全般

Q: Amazon Location Service とはどんなサービスですか?

Amazon Location Service とは、デベロッパーがマップ、特定のポイント (POI)、ジオコーディング、ルーティング、トラッキング、ジオフェンシングなどの位置情報機能を、データセキュリティ、ユーザーのプライバシー、データ品質、コストを犠牲にすることなくアプリケーションに簡単に追加できるフルマネージドサービスです。

Q: アプリケーションでは位置情報データを使用しなければならないのですか?

位置情報機能は、ビジネスアプリケーションでもコンシューマーアプリケーションでも使用頻度が増えてきています。位置情報サービスは、マップの上位にデータを表示して地理的なコンテキストを示す、移動の時間や距離を判断する、POI を調べる、アクションを特定の場所に制限する、といった問題解決に使用できます。位置情報機能を使用すれば、地図ベースの視覚化、アセット管理、位置情報ベースのカスタマーエンゲージメントといった機能や、配達またはライドシェアのアプリケーションが可能になります。実際の例については Amazon Location Services のお客様ページを参照してください。

Q: Amazon Location Service では何をすることができますか?

Amazon Location Service を使用すると、信頼できるグローバルプロバイダーである Esri、HERE、GrabMaps からの質の高いデータを使用して、費用対効果の高い位置情報サービス (LBS) にアクセスできます。マップ、Point of Interest、ジオコーディング、ルーティング、追跡、およびジオフェンシングをアプリケーションに簡単に統合できます。Esri、HERE、GrabMaps の質の高いオプションに加えて、Open Data Maps (プレビュー) は、デベロッパーがより柔軟な方法でアプリケーションにデータを組み込むことを可能にします。

Amazon Location Service を使用すると、高コストのカスタム開発を行うことなく、高度な位置情報対応アプリケーションを迅速に本番稼働環境に導入できます。トラッキングやジオフェンシングの機能、ヘルスモニタリング用の内蔵メトリクスなどに手ごろなデータを使用することで、コストや開発時間を節約できます。さらに、Amazon Location Service は AWS のサービスと連携しているためアプリケーションの開発を速めることができます。AWS との統合に関する詳細については、「Q: Amazon Location Service は他の AWS のサービスとどのように連携しているのですか?」をご覧ください。 また、Amazon Location Service の各特徴の詳細は特徴ページを参照してください。

Q: Amazon Location Service はどのリージョンで利用可能となっていますか?

Amazon Location Service は現在、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (ストックホルム)、南米 (サンパウロ) でご利用いただけます。

Amazon Location Service は、複数のデータプロバイダーのグローバルな位置情報データを提供しています。詳細については当社のデータプロバイダーのページを参照してください。

Q: Amazon Location Service の機能をすばやく理解できる方法はありますか?

Amazon Location Service コンソールは、視覚的かつインタラクティブなツールを提供します。これにより、Amazon Location Service の機能を迅速に試用できます。このツールを使用すれば、デフォルトのマップのプレビュー表示、POI の検索、ルートの計算、トラッキングデバイスのシミュレーション、ジオフェンスの設定が行えます。 

Amazon Location Service のリソース

Q: Amazon Location Service のリソースとは何ですか?

Amazon Location Service のリソースとは、ロケーション API のすべてのリクエストと連動するエンティティのことです。リソースには、マップ、場所インデックス (「場所」と呼ばれることが多い)、ルート計算ツール、ジオフェンスコレクション、トラッカーの 5 種類があり、それぞれに専用の API と参照ドキュメントがあります。

Q: Amazon Location のマップのリソースとは何ですか?

Amazon Location のマップのリソースとは、マップ API のすべてのリクエストに使用するエンティティのことです。マップは、スタイル、マップタイル、そしてオプションとして、関連付けられたフォント (グリフ) およびアイコン (スプライト) から構成されます。Amazon Location Service は、選択されたスタイルに応じてマップタイルをベクター形式 (通常は市街地図などの抽象的表現に使用) またはラスター形式 (通常は衛星写真や航空写真に使用) で表現します。アプリケーションでマップを表示するときは、Amazon Location Service のマップリソースを MapLibre のようなレンダリングライブラリと結合します (こちらのデベロッパーガイドを参照してください)。すると SDK は、表示されているエリアとズームレベルに合わせてタイル、スタイル、グリフ、スプライトをリクエストできます。Amazon Location Service は、プロバイダーやユーザーが選んだスタイルに関係なく一貫したマップ API を提供します。

Q: Amazon Location の場所インデックスのリソースとは何ですか?

Amazon Location の場所インデックスのリソースとは、地理学的なサーチエンジンのことで、特定のポイント (POI)、番地レベルの住所 (ジオコード)、地理学的座標 (リバースジオコード) の検索に使用します。Amazon Location では、場所インデックスのリソースを作成する際にユースケースに最も適したデータプロバイダーを選択できます。場所インデックスのリソースが作成されると、検索リクエストを場所 API を使って実行できるようになります。場所 API は常に一貫し、リソースを作成する際にすべてのプロバイダーと連動します。

Q: Amazon Location Service のルート計算ツールのリソースは何ですか?

Amazon Location Service のルート計算ツールのリソースとは、地理上の場所間の道順、時間、距離のリクエストに使用するルート計算ツールのことです。Amazon Location では、ルート計算ツールのリソースを作成する際にユースケースに最も適したデータプロバイダーを選択できます。ルート計算ツールのリソースが作成されると、ルート計算のリクエストをルート API を使って実行できるようになります。ルート API は常に一貫し、リソースを作成する際にすべてのプロバイダーと連動します。

Q: Amazon Location のジオフェンスコレクションのリソースとは何ですか?

Amazon Location のジオフェンスコレクションのリソースとは、ジオフェンス、つまり地図上の仮想上の境界線を保存するコンテナエンティティのことです。ジオフェンス API は、位置情報をジオフェンスコレクションのリソース内にあるすべてのジオフェンスに照らして評価する際に使用します。位置情報の更新がこのコレクション内のジオフェンスの境界を越えると、このリソースが、ジオフェンスが越えられるたびに enter イベントと exit イベントを発行します。

Q: Amazon Location トラッカーリソースとは何ですか?

Amazon Location トラッカーリソースとは、デバイスから得られた位置情報の更新を保存するコンテナエンティティのことです。トラッカー API は、位置情報の更新を送信し、現在および過去の位置情報をクエリする際に使用します。また、トラッカーリソースを Amazon Location Service のジオフェンスコレクションのリソースにリンクさせ、位置情報のすべての更新をすべてのジオフェンスに照らして自動的に評価することができます。位置情報の更新がジオフェンスの境界を越えると、ジオフェンスコレクションのリソースが、ジオフェンスが越えられるたびに enter イベントと exit イベントを発行します。移動していないデバイスからの位置情報の更新を除外してから、それらの位置情報の更新をジオフェンスに照らして保存または評価することで、コストを削減することができます。

データプロバイダー

Q: Amazon Location データプロバイダーとは何ですか?

Amazon Location Service は、信頼の高いグローバルな位置情報データのプロバイダー各社から得たデータを使って、マップ、ジオコード、ルートを一貫性のある API を通じてお客様に提供しています。上記プロバイダーの位置情報データを利用する際の利用条件と料金ルールに関する詳細は、サービス条件および料金ページをご覧ください。

Q: マップ、ジオコード、ルートに異なるプロバイダーを使用することは可能ですか?

はい。Amazon Location Service では、マップ、ジオコード、ルートに異なるプロバイダーを使用することが可能です。地理的な地域別に異なるプロバイダーの位置情報データを使用できます。当社は、互換性を確保するため、同じ地理的地域には同じプロバイダーのマップ、特定のポイント (POI)、ルートを使用することを推奨しています。HERE のルートを別のデータプロバイダーのマップの上に重ねたり、別のデータプロバイダーのルートを HERE のマップの上に重ねたりすることはできませんのでご注意ください。

Q: 自分はどのデータプロバイダーを選べばよいのでしょうか?

ほとんどのユースケースでは、サービスでデフォルトで選択されているプロバイダーがお勧めです。これらは幅広いユースケースに適しています。プロバイダーは、ご自身の優先設定やこれまでの経験に基づいて選びましょう。特殊なデータや地域別の専門性を必要とするユースケースでは、すべてのデータプロバイダーを評価し、特定のアプリケーションに最も適したプロバイダーを選びます。

対応している仕様

Q: Amazon Location Service は精度にどの程度対応していますか?

Amazon Location Service は、小数点以下 6 桁 (0.000001) までの精度で位置情報データに対応します。これは赤道上では約 11 cm (4.4 インチ) に相当します。トラッキング機能を使用した場合、位置情報の更新を Amazon Location Service トラッカーに送信すると最大で小数点以下 6 桁まで表示できます。ジオフェンシング機能を使用する場合、最小のジオフェンスは頂点 (各 11 cm/4.4 インチ) が 3 つ以上で 0.05 平方メートル (77 平方インチ) の面積をカバーしている必要があります。しかし大半のアプリケーションでは、物理的なデバイスの精度と正確性がそれ自体の GPS 位置を計算する際の制限要因となっています。当社は、特殊な位置調整装置を使用している場合を除き、PoC (概念実証) を使ってアプリケーションの正確性を判断し、1,000 平方メートルまたは 10,000 平方フィートを超えるジオフェンスを使用するよう推奨しています。

Q: Amazon Location Service のマップはどの出力形式に対応していますか?

Amazon Location Service のマップでは、スタイル情報は、広く利用されているオープンソースの Mapbox Style Specification (MSS) 形式、タイルは Mapbox Vector Tile (MVT) 形式でそれぞれ提供しています。出力形式は、ご自身のアプリケーションに最も適したものを選択でき、Amazon Location Service の使用中に切り替えることが可能です。

Q: Amazon Location のリソースや使用量に制限はありますか?

Amazon Location Service は、同時的にアクティブな大量のジオフェンスに対応し、それらを多数の移動中のアセットに照らして同時に評価し、すべての機能で大量の TPS (1 秒間で処理できるトランザクション数) に広く対応します。アプリケーションで 50,000 件以上のジオフェンスを必要とする場合は、当社のドキュメント、デベロッパーガイド内の制限とクォータを参照してください。

デベロッパーツール、モニタリング、管理

Q: Amazon Location Service にはどんな SDK がありますか?

Amazon Location Service では、Android、iOS、ウェブ用のフロントエンドの SDK をご用意しています。Amazon Location Service には、AWS ツールページに掲載されているバックエンドの SDK からアクセスすることが可能です。Amazon Location Service は、AWS コマンドラインインターフェイス (CLI) でサポートされています。こちらは、複数の AWS のサービスをコマンドラインでダウンロード、設定、管理し、スクリプトを介してそれらを自動化する統合ツールです。

Q: Amazon Location Service は他の AWS のサービスとどのように連携しているのですか?

Amazon Location Service は、AWS CloudFormation、Amazon CloudWatch、AWS CloudTrail、Amazon EventBridge と連携しています。そのためリソースを効率的にプロビジョニングおよび管理し、ヘルスメトリクスを監視し、イベントに自動的に対応することができます。これらの機能により、アプリケーションをより迅速に本番稼働に移行させることができます。AWS CloudFormation を使用すると、Amazon Location Service でテンプレートを作成し、リソースを一貫性をもってすばやくプロビジョニングできます。Amazon CloudWatch を使用すると、リクエスト、レイテンシー、障害などサービスの使用状況や健全性に関するメトリクスを監視できます。独自にヘルスモニタリングツールを構築する必要はありません。Amazon Location Service は、ログ記録とアカウントアクティビティの継続的モニタリングで AWS CloudTrail と連携しています。Amazon EventBridge との連携によりイベント駆動型アプリケーションのアーキテクチャが可能になり、AWS Lambda 関数を使ってイベント (追跡対象のアセットによるジオフェンスへの出入りなど) に応答できるようになります。さらに、タグを使って Amazon Location Service のリソースを 1 つの画面で管理、特定、整理、検索、フィルタリングできます。タグを作成すると、目的、所有者、環境、または請求関係でリソースを分類できます。

セキュリティ

Q: アクセスコントロールにはどんなオプションがありますか?

お使いの AWS アカウントのユーザー、グループ、ロールの管理に IAM を使用できます。IAM では、AWS のサービスやリソースへのアクセスをセキュアに管理できます。ウェブおよびモバイルの SDK では、アプリケーションのエンドユーザーの認証および認可の管理に Amazon Cognito を使用できます。お手持ちの認証スタックを Cognito と併用することも可能です。それによりユーザー ID を複製する必要がなくなります。Amazon Location Service は、AWS Key Management Service (KMS) とも連携しており、既存のキーを使ってトラッキングやジオフェンシングのデータを暗号化することができます。詳細については、Amazon Location Service のドキュメントを参照してください。

Q: Amazon Location Service を使用している間、自分のデータは自分の AWS アカウントから移動しますか?

トラッキングとジオフェンシングに送信されたデータは、お使いの AWS アカウントから移動しません。マップ、場所、ルートの各リクエストのパラメータ値は、ユーザーが選択したロケーションデータプロバイダーがリクエストを処理できるようにするためにプロバイダーに送信されます。Amazon Location Service は、リクエストの処理に必要なパラメータのみを含めることでプロバイダーに送信されるリクエストを匿名化します。すべてのデータは保存時および転送時に暗号化され、処理の際にのみ復号化されます。また、Amazon Location Service のデータプロバイダーは、リクエストの処理以外の目的でユーザーのコンテンツを保存または使用することは禁止されています。Amazon Location Service のサードパーティープロバイダーのセキュリティは、ネットワークセキュリティ、アクセス制御、データ保護、物理的セキュリティの基準が満たされていることを確認するため定期的に監査されています。

Q: Amazon Location Service は、リクエスト内のデータをどのように使用するのですか?

Amazon Location Service は、サービスを維持および提供するためにのみお客様のデータを使用します。ジオフェンシングとトラッキングのデータは、ユーザーがサービスを利用しているリージョンの、ユーザーの AWS アカウントに保存されます。マップ、場所、ルートの各リクエストのパラメータ値は、ユーザーが選択したロケーションデータプロバイダーがリクエストを処理できるようにするためにプロバイダーに送信されます。「Q: Amazon Location Service を使用している間、自分のデータは自分の AWS アカウントから移動しますか?」の項目をご覧ください。その他詳細は当社のサービス条件を参照してください。

ユースケース

Q: Amazon Location Service を使って配達用アプリケーションを構築することはできますか?

はい。配達用アプリケーションでは、発送元の位置情報、配達車両、配達先を保存、追跡、調整できる必要があります。Amazon Location Service には、配達用アプリケーションの構築に必要な一連の機能とデータが用意されています。例えば、Amazon Location Service を使って構築されたフードデリバリーのアプリケーションは、位置情報のトラッキングとジオフェンシングを使って、指定された配達ドライバーがレストランに近づくと店に自動的に通知するので、ドライバーの待機時間を減らし、配達時の食品の鮮度を保つことができます。ソリューションガイドについては配達用アプリケーションのドキュメントを参照してください。

Q: Amazon Location Service はアセットのトラッキングに使用できますか?

はい。Amazon Location Service を使えば、アセットの位置情報の保存、地図上での位置情報の表示、アセットの接近に基づくイベントのトリガー、位置情報履歴の分析などをすぐに開始できます。アセットトラッキングは、製品、人員、インフラストラクチャの過去と現在の位置情報を把握するのに役立ちます。デベロッパーは、アセットトラッキングデータを使うことで、配送中の荷物を確保したり、発送効率を最大化したり、設備を追跡したり、その他さまざまなことが行えます。詳細については、アセットトラッキングに関するドキュメントのソリューションガイドを参照してください。

Amazon Location Service を使ってジオマーケティングを構築することはできますか?

はい。Amazon Location Service を使ってジオマーケティングの機能を試し、ご自身のアプリケーションに組み込むことが可能です。ジオマーケティングとは、位置情報を取り入れたマーケティング活動のことをいいます。顧客の位置情報や行動に基づいてタイミングやメッセージ内容をパーソナライズすると、マーケティングコミュニケーションの効果が高まります。例えば、ショッピングセンターに来店した客に、お気に入りの店から特売品の案内が届いたり、通りかかったカフェから無料コーヒーの案内が届いたりするなどです。ソリューションガイドについてはジオマーケティングのドキュメントを参照してください。

料金

Q: Amazon Location Service の使用料金はどのように請求されますか?

Amazon Location Service は、前払い料金や最低料金は必要ありません。料金は利用した分に対してのみ発生します。Amazon Location Service は、利用の最初の 3 か月間は無料利用枠を提供します。ロケーションデータは、アプリケーションがサービスに対して行う各リクエストに基づいて課金されます。Amazon Location Service の無料利用枠を超えると、アプリケーションがこのサービスに対して行ったリクエストへの支払いが発生します。

料金の詳細
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Amazon Location Service の料金ページを参照してください。

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