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インドに 30 番目の AWS リージョン — アジアパシフィック (ハイデラバード) リージョンをオープンしました
2020 年 11 月、Jeff はインドの 2 番目のリージョンとして、AWS アジアパシフィック (ハイデラバード) の開設を発表しました。本日、 3 つのアベイラビリティーゾーンと ap-south-2
の API 名を備えた 30 番目の AWS リージョン、アジアパシフィック (ハイデラバード) リージョンの一般提供についてお知らせします。
アジアパシフィック (ハイデラバード) リージョンは、テランガーナ州に配置されています。テランガーナ州の首都であり、かつ、同州の最大の都市であるハイデラバードは、すでに IT プロフェッショナルや起業家にとって重要な人材ハブとなっています。たとえば、AWS ハイデラバードのユーザーグループには 4,000 人以上のコミュニティメンバーがおり、2022 年 12 月のコミュニティデーを含め、活発な交流会を開催しています。
新しいハイデラバードリージョンでは、お客様がインドにあるデータセンターからアプリケーションを実行したり、エンドユーザーにサービスを提供したりするためのオプションが追加されました。法令、規制、企業ポリシーによってデータ保管場所に関する要件に準拠する必要があるお客様は、エンドユーザーにサービスを提供しながら、インドでワークロードを実行し、データを安全に保存できます。
最新のレイテンシー数は次のとおりです。
アジア太平洋 (ハイデラバード) リージョンの AWS サービス
新しいハイデラバードリージョンでは、C5、C5d、C6g、M5、M5d、M6gd、R5、R5d、R6g、I3、I3en、T3、および T4g インスタンスを使用することができ、以下を含む多くの AWS サービスリストを使用することが可能です。Amazon API Gateway、AWS AppConfig、AWS Application Auto Scaling、Amazon Aurora、Amazon EC2 Auto Scaling、AWS Config、AWS Certificate Manager、AWS Cloud Control API、AWS CloudFormation、AWS CloudTrail、Amazon CloudWatch、Amazon CloudWatch Events、Amazon CloudWatch Logs、AWS CodeDeploy、AWS Database Migration Service、AWS Direct Connect、Amazon DynamoDB、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS)、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)、Amazon Elastic Container Registry (Amazon ECR)、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS)、Amazon ElastiCache、Amazon EMR、Elastic Load Balancing、Elastic Load Balancing – Network (NLB)、Amazon EventBridge、AWS Fargate、AWS Health Dashboard、AWS Identity and Access Management (IAM)、Amazon Kinesis Data Streams、AWS Key Management Service (AWS KMS)、AWS Lambda、AWS Marketplace、Amazon OpenSearch Service、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)、Amazon Redshift、Amazon Route 53、AWS Secrets Manager、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)、Amazon S3 Glacier、Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS)、Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS)、AWS Step Functions、AWS サポート API、Amazon Simple Workflow Service (Amazon SWF)、AWS Systems Manager、AWS Trusted Advisor、VM Import/Export、Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)、AWS VPN、および AWS X-Ray などです。
インドの AWS
AWS には、インドにおけるデジタルトランスフォーメーションの推進を支援してきた長い歴史があります。AWS は 2011 年にデリーにオフィスを開設し、初めてインド国内に拠点を設立しました。AWS は、2016 年にアジアパシフィック (ムンバイ) リージョン立ち上げました。これにより、企業、公的機関、スタートアップ、および中小企業が、最先端のパブリッククラウドインフラストラクチャにアクセスできるようになりました。AWS では、お客様の急速な成長をサポートし、より多くの選択肢、柔軟性、より多くのアベイラビリティーゾーン間でワークロードをレプリケートする機能、およびさらに高い可用性を実現するために、2019 年 5 月にはリージョンを拡張して 3 番目のアベイラビリティーゾーンを含むようになりました。
現在、Amazon CloudFront エッジロケーションは 以下の33 か所があります。インドのムンバイ (10)、ニューデリー (7)、チェンナイ (7)、バンガロール (4)、ハイデラバード (3)、コルカタ (2) です。エッジロケーションはムンバイの CloudFront リージョナルエッジキャッシュと連携して機能し、コンテンツの配信を高速化します。6 つの AWS Direct Connect ロケーションがあり、すべてがアジアパシフィック (ムンバイ) リージョンに接続されています。2 つはムンバイ、1 つはチェンナイ、1 つはハイデラバード、1 つはデリー、もう 1 つはバンガロールです。最後に、特定の AWS サービスを特定の地域に非常に近い場所で提供するために、最初の AWS Local Zones がインドのデリーで開始されました。インドのチェンナイ、ベンガルール、コルカタの都市にさらに 3 つの AWS Local Zones を立ち上げる計画を発表しました。
また、AWS はインドの技術コミュニティと労働力の未来に投資し、技術専門家のスキルセットとクラウドの知識を広げるためのトレーニングを行っています。実際、2017 年以降、AWS はインドで 300 万人を超える人々にクラウドスキルのトレーニングを行ってきました。AWS は、政府関係者、教育機関、企業組織と協力してこのマイルストーンを達成してきました。この中には、初めて学習する人も中途採用の専門家も含まれています。
AWS では、AWS Academy、AWS Educate、AWS re/Start、その他のトレーニングや認定プログラムなどのプログラムを通じて、インドの現地の開発者、学生、次世代の IT リーダーのスキル向上に引き続き投資しています。
インドの AWS のお客様
インドには、以下のように、AWS で素晴らしいことを行っている素晴らしいお客様がたくさんいます。
- SonyLIV は、AWS クラウド上で誕生したインドで初めてのオーバーザトップ (OTT) サービスです。SonyLIV では、視聴者がモバイルデバイスを介して番組で出題された質問への回答をリアルタイムで送信できるインタラクティブゲーム番組「Kaun Banega Crorepati (KBC)」を開始しました。SonyLIV は Amazon ElastiCache を使用して、大規模なリアルタイムのインメモリキャッシュをサポートし、Amazon CloudFront を低レイテンシーのコンテンツ配信ネットワークとして、そして Amazon SQS を可用性の高いメッセージキューイングサービスとして使用しています。
- DocOnline は、10 の専門分野と 14 のインドの言語で、350 万を超える家族にビデオまたは電話で医師の診察を提供するデジタルヘルスケアプラットフォームです。DocOnline は、毎年 10 万件を超える診察、診断テスト、医薬品を提供しています。DocOnline は、24 時間年中無休のオンライン相談サービスを強化し、健康状態を継続的に測定して改善するために、事業全体を AWS で構築しています。DocOnline は医療分野に属するため、データレジデンシー、PII セキュリティ、地震帯におけるディザスタリカバリなどの規制ガイドラインに準拠する必要があります。AWS アジアパシフィック (ハイデラバード) リージョンのおかげで、DocOnline は重要な患者データをインドで最も安全で広範かつ信頼性の高いクラウドプラットフォームでホストすると同時に、お客様への対応時間をさらに短縮できます。
- ICICI Lombard General Insurance は、インドの大手保険会社の中で、コアアプリケーションを含め、140 を超えるアプリケーションを初めて AWS に移行した企業の 1 つです。クラウドコンピューティングによって提供されるテクノロジーとコンピューティング能力の急速な進歩により、保険の提供方法と利用方法が根本的に変わる可能性があります。ICICI Lombard は、サイバー保険、遠隔医療、キャッシュレスホームケア、海上輸送保険向けの IoT ベースのリスク管理ソリューションなどの新世代製品を発売しました。これにより、さまざまなデジタルパートナーとのシームレスな統合が可能になり、保険商品のデジタル配信と仮想自動車請求検査ソリューションの採用が昨年の 61% から今年は 80% に増加しました。ICICI Lombard は、法人のお客様を対象としたグループ健康診断書の処理を、以前は 10~12 日かかっていたところを、1 日もかからずに処理できるようになりました。ICICI Lombard は、リスクのリアルタイム検査と個別化された引受業務におけるさらなる変革の可能性をクラウドに期待しています。
- インド共和国保健家族福祉省 (MoHFW) では、2021 年に 13 億人を超えるインド国民を対象とした大規模な新型コロナウイルスワクチンの接種を推進するために、信頼性が高くスケーラブルで回復力のある技術インフラストラクチャを必要としていました。必要なパフォーマンスとスピードを実現するために、MoHFW はインドの電子工学・通信技術省に依頼して、AWS を利用した Co-Win アプリケーションの構築と立ち上げを行いました。このアプリケーションは、ユーザー登録の処理を数秒で完了し、1 日あたり 1,000 万回のワクチン接種を一貫してサポートしています。
インドでの他の顧客事例もご覧いただけます。
今すぐ利用可能
新しいハイデラバードリージョンでは、お客様のビジネスをサポートする準備が整いました。このリージョンで利用可能なサービスの詳細なリストは、AWS リージョンサービスリストにあります。
今回のリリースにより、AWS は世界の 30 の地理的リージョン内の 96 のアベイラビリティーゾーンにまたがるようになりました。2022 年には、AWS 中東 (UAE) リージョン、AWS ヨーロッパ (チューリッヒ) リージョン、そして AWS ヨーロッパ (スペイン) リージョンの 3 つの新しいリージョンがリリースされました。また、オーストラリア、カナダ、イスラエル、ニュージーランド、タイでさらに 15 のアベイラビリティーゾーンと 5 つの AWS リージョンの計画も発表しました。
詳細については、グローバルインフラストラクチャのページをご覧ください。また、インドの通常の AWS サポートの連絡先を通じてフィードバックをお送りください。
– Channy
原文はこちらです。