Amazon Web Services ブログ
週刊生成AI with AWS – 2025/1/20週
みなさん、こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの木村です。
1 月 28 日(火)に AWS re:Invent Recap – インダストリー編 がオンラインで開催されます。インダストリー別に AWS の最新アップデートを紹介しますので、皆さんの業務に関連しそうなセッションにぜひご参加いただければと思います。
それでは、1 月 20 日週の生成 AI with AWS界隈のニュースを見ていきましょう。
さまざまなニュース
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- ブログ記事「Amazon Q Developer の運用調査機能を始めよう」を公開
AWS re:Invent 2024 にて、生成 AI 技術を活用してインシデントの調査を支援する Amazon Q Developer の運用調査機能を発表しました。このブログでは、セットアップ方法をステップバイステップで説明しています。また併せてインタラクティブデモも公開されていますのでぜひご覧ください。 - ブログ記事「Amazon Q Developer を活用し自然言語を使って簡単に AWS CLI コマンドを実行」を公開
この記事では、コマンドライン (CLI) 上での Amazon Q Developer のセットアップ方法と活用例を紹介しています。活用例では、S3 バケットの作成や CloudFront ディストリビューションの設定などの指示を自然言語で CLI 上に記述し、その内容に応じて Amazon Q Developer が生成した bash コマンドを実行してウェブサイト構築を行う例を紹介しています。 - ブログ記事「新しい Amplify AI Kit で、フルスタックの AI アプリを数分で構築」を公開
この記事では、生成 AI 機能を持ったアプリケーションを Amplify AI Kit を使用して構築する方法について紹介しています。AI 機能の追加には、チャットを実現するConversation API もしくは文章生成を行う Generation API を使用します。それぞれの API の使い方と使用した際のアーキテクチャが解説されています。 - ブログ記事「アプリケーションデータを使用して、カスタマイズされた AI ベースのチャットインターフェースを作成」を公開
この記事では、Amplify AI Kit を使用してアプリケーションに会話型 AI チャットを追加する方法を紹介しています。Amplify AI Kit を使い数行のコードを記載することで、会話型チャット・アバター・添付ファイル設定などをフロントエンドアプリケーションに追加することが可能です。コード例と共に紹介していますので、ぜひご覧ください。 - ブログ記事「React Native と AWS Amplify、Amazon Bedrock Knowledge Base を利用したトラベルプランナーの構築」を公開
上記 2 つの記事ではアプリケーションから LLM をそのまま呼び出す方法を紹介しましたが、この記事では Amazon Bedrock Knowledge Bases で構築した RAG を Amplify AI Kit を使ってアプリケーションに実装する方法を紹介しています。 - ブログ記事「【開催報告&資料公開】生成 AI と AWS Ad/Marketing Tech Services で実現する広告・マーケティングイノベーション」を公開
2024 年 10 月 17 日に、広告やマーケティングに携わる方々を主な対象としたオンラインセミナーを開催しました。こちらの記事は、そのセミナーの開催ブログです。生成 AI 含む AWS の Ad/Mktg Tech サービスの効果的な活用方法や AWS Clean Rooms のお客様事例を紹介しています。
- ブログ記事「Amazon Q Developer の運用調査機能を始めよう」を公開
サービスアップデート
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- Amazon Q Business にて、チャットでアップロードされた画像のインサイト抽出機能に対応
生成 AI 搭載アシスタントである Amazon Q Business にて、チャットでアップロードされた画像に関する質問への回答とインサイトの抽出機能を提供開始しました。例えば、請求書の画像をアップロードして経費の分類を依頼したり、アーキテクチャ図を共有して設計に関する質問をしたりすることができます。この機能は、Amazon Q Business が利用可能なすべてのAWSリージョンで利用できます。 - Amazon Bedrock にて Luma AI の Ray2 ビデオモデルが利用可能に
Luma AI の新しいビデオ生成 AI 基盤モデルである Ray2 が、Amazon Bedrock で利用可能になりました。Luma Ray2 は、自然な動きを持つリアルな映像を作成できるビデオ生成モデルです。Ray2 は現在、540p もしくは 720p の解像度、5 秒 もしくは 9 秒のビデオ生成をサポートしています。現在オレゴンリージョンで利用可能です。詳細はこちらのブログをご覧ください - Amazon Bedrock にて、Cohere Embed 3 Multilingual と Embed 3 English のマルチモーダルサポートを開始
埋め込みモデルである Cohere Embed 3 Multilingual と Embed 3 English にてマルチモーダルサポートを開始しました。マルチモーダルサポートにより、画像コンテンツを含むデータから重要な情報を引き出すことが可能になります。現在、東京リージョン含む 12 のリージョンでサポートされています - Amazon Bedrock Flows にて、複数ターン会話のサポートを発表(プレビュー)
Amazon Bedrock Flows は、LLM・エージェント・ナレッジベース・その他の AWS のサービスのワークフローを作成することが可能なサービスです。今回のアップデートで複数ターン会話がサポートされたことで、一連の処理に必要な情報が不足していた場合に、ユーザーに要求して引き出すことができるようになりました。これにより、ワークフローの処理に必要な情報を自然な会話を通じて取得できるようになります。 - Amazon Neptune にて、オープンソースの GraphRAG ツールキットのサポートを開始
GraphRAG とはグラフデータベースを用いた RAG の技術を指します。今回発表された GraphRAG ツールキットは、非構造化データからグラフを自動構築し、このグラフに対してクエリを行って質問応答するための機能を提供します。詳細については、ユーザーガイドをご覧ください。
- Amazon Q Business にて、チャットでアップロードされた画像のインサイト抽出機能に対応