Redis 用 Amazon ElastiCache は Redis 互換のインメモリデータ構造サービスで、データストアやキャッシュとして使用できます。Redis の使いやすさと能力に加え、最も要求の厳しいアプリケーションに適した可用性、信頼性、スケーラビリティ、セキュリティ、パフォーマンスを実現します。このサービスは完全マネージド型で、拡張性と安全性に優れているため、ウェブアプリケーション、モバイルアプリケーション、ヘルスケアアプリケーション、金融アプリケーション、ゲーム、アドテクノロジー、IoT といった、高いパフォーマンスが必要なユースケースに最適です。プロビジョニング、パッチ適用、バックアップ、復旧、障害検出、修復など、時間のかかる専門的な作業が不要になります。料金の前払いや長期の契約は不要です。使用する各 Redis ノードに対して単純な月額方式の料金が発生します。

このサービスはノードの障害やエンジンのクラッシュを自動的に検出して復旧するように設計されています。マルチ AZ と自動フェイルオーバーを利用すると、レプリカノードを複数の AWS アベイラビリティーゾーン全体に分散させて高可用性を実現できます。プライマリノードに障害が発生すると、最大 5 個のリードレプリカのいずれかに自動的にフェイルオーバーします。

AWS マネジメントコンソールで数回クリックするだけで、キャッシュクラスターまたはレプリケーショングループをすばやく起動して、要件に合うように設定できます。さまざまなノードサイズや、ボタンを押すだけの垂直スケーリングを提供します。RAM は 555 MiB から最大 237 GiB まで拡張できます。さらに、Redis クラスターモードが有効であれば、ダウンタイムなしにオンラインで Redis クラスター内のクラスターサイズを変更してスケールアウトやスケールインが実行でき、需要の変化に適応できます。

 

使いやすさ

Redis 用 Amazon ElastiCache の開始方法は簡単です。AWS マネジメントコンソールを使用するか、単一の API コールを作成して、新しいキャッシュクラスターまたはレプリケーショングループを起動するだけです。リソースは適切なパラメータと設定で事前に構成されています。また、キャッシュパラメータグループにより Redis 環境の詳細な管理と微妙なチューニングが可能になります。Redis リソースを起動すると、数分以内にアプリケーションを接続できます。追加の設定は不要です。

完全マネージド型の Redis

ソフトウェアのパッチ管理、障害検出と復旧など、時間のかかる管理タスクが自動化されます。これにより、より大きな価値のあるアプリケーション開発を追求できます。基盤となる Redis のインメモリデータベース環境にネイティブアクセスすることもできます。これにより、Redis 用 Amazon ElastiCache を既存の Redis ツールやアプリケーションと一緒に使用するのが容易になります。

モニタリングおよびメトリクス

Amazon CloudWatch メトリクスにより、Redis リソースの詳細な情報を把握できます。追加のコストは発生しません。AWS マネジメントコンソールを使用して、Redis インスタンスの 20 を超える主要な運用メトリクスを確認できます。メトリクスには、コンピューティング、メモリの使用状況、キャッシュのヒット率、アクティブな接続、Redis レプリケーション、Redis コマンドなどが含まれます。

イベント通知

スナップショット作成の完了、予定されたノード置き換えなど、重要なイベントの通知をメールまたは SMS で受け取ることができます。AWS マネジメントコンソールまたは API を使用して、Redis リソースに関連する別のイベントの情報を取得できます。

タグ付け

追跡および請求の目的でキャッシュクラスターや Redis スナップショットにタグ付けして利用できます。コストエクスプローラーを使用して、コストが発生しているリソースやリソースグループを特定し、共通のタグセットを共有するリソースの集合を簡単に作成および維持できます。

マルチ AZ

マルチ AZ で自動フェイルオーバー機能を活用することで、可用性を最大化できます。複数の AWS アベイラビリティーゾーンを活用して可用性を確保し、単一ノードの読み込み容量の制限を超えてスケールできます。プライマリノードが使用できなくなった場合に、自動的に障害を検出してリードレプリカへフェイルオーバーを行い、より高い可用性を提供します。手動での操作は必要ありません。

インスタンスのモニタリングと修復

サービスによってインスタンスの状態が継続的にモニタリングされます。ノードに障害が発生するか、パフォーマンスが低下した状態が続くと、ノードと関連プロセスを自動的に再起動します。

バックアップ、復元、およびエクスポート

クラスターのスナップショットを作成することでデータを保護します。コンソールで数回クリックするか、シンプルな API コールを使用して、自動のスナップショットを設定したり、手動のバックアップを開始したりできます。これらのスナップショット、または S3 に保存された Redis RDB 互換の任意のスナップショットを使用すると、新しい Redis 用 ElastiCache クラスターをシードできます。また、災害対策、分析、クロスリージョンのバックアップや復元の目的で、スナップショットを任意の S3 バケットにエクスポートすることもできます。

ワークロードのスケーリング

API を使用するか AWS マネジメントコンソールで数回クリックすることで、既存の Redis の設定を簡単にスケールアップまたはスケールアウトできます。

非クラスターモードの場合、より大きなノードタイプにスケールアップでき、最大 237 GiB まで可能です。Redis のスケールアップは、既存のデータをベストエフォートで保持するように設計されており、Redis レプリケーションが成功する必要があります。

Redis 用 ElastiCache クラスターでは、実行中のクラスターにシャードの追加や削除を実行する機能が提供されています。最大 15 個のシャードがサポートされ、最大で 3.55 TB のインメモリデータにスケールアップでき、1 秒間あたり 2000 万回の読み取りと 450 万回の書き込みが可能です。Redis クラスターをスケールアウトまたはスケールインして、需要の変化に適応できます。ElastiCache ではシャードの追加や削除、および新しいシャード設定でのハッシュスロットの均一な再分散によりクラスターのサイズが変更されますが、クラスターはオンラインのままで、リクエストにも対応します。既存のノードのエンドポイントは保持されるため、アプリケーションの更新は必要ありません。

エンジンの容易なアップグレード

Amazon ElastiCache API または AWS マネジメントコンソールを使用して、Redis クラスターを、利用可能な最新バージョンのエンジンに簡単にアップグレードできます。オンラインのエンジンのアップグレードプロセスは、既存のデータをベストエフォートで保持するように設計されており、Redis レプリケーションが成功する必要があります。

リードレプリカを使用した読み取りパフォーマンスの最大化

プライマリノードごとに Redis リードレプリカを最大 5 個まで追加し、複数のインスタンスからの大容量のアプリケーション読み込みトラフィックに対応できます。それにより、全体の読み込みスループットを向上できます。

ネットワークの隔離

Redis 用 Amazon ElastiCache を使用すると、リソースを Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) 内で実行できます。Amazon VPC では、ノードに使用する IP 範囲を指定することで Redis リソースを 隔離し、 同じ Amazon VPC 内の他のアプリケーションに接続できます。VPC での Amazon ElastiCache の詳細については、Amazon ElastiCache ユーザーガイドを参照してください。また、このサービスでは、リソースへのネットワークアクセスを管理するファイアウォールを設定できます。

暗号化

Redis 用 Amazon ElastiCache で、安全なノード間通信の転送時の暗号化と保管時の暗号化がサポートされるようになりました。これらの機能は、個人識別情報 (PII) の保護に役立ちます。転送時の暗号化の新機能を使用すると、Redis サーバー間 (プライマリノードとリードレプリカノード) だけでなく、クライアントと Redis サーバー間のすべての通信を暗号化できます。保管時の暗号化機能を使用すると、ディスク上および Amazon S3 でバックアップを暗号化できます。また、Redis AUTH コマンドを認証の追加のレベルに使用できます。Redis 用 ElastiCache によって証明書の発行、更新、および有効期限が自動的に管理されるため、ユーザーが証明書のライフサイクルを管理する必要はありません。

API レベルの許可

AWS Identity and Access Management (IAM) の機能と Amazon ElastiCache を連携させて使用すると、AWS IAM ユーザーおよびグループが Amazon ElastiCache リソースに対して実行できるアクションを管理できます。例えば、IAM ルールを設定して、特定のユーザーは読み取りアクセスのみ、管理者はリソースの作成、変更、削除が可能となるようにできます。API レベルの権限付与の詳細については、Amazon ElastiCache に対する AWS IAM ポリシーの使用を参照してください。

コンプライアンス

Redis 用 ElastiCache は、SOC 1, SOC 2, SOC 3, ISO, MTCS, C5、HIPAA といったコンプライアンスプログラムをサポートしています。サポートされているコンプライアンスプログラムの最新のリストについては、コンプライアンスプログラムによる AWS 対象範囲内のサービスを参照してください。

 

実際に使用した分のみ料金が発生

お支払いいただくのは、実際に消費したリソースの分のみです。オンデマンド料金では、時間単位でのメモリおよびコンピューティング性能の使用量に対して料金が発生します。長期契約は必要ありません。そのため、Redis 用 Amazon ElastiCache を使用するとコスト効果が非常に高くなります。詳細については、Amazon ElastiCache の料金ページをご覧ください。

貴重な時間と専門知識を節約

Redis 用 Amazon ElastiCache はクラウド規模に対応できるように設計されています。そのため、堅牢で可用性と信頼性に優れた Redis 環境の設定と管理に必要な時間と専門知識を節約できます。

Redis 用 Amazon ElastiCache の使用開始