全般

Q: Amazon Simple Email Service (Amazon SES) とは何ですか?

Amazon Simple Email Service (Amazon SES) は、可用性が高く、費用対効果に優れた E メール送受信プラットフォームです。Amazon SES により、社内で E メールソリューションを構築したり、サードパーティ製 E メールソリューションのライセンス取得、インストール、運用を行ったりする煩雑さや費用が必要なくなります。

Q: Amazon SES はどのようなユーザーに適していますか?

Amazon SES は、信頼性が高く、スケーラブルかつ安価な方法で E メールを送受信する必要があるユーザーに最適です。オンライン小売業者、アプリケーション開発者、デジタルマーケティング企業など、幅広い企業で Amazon SES が使用されています。

Q: Amazon SES で E メールの送信を開始するにはどうすればよいですか?

Amazon SES を使った E メールの設定の詳細については、Amazon SES 開発者ガイドクイックスタートセクションをご覧ください。

料金と請求

Q: Amazon SES の使用にかかる費用はどれくらいですか?

Amazon SES では、実際に使用した分のみ料金が発生します。最低料金や前払い料金はありません。

送受信したメッセージ数や、送信したデータのボリュームによって支払い額が変わります。詳細については、「Amazon SES 料金表」を参照してください。

Q: Amazon SES に無料利用枠はありますか?

はい。Amazon EC2 インスタンスでホストされているアプリケーションから Amazon SES を呼び出す場合、毎月 62,000 件の E メールを無料で送信できます。この無料利用枠に有効期限はありません。

Q: Amazon SES の利用に対してはどのように請求されますか?

月末に、当月の利用料金が請求されます。請求対象期間は各月の初日から末日までです。


Q: Amazon SES の使用状況を追跡するにはどうすればよいですか?

現在の請求期間の料金は、AWS 管理コンソールの請求管理ページでいつでも確認できます。

Q: スパムメッセージを受信した場合の料金は請求されますか?

Amazon SES で E メールの受信設定をするときには、受信ルールを作成します。受信ルールでは、受信者 (または受信グループ) を定義し、E メール受信時の Amazon SES の動作を指定します。受信メッセージの宛先の少なくとも 1 つがアクティブな受信ルールにあるアドレスと一致する場合、未承諾メール (スパムメール) であっても支払う必要があります。

特定の送信者や IP アドレスからのメッセージをブロックするよう Amazon SES を設定することができます。この方法で受信メッセージをブロックすると、ブロックされたメッセージについては請求されません。

制限と規制

Q: Amazon SES サンドボックスとは何ですか?

新規ユーザーは、Amazon SES サンドボックスで Amazon SES の機能をテストできます。アカウントがサンドボックスにある場合、検証済みアイデンティティにのみ E メールを送信できます。検証済みアイデンティティとは、ユーザーが自分のものだと証明した E メールアドレスやドメインです。

また、アカウントがサンドボックスにある場合、1 日に送信できる E メールのボリュームと、1 秒間に送信できるメッセージ数が制限されます。

未検証の受信者に E メールを送信する準備が整ったら、AWS サポートセンターを通じて Amazon SES 送信制限の引き上げのリクエストを送信します。詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「Amazon SES サンドボックス外への移動」を参照してください。

Q: E メールの送信元のメールアドレスに条件はありますか?

ありません。自身が所有するアドレスやドメインから E メールを送信するときには、Amazon SES だけを使用します。

E メールアドレスやドメインを自身が所有していると証明するには、検証が必要です。AWS リージョンごとに、メールアドレスとドメインを合わせて最大 10,000 個 (内訳は問いません) 検証できます。E メールアドレスとドメインの検証の詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「Amazon SES の ID の検証」を参照してください。

Q: Amazon SES では、E メールのサイズに制限はありますか?

Amazon SES が扱える E メールメッセージのサイズは最大 10 MB です。これには、メッセージの一部である画像や添付ファイルも含まれます。

Q: 1 つの E メールメッセージで指定できる受信者の数には制限がありますか?

Amazon SES を使用して送信するそれぞれのメッセージに対して、最大 50 人の受信者を指定できます。「To:」、「CC:」、「BCC:」フィールドのすべてのアドレスがこの制限に含まれます。50 人以上の受信者に E メールメッセージを送信する場合は、受信者リストを 50 人以下のグループに分割し、各グループに分けてメッセージを送信する必要があります。

Q: 送信できる E メールの数に制限はありますか?

Amazon SES アカウントにはそれぞれ送信制限があります。制限には次のものがあります。

  • 送信クォータ – 24 時間に E メールを送信できる受信者の最大数。
  • 最大送信レート – 1 秒間に E メールを送信できる受信者の最大数。

メッセージ数ではなく、受取人数に基づいた送信制限があります。送信制限は、Amazon SES コンソールを使用して、いつでも確認できます。

注意: 送信メールの品質が低いまたは疑わしいと当社が判断する場合 (バウンス率や苦情率が高かったり、未承諾コンテンツや悪意のあるコンテンツを含む場合など)、当社はユーザーのメール送信を一時的に停止する権利を留保します。

セキュリティと暗号化

Q: Amazon のスタッフはユーザーが送受信した E メールを閲覧できますか?

当社は、自社開発のスパム対策テクノロジーを使用して、低品質のコンテンツを含むメッセージをフィルタリングしています。また、添付ファイルのあるメッセージをすべてスキャンし、ウィルスや悪意のあるコンテンツをチェックしています。こうしたプロセスは完全に自動化されており、人的な介入はありません。デリバリの問題の解決や、詐欺行為や悪用の調査など、特定の状況でのみ当社は E メールの内容にアクセスします。

Q: 受信した E メールメッセージを暗号化できますか?

Amazon SES は AWS Key Management Service (KMS) と統合されており、Amazon S3 バケットに書き込むメールを暗号化できます。Amazon SES は、クライアント側の暗号化を使用して、Amazon S3 に書き込む前に E メールを暗号化します。つまり、Amazon S3 からメールを取得した後で、お客様側でコンテンツを復号する必要があります。AWS Java SDK と AWS Ruby SDK では、復号を処理できるクライアントを利用できます。

認証、検証、構成

Q: Amazon SES を使用するために逆引き DNS レコードを設定する必要はありますか?

Amazon SES を使用するために逆引き DNS レコードを設定する必要はありません。アマゾン ウェブ サービスでは、Amazon SES が使用する IP アドレスを管理し、このアドレスに対して逆引き DNS レコードを登録します。

Q: Amazon SES は Sender Policy Framework (SPF) をサポートしていますか?

はい、Amazon SES は SPF をサポートしています。E メールの送信における Amazon SES の使用方法によっては、SPF レコードの発行が必要となる場合があります。

SPF を使用した Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance (DMARC) に準拠する必要がない場合、SPF レコードを発行する必要はありません。Amazon SES では、デフォルトで、Amazon が所有する MAIL FROM ドメインから E メールを送信するためです。

SPF を使用した DMARC に準拠する必要がある場合は、ユーザーの MAIL FROM ドメインを使用してSPF レコードを発行するようAmazon SES を設定する必要があります。

Q: Amazon SES はドメインキーアイデンティファイドメール (DKIM) をサポートしていますか?

はい、Amazon SES は DKIM をサポートしています。Easy DKIM を有効にして、設定した場合、Amazon SES では、DKIM を使用して、送信メッセージに自動的に署名が行われます。必要に応じて、手動で署名することもできます。中には、配信性能をできるだけ上げるために、署名しない方がよい DKIM ヘッダーもあります。詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「Amazon SES における手動での DKIM 署名」をご覧ください。

Q: Amazon SES からの受信メールを DMARC に準拠させることはできますか?

Amazon SES では、SPF、DKIM、またはその両方を使って、E メールを DMARC に準拠させることができます。

Q: Amazon SES で E メールを送信する場合は、Transport Layer Security (TLS) によって暗号化された接続が使用されますか?

受信メールサーバーが STARTTLS 拡張機能をアドバタイズしている場合、Amazon SES では、TLS 接続へのアップグレードが試行されます。アップグレードできない場合は、その E メールがプレーンテキストとして送信されます。

はい、Amazon SES は TLS 1.2、1.1、1.0 をサポートしています。

送信機能

Q: Amazon SES を使用して、すでに使用しているアプリケーションから E メールを送信することはできますか?

Amazon SES では、自分で開発したソフトウェアや、SMTP プロトコルでメールを送信するサードパーティ製ソフトウェアなど、すでに使用している SMTP クライアントソフトウェアで使用するためのプライベート SMTP リレーを作成できます。

詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「Amazon SES SMTP インターフェイスを使用した E メールの送信」をご覧ください。

Q: Amazon SES では、添付ファイル付きの E メールを送信できますか?

Amazon SES は、ドキュメント、画像、音声、動画など、よく利用されるコンテンツ形式の多くをサポートしています。

注意: お客様自身の安全と顧客の安全のために、Amazon SES は、お客様が送信したすべての添付ファイルをスキャンし、ウイルスやマルウェアを確認しています。

添付ファイル付きの E メールを送信するには、SMTP をサポートする E メールクライアントを使用します。Amazon SES を使って E メールを送信するようにクライアントを設定すると、メッセージが送信される前に、適切な MIME 部分と E メールヘッダーが自動的に作成されます。

また、添付ファイル付きEメールをプログラム的に送信することもできます。Eメールに添付ファイルを含めるには、新しいマルチパートのEメールメッセージを作成します。このメッセージに、MIME エンコードコンテンツと一緒に、適切な​​ Content-Type ヘッダーを含む MIME 部分を含めます。次に、Content-Disposition ヘッダーを使用して、コンテンツをインラインで表示するか、添付ファイルとして扱うかどうかを指定します。

メッセージを作成したら、SendRawEmail API を使用して送信できます。

Q: 専用の IP アドレスを使用して E メールを送信できますか?

追加の月額料金で、お客様個人でご利用いただける専用の IP アドレスをリースできます。専用 IP アドレスの詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「専用 IP アドレスのリクエストと解放」を参照してください。

Q: 特定の種類の E メールを送信する場合に、専用 IP アドレスを指定できますか?

Amazon SES アカウントで使用するために専用 IP アドレスをいくつかリースすると、専用 IP プール機能を使用して、その IP アドレスでグループ (プール) を作成できます。その後、各プールを構成セットと関連付けることができます。このようにすると、その構成セットを使用して E メールを送信した場合、その E メールは関連付けられたプール内の IP アドレスからのみ送信されるようになります。詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「専用 IP プールの作成」を参照してください。

Q: 実際の受信者にメールを送信しなくても、Amazon SES のレスポンスをテストすることはできますか?

Amazon SES のメールボックスシミュレータを使用すると、実際の受信者に E メールを送信しなくても、送信レートをテストしたり、バウンスや苦情などのイベントの処理能力をテストしたりできます。メールボックスシミュレーターに送信されるメッセージは、バウンス率や苦情率の計算に含まれず、送信クォータにも加算されません。ただし、メールボックスシミュレーターに送信される各メッセージには、実際の顧客に送信する場合と同様に課金されます。

Amazon SES メールボックスシミュレーターの詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「Amazon SES での E メール送信のテスト」をご覧ください。

Q: E メールからの SMS テキストメッセージ配信に Amazon SES を使用できますか?

多くの携帯電話事業者は、SMTP から SMS へのゲートウェイを提供しています。Amazon SES ユーザーは、このようなゲートウェイに関連付けられた E メールアドレスにテキストのみの E メールを送信できます。そのような E メールは、受信者の携帯電話に SMS メッセージとして配信されます。

ただし、SMS ゲートウェイを正常に使用するには、以下のような情報が必要です。

  • 受信者の携帯電話番号
  • 受信者の携帯電話事業者
  • 通信事業者の SMS ゲートウェイのドメイン名 (sms.carriername.com など)

SMS メッセージをマーケティングプランやコミュニケーションプランの一部として利用している場合は、Amazon Pinpointの使用をお勧めします。Amazon Pinpoint を使用して SMS メッセージを送信する場合、受信者の携帯電話番号だけで送信できます。

Q: Amazon SES ではどのように E メールの文字エンコーディングを制御できますか?

SMTP プロトコルは、すべてのデータが7ビット ASCII フォーマットで送信されることを要求します。Amazon SES SMTP インターフェイスで別の文字エンコーディングを使用する必要がある場合は、SMTP エンドポイントに送信する前に、メッセージの件名と本文にそのエンコーディングを適用し、有効な 7 ビット ASCII メッセージに変換する必要があります。

SendEmail API では、UTF-8 で件名と本文を入力できます。入力された件名と本文は、オプションのエンコーディングパラメータを使って指定した任意のフォーマットに変換されます。変換されたコンテンツは、適切な encoded-word 構文と content-transfer-encoding ヘッダーを使用した 7 ビット ASCII メッセージに自動的に変換され、それからメッセージが送信されます。SendRawEmail API では、それぞれのリクエストを送信する前に、件名と本文に希望するエンコーディングを適用してから、有効な 7 ビット ASCII メッセージに変換する必要があります。

受信機能

Q: Amazon SES で E メールを受信するよう設定するにはどうしたらよいですか?

Amazon SES で E メールの受信設定をするには、まずドメインを検証します。メール送信のためにドメインが検証済みの場合、受信用にプロセスを繰り返す必要はありません。ドメインの検証の詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「Amazon SES でのドメインの検証」を参照してください。

ドメインの検証後、ドメインの DNS 設定に Mail eXchanger (MX) レコードを発行する必要があります。このレコードは、お客様が E メールの受信に使用するその地域の Amazon SES の E メール受信エンドポイントを参照します。MX レコードの公開の詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「Amazon SES で E メールを受信するための MX レコードの発行」を参照してください。

Amazon SES の E メール受信設定では、最後に受信ルールを作成します。Amazon SES は、受信ルールに従い、お客様のドメインに送信された E メールを処理します。たとえば、Amazon S3 バケットに受信メールを送信したり、Amazon SNS を使ってお客様に通知を送信したりするように Amazon SES を設定することができます。受信ルールの作成の詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「Amazon SES で E メールを受信するための受信ルールの作成」を参照してください。

Q: Amazon SES が私のメールを受信するとどうなりますか?

Amazon SES がメッセージを受信すると、有効な受信ルールセットを参照し、ルールが受信メッセージの受信者に適用されるかどうかを判断します。一致するルールがない場合、または IP アドレスのブロックリストに記載された IP アドレスから送信されたメールの場合は、SMTP 通信でメールの受信が拒否されます。その他の場合は、メールの受信が許可されます。

そのメールを受け入れたら、Amazon SES は有効な受信ルールセットを評価します。Amazon SES は、こうしたルールを定義されている順に適用します。

Q: Amazon S3 のメールにはどのようにアクセスしますか?

Amazon S3 バケットにメッセージを書き込むよう Amazon SES に指示する受信ルールを設定する場合、Amazon SNS 通知も設定することができます。こうした通知には、メッセージに関する一般的な情報や実行されるアクションのほか、メッセージの一意の ID が記載されます。この ID を使って、Amazon SES がメッセージを送信した先の Amazon S3 バケットから該当メッセージを取得できます。

Q: 受信した E メールはどのように処理できますか?

受信メッセージの処理には 2 つの方法があります。Amazon SES から Amazon SNS 通知をリッスンするアプリケーションを作成し、Amazon S3 からメールを取得して処理します。または、カスタムの AWS Lambda 関数を書くこともできます。

AWS Lambda イベントには受信メッセージに関するすべてのメタデータが含まれていますが、メッセージの本文は含まれていません。Lambda 内からメッセージ本文を解析する必要がある場合、AWS Lambda のアクションが評価される前に、まず Amazon S3 のアクションを使用して Amazon S3 にメッセージを書き込む必要があります。

AWS Lambda のアクションは、他のアクションの実行方法に影響する結果を AWS Lambda 関数が返す必要があるかどうかに応じて、同期的または非同期的に実行できます。特定のアプリケーションで同期実行を使用する必要がない限り、非同期実行を使用することをお勧めします。

Q: 同じドメインの複数の AWS アカウントでメールを受信できますか?

同じドメイン宛てのメールを複数の AWS アカウントで受信できます。共有ドメインで受信した各 E メールについては、メッセージのコピーが各アカウントで個別に設定された受信ルールによって処理されます。

Q: Amazon SES を使って受信できるメッセージにはサイズ制限がありますか?

Amazon S3 バケットに 受信メッセージを保存する場合、ヘッダーや添付ファイルを含むメッセージの最大サイズは 30 MB です。

Amazon SNS を使ってメッセージを転送する場合のメッセージの最大サイズは、150 KB です。

Q: Amazon SES を使ったメッセージ受信のスループットの制限はありますか?

Amazon SES を使って受信する E メールには、スループットの制限がありません。

Q: 暗号化されていない接続により送信された E メールを拒否することはできますか?

Transport Layer Security (TLS) を使用せずに送信されたメッセージの受信を、Amazon SES が自動的に拒否するよう受信ルールを設定することができます。

配信性能

Q: Amazon SES は、E メールが確実に配信されるようにするうえでどのように役立ちますか?

Amazon SES では、コンテンツフィルタリング技術を使用して、送信メールがスキャンされます。このコンテンツフィルターにより、Amazon SES を使って送信されるコンテンツが確実に ISP の基準を満たすようになります。Amazon SES では、E メールの配信性能をさらに向上させるため、バウンス、苦情、配信通知といったフィードバックループを利用できます。

Q: Amazon SES では E メールの受信が保証されますか?

Amazon SES では、ISP のガイドラインを厳格にモニタリングしており、合法的で高品質の E メールが受信者の受信トレイに確実に配信されるようになります。ただし、Amazon SES に限らず他のメール送信サービスでも、個々の E メールの配信は保証していません。ISP 側で E メールメッセージが削除されたり喪失したりすることや、受信者が入力した E メールアドレスが間違っていることもあります。また、受信者が特定の送信者からの E メールの受信を拒否している場合は、E メールが ISP 側で拒否されるか、特に通知せずに削除されることがあります。

Q: Amazon SES を使用して送信された E メールが受信者の受信トレイに到着するのにかかる時間はどれくらいですか?

Amazon SES では、各リクエストが行われてから数秒以内に E メールがインターネットに配信されます。ただし、いくつかの要因のため、またインターネットの不確実な性質上、E メールの配信時期や、メッセージが宛先に到達するまでのルートを正確に予測することはできません。

例えば、一時的に "メールボックスの容量が不足している" という状況になり、ISP から受取人に E メールを配信できない場合があります。 このような場合、Amazon ではメッセージの再配信が試行されます。「メールボックスが存在しません」などのパーマネントエラーの場合、Amazon SES はメッセージを再送信せず、ユーザーはハードバウンス通知を受け取ります。E メールが Amazon SES から受取人のメールサーバーに正常に配信されるとアラートが送信されるよう、配信通知を設定できます。

 

バウンスと苦情

Q: Amazon SES では、バウンス、苦情、および配信の通知はどのように送られてきますか?

Amazon SES では、ユーザーの Amazon SES アカウントの設定により、バウンスや苦情の通知がメールで転送されるか、Amazon SNS トピックに送信されます。

配信の通知は、Amazon SES でメールが受信者のメールサーバーに正常に配信されるとトリガーされ、必ず Amazon SNS を通して送信されます。

Q.Amazon SNS を使用してバウンス、苦情、配信の通知を受信する場合、追加費用は発生しますか?

はい、Amazon SNS を使用してバウンス、苦情、配信の通知を受信する場合、追加費用が発生します。Amazon SNS の使用に関係する費用の詳細については、「料金」をご覧ください。

Q.バウンス、苦情、配信はいつ通知されますか?

バウンスまたは苦情が ISP から Amazon SES に送信されると、通常、その通知が数秒以内に Amazon SNS か E メールでお客様に転送されます。ただし、バウンスや苦情の通知が受信者の ISP から送信されるまでに、ある程度の時間がかかることもあります。この時間の長さは、ISP から通知が送信されるタイミングによって、数秒から数週間以上までさまざまです。

配信の通知は、Amazon SES から受信者のメールサーバーに E メールが配信されるとすぐにパブリッシュされます。ほとんどの場合、Amazon SES を使って送信した E メールは数秒以内に配信されますが、それより長くかかる場合もあります。

Q: Amazon SES を使用して送信した E メールのバウンス率と苦情率をモニタリングするにはどうすればよいですか?

Amazon SES には、バウンス率や苦情率に加え、メール送信機能に影響しうる要因を追跡するための評価ダッシュボードが用意されています。Amazon CloudWatch を使用してバウンス率や苦情率を追跡するダッシュボードを作成を行うこともできます。モニタリング方法の詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「Amazon SES 送信アクティビティのモニタリング」をご覧ください。

Q: メールの配信は、Amazon SES の他のユーザーに起因するバウンスや苦情の影響を受けますか?

通常、Amazon SES の他のユーザーが送信したメッセージによりバウンスや苦情が発生しても、E メールを送信する機能には影響しません。

ただし、受信者の E メールアドレスによってハードバウンスが生成された場合は異なります。受信者の E メールアドレスによってハードバウンスが生成されると、Amazon SES はそのアドレスをグローバルサプレッションリストに追加します。グローバルサプレッションリストに記載されているアドレスに E メールを送信しようとした場合、Amazon SES の呼び出しは正常に行われますが、Amazon SES からこの E メールが送信されることはなく、この E メールはハードバウンスとして処理されます。

グローバルサプレッションリストのアドレスに送信される E メールは、送信クォータとバウンス率にカウントされます。E メールアドレスは、サプレッションリストに最大 14 日まで残ります。

グローバルサプレッションリストの詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「Amazon SES と配信性能」をご覧ください。

Q: ある受信者のアドレスがグローバルサプレッションリストに追加されましたが、それは有効なアドレスであることがわかっています。そのアドレスをサプレッションリストから削除できますか?

Amazon SES コンソールを使用して、サプレッションリストからの削除リクエストを送信できます。詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「Amazon SES サプレッションリストからの E メールアドレスの削除」をご覧ください。

Q: 誤った形式の E メールメッセージを送信しようとした場合や、その他の理由で許可されていない E メールを送信しようとした場合はどうなりますか?

Amazon SES でメッセージを配信できない場合、配信できなかった原因についての情報が記載されたエラーメッセージが返信されます。稀なケースですが、お客様のリクエストを受け入れた後で Amazon SES がEメールの問題を検出することもあります。このような場合には、そのEメールは対応するエラーコードと理由付きで、バウンスとしてお客様に返されます。

スパムとウイルス

Q: Amazon SES では、受信メールがスパムではないことや、受信メールにウイルスが含まれていないことをどのように確認していますか? »

Amazon SES では、いくつかのスパム対策とウイルス対策を使用しています。まず、ブロックリストを使用して、既知のスパム発信者からのメールがシステムに配信されないようにします。また、すべての受信メールと添付ファイルに対してウイルススキャンが実行されます。Amazon SES では、スパム検出の判定を利用でき、各メッセージを信頼できるかどうかを判断できます。スパムとウイルスの判定に加えて、DKIM および SPF のチェックの結果も確認できます。

Q: Amazon SES のユーザーがスパムを送信しないよう、どのような方法で防いでいますか?

Amazon SES では、社内のコンテンツフィルタリングテクノロジーを使用して E メールコンテンツをスキャンし、スパムやマルウェアを確認します。

スパムや悪意のあるコンテンツを送信していると判断されたアカウントは、E メールの送信機能が制限または停止されます。

Amazon SES と AWS のその他のサービス

Q: Amazon SES は Amazon WorkMail とどのように統合されていますか?

Amazon WorkMail では、Amazon SES を使用してメールが送受信されます。Amazon WorkMail を設定すると、Amazon SES の構成設定に 2 つの項目が作成されます。Amazon WorkMail からお客様のドメインを使ってメールが送信されることを許可する送信承認ポリシーと、お客様のドメインの受信メールを Amazon WorkMail に配信する WorkMail のアクションが設定された受信ルールです。この項目のいずれかを削除すると、Amazon WorkMail は正しく機能しなくなります。

Q: Amazon SES と Amazon SNS の違いは何ですか?

Amazon SES は、E メールで通信を送信する必要があるアプリケーション向けのサービスです。Amazon SES は、E メールのカスタムヘッダーフィールドやさまざまな MIME タイプをサポートしています。

これとは対照的に、Amazon Simple Notification Service(Amazon SNS)はメッセージ指向のアプリケーションで、HTTP や Amazon SQS、またはEメールなどの選択したトランスポートプロトコルを介して、複数の加入者が時間制約が厳しいメッセージの「プッシュ」通知をリクエスト/受信するものです。Amazon SNS の通知の本文は、UTF-8 文字列の 8,192 文字に制限されており、マルチメディアのコンテンツをサポートするためのものではありません。

Q: Amazon SES を使用するために、Amazon EC2 や他の AWS サービスに登録する必要がありますか?

Amazon SES のユーザーは、他の AWS サービスに登録する必要はありません。そのアプリケーションが自分のデータセンターで実行しているものであっても、Amazon EC2 上であっても、またはクライアントのソフトウェアソリューションとして実行されていても、インターネットにアクセスできるアプリケーションであれば Amazon SES を使用してEメールを送信することができます。

Q: Amazon EC2 でホストされている自分自身のメールサーバーを使用して E メールを送信しています。代わりに Amazon SES の使用を開始する必要がありますか?

いいえ、Amazon SES の使用は、現在ご利用の Amazon EC2 ベースのソリューションに影響しません。既存のソリューションを引き続き使用することも、Amazon SES を使用することも、または両方を同時に使用することもできます。

Q: Amazon SES には、AWS Lambda で設定されている制限以外に、AWS Lambda 関数についての制限がありますか?

RequestResponse の呼び出しには 30 秒のタイムアウトがあります。

SMTP インターフェイス

Q: Amazon SES では、SMTP エンドポイントを利用できますか?

Amazon SES では、SMTP を使用して E メールを送信できるアプリケーションとのシームレスな統合のために SMTP インターフェイスを利用できます。アプリケーションからこの SMTP インターフェイスに直接接続することも、SMTP リレーとしてこのインターフェイスを使用するように既存の E メールサーバーを設定することもできます。

Amazon SES SMTP インターフェイスに接続するには、SMTP 認証情報を作成する必要があります。SMTP 認証情報の作成の詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「Amazon SES SMTP 認証情報の取得」をご覧ください。

Q: Amazon SES SMTP インターフェイスはどのように使用すればよいですか?

Amazon SES SMTP インターフェイスを使用するのに必要なのは、お客様の SMTP ユーザー名とパスワード、SMTP エンドポイント名、およびポート番号だけです。この情報を使用して、他の SMTP リレーと同じ方法で、Amazon SES SMTP インターフェイスに接続することができます。

例えば、既存のパッケージソフトウェアに統合して、Amazon SES 経由でEメールを送信できるようにすることができます。SMTP をサポートするプログラミング言語を使用して、アプリケーションにEメール送信機能を追加することができます。Sendmail、Postfix、Exim のような一般的なメール転送エージェント(MTA)で Amazon SES 送信を統合することができます。コマンドラインから SMTP インターフェイスに接続し、SMTP コマンドを直接送信することもできます。SMTP インターフェイスの詳細については、Amazon SES 開発者ガイドの「Amazon SES SMTP インターフェイスを使用した E メールの送信」をご覧ください。

API と SDK

Q: Amazon SES へのリクエストはどのように行えばよいですか?

Amazon SES は、HTTPS を介したクエリリクエストを受け付けています。これらのリクエストには、GET や POST などの動詞およびアクションが実行されたことを示すアクションという名前のパラメータが使用されます。セキュリティ上の理由から、Amazon SES は、HTTP リクエストをサポートしていません。HTTPS を使用する必要があります。

Q: E メール送信の API オペレーションとして利用できるものには何がありますか?

Amazon SES では、SMTP 送信のサポートに加えて、SendEmail API と SendRawEmail API を利用できます。これら 2 つの API は、実際の E メールメッセージを作成する際に、さまざまなレベルのコントロールを提供します。両 API は、Eメール送信においては同程度の信頼性と性能を提供します。

SendEmail API を使う場合、ユーザーが入力する必要があるのは、送信元アドレス、宛先アドレス、メッセージの件名、メッセージの本文のみです。この API を呼び出す際は、Amazon SES が、E メールクライアントソフトウェアでの表示用に最適化され、適切にフォーマットされたマルチパート MIME E メールメッセージを自動的に構築し、送信します。

SendRawEmail API は高度なユーザー用で、ヘッダーや MIME パーツ、およびコンテンツの種類を指定し、独自の生のEメールメッセージをフォーマットし送信できる柔軟性があります。

Q: AWS Software Development Kits には Amazon SES のサポートが含まれていますか?

はい、AWS Software Development Kits (SDKs) のいずれからも Amazon SES API にアクセスできます。SDKs は認証やリクエストの署名など低レベルの機能を実行し、API をコールするだけでユーザーが E メールを送信できるようにします。

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