SES では、スパムに対していくつかの保護対策が設定されています。既知のスパム送信者からのメールがシステムに侵入するのを防ぐには、ブロックリストが使用されます。Amazon SES で許可されるすべての E メールには、ウィルスとスパムのスキャンが実行されます。Amazon SES ではお客様がスパムとウィルスを判断できるようにしているため、最終的にはお客様がそのメールを信頼するかどうかを決定できます。スパムとウィルスの判断に加えて、DKIM および SPF のチェックの結果も利用できます。

Q: スパムに対して課金されますか?

SMTP 通信中に拒否されたメールには課金されないため、この時点でできるだけ多くの不要なメールを拒否することにはメリットがあります。現在、Amazon SES には、SMTP 通信中にメールを許可するかどうかを制御できるメカニズムとして 2 つの方法があります。1 つ目は、IP アドレスの許可とブロックのカスタムリストを使用する方法です。スパムの送信元である IP アドレスを IP アドレスブロックリストに追加することで、スパムの侵入を遮り、不要なメールに対して課金されるのを防ぎます。2 つ目は、受信ルールを設定する方法です。Amazon SES では、メッセージの受信者と一致するルールが少なくとも 1 つ設定されている場合以外は、メッセージが許可されません。さらに、Amazon SES では独自の IP アドレスブロックリスト (変更される可能性あり) が保守されており、ユーザーが操作しなくとも、そのリストに記載された IP アドレスからのメールがブロックされます。これらのアドレスの 1 つから配信されたメールを受信したい場合は、そのアドレスを許可リストに追加できます。

Q: Amazon SES を介して受信できるメッセージにはサイズの制限がありますか?

メッセージを Amazon S3 バケットに保存するよう選択した場合、メッセージの最大サイズ (ヘッダーを含む) は 30 MB です。Amazon SNS 通知を介してメッセージを受信するよう選択した場合、メッセージの最大サイズ (ヘッダーを含む) は 150 KB です。

Q: Amazon SES を介してメッセージを受信できるスループットの制限はありますか?

いいえ。

Q: Amazon SES には、AWS Lambda で設定されている制限以外に、AWS Lambda 関数についての制限はありますか?

はい。RequestResponse の呼び出しには 30 秒のタイムアウトがあります。


Q: Amazon SES は Amazon WorkMail とどのように統合されていますか?

Amazon WorkMail では、Amazon SES を使用してメールが送受信されます。Amazon WorkMail を設定すると、Amazon SES の構成設定に、1) Amazon WorkMail からお客様のドメインを介してメールが送信されることを許可する送信承認ポリシー、および 2) お客様のドメインの受信メールを Amazon WorkMail に配信する WorkMail のアクションが設定された受信ルール の 2 つの 項目が作成されます。これらの項目は削除しないでください。


Q: 誰が(もしいるとすれば)私の E メールのコンテンツへアクセスできますか?

当社は非常に真剣にプライバシーおよびデータ保護に取り組んでいます。Amazon SES では、社内におけるアンチスパム/アンチウイルステクノロジーで低品質のコンテンツを含むEメールメッセージをフィルタにかけ、それらが送信されるのを防ぎます。当社は、システムのトラブルシューティング、詐欺/不正行為の調査といった非常に限定された状況下でのみEメールの内容にアクセスします。また、他の Amazon SES カスタマーはお客様の E メールの内容にアクセスすることはできません。


Q: Amazon SES のコストはどれくらいですか?

支払いは実際に使用した分だけです。最低料金はありません。また、Amazon EC2 のユーザーは無料で Amazon SES を開始できます。料金が発生するのは送信されたメッセージ、添付ファイル、データ転送の分だけであり、低額です。料金、データ転送コスト、無料利用枠の詳細については、Amazon SES 料金表を参照してください。

Q: Amazon SES を利用すると、どのようにして課金され、請求されますか?

サービスの使用を始めるためのセットアップ料金はありません。月末に、当月の利用料金が課金されます。現在の請求期間の料金は、アマゾン ウェブ サービスのウェブサイトでいつでも確認できます。現在の請求期間の料金を確認するには、アマゾン ウェブ サービスのアカウントにログインして、[My Account/Console] をクリックし、[Account Activity] をクリックします。

Q: Amazon SES の使用に対する請求期間はいつ始まっていつ終わるのですか?

Amazon SES の請求サイクルは各月の初日に始まり、末日に終わります。月間料金の合計は、各月末に計算されます。

Q: Amazon SES の無料利用枠はどのように使い始めればよいのですか?

Amazon SES 無料利用枠を利用するには、Amazon EC2 内または AWS Elastic Beanstalk 内から Amazon SES を呼び出す必要があります。そうすれば、お客様の AWS 無料利用枠が請求書に反映されます。

Q: Amazon SES サンドボックスにいる場合も、Amazon SES の無料利用枠を利用することができますか?

はい。ただし、Amazon SES 無料利用枠を最大限活用するために、Amazon SES の送信制限の引き上げをリクエストすることをお勧めします。

Q: Amazon SES の使用状況はどこで追跡することができますか?

AWS アカウントアクティビティページで、使用量を追跡できます。

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