Amazon Neptune は、高速で信頼性の高いフルマネージドグラフデータベースサービスです。アイデンティティグラフ、ナレッジグラフ、および不正検出などのユースケースのために、高度に接続されたデータセットと連携するアプリケーションを簡単に構築および実行できます。

Amazon Neptune では、長期間の契約や初期費用はありません。オンデマンドインスタンスを使用して、時間単位でデータベースの料金を支払います。 これにより、ハードウェアのプランニング、購入、維持に伴うコストや手間が省け、高額な固定費となりがちな運用コストも、より安価な変動費に抑えることができます。

無料で Amazon Neptune の使用を開始する

AWS 無料利用枠の一環として、Amazon Neptune を無料で開始できます。2022 年 4 月 20 日以降まで、お客様の組織が Amazon Neptune クラスターを作成したことがない場合、750 時間の Neptune db.t3.medium または db.t4g.medium インスタンス、1,000 万件の I/O リクエスト、1 GB ストレージ、1 GB バックアップストレージを 30 日間無料で使用できます。

無料トライアルは、最初の Amazon Neptune クラスターを作成した日から開始されます。無料トライアルの期限が終了するか、使用量が無料許容量を超えた場合は、標準のオンデマンド料金で利用を続けることもできます。詳細については、Neptune 無料トライアルのページを参照してください。 

オンデマンドインスタンスの料金

オンデマンドインスタンスでは、長期間の契約や初期費用がなく、時間単位でインスタンスに対する料金が発生します。 これにより、ハードウェアのプランニング、購入、維持に伴うコストや手間が省け、高額な固定費となりがちな運用コストも、より安価な変動費に抑えることができます。

インスタンス料金は読み込み/書き込みのワークロードに使用されるプライマリインスタンスと、読み込みをスケールし、フェイルオーバーを強化する Amazon Neptune レプリカの両方に適用されます。Neptune はマルチアベイラビリティゾーン (マルチ AZ) アーキテクチャを採用し、停止状態が発生した場合にはレプリカの 1 つにフェイルオーバーします。マルチ AZ 配置のコストは、プライマリインスタンスのコストにそれぞれの Naptune レプリカのコストを加えたものです。可用性を最大化するために、少なくとも 1 つのレプリカをプライマリインスタンスとは異なるアベイラビリティーゾーンに配置することをお勧めします。

T4g と T3 の CPU クレジット

Amazon Neptune の T4g および T3 DB インスタンスは Unlimited モードで実行されるので、連続する 24 時間での平均 CPU 使用率がインスタンスのベースラインを超えた場合に追加料金が発生します。CPU クレジットは vCPU 時間あたり 0.15 USD で課金されます。T4g および T3 インスタンスの CPU クレジット料金は、すべてのリージョンで同じ金額が適用されます。 

データベースストレージおよび I/O

Amazon Neptune データベースが消費するストレージには GB/月単位で課金され、消費する I/O には 100 万件のリクエストごとに課金されます。料金は Neptune データベースが消費したストレージおよび I/O の分のみ発生し、事前にプロビジョニングする必要はありません。

別途記載がない限り、表示される料金には付加価値税、売上税など、一切の税金等および関税は含まれません。日本の居住者であるお客様が AWS をご利用になった場合には、料金と併せて別途消費税をご請求させていただきます。詳細はこちら

Global Database

Amazon Neptune グローバルデータベースは、万が一リージョン全体の停止が発生した場合、低レイテンシーのグローバル読み取りとディザスタリカバリを実現するオプション機能です。プライマリリージョンとそれぞれのセカンダリリージョンとの間でレプリケートされた書き込み I/O を支払います。それぞれのセカンダリリージョンへのレプリケートされた書き込み I/O の数は、プライマリリージョンによって実行される領域内の書き込み I/O の数と同じです。レプリケートされた書き込み I/O とは別に、インスタンス、ストレージ、リージョン間のデータ転送、およびバックアップストレージの標準的な Neptune の料金を支払います。

バックアップストレージ

Amazon Neptune のバックアップストレージは、自動化されたデータベースバックアップや、お客様が作成したデータベースクラスタースナップショットに関連付けられるストレージです。バックアップ保持期間の延長やデータベースクラスタースナップショット数の増加により、消費されるバックアップストレージは増大します。

バックアップストレージはリージョンごとに割り当てられます。バックアップストレージの合計容量は、そのリージョンのバックアップすべてに対するストレージの合計と等しくなります。

データベーススナップショットを他のリージョンに移動すると、移動先リージョンでの割り当て済みバックアップストレージは増加します。

各 Neptune データベースクラスターの Neptune データベースストレージ合計の 100% を超えるまで、バックアップストレージに対する追加料金は発生しません。バックアップ保持期間が 1 日で、保持期間を超えたスナップショットがない場合は、バックアップストレージに対する追加料金もかかりません。

データベースクラスターの削除後に保存するバックアップストレージ、およびスナップショットには、上記の料金がかかります。

データ転送

以下の料金は、Amazon Neptune の「受信 (イン) 」と「送信 (アウト) 」で転送されるデータを基にしています。

別途記載がない限り、表示される料金には付加価値税、売上税など、一切の税金等および関税は含まれません。日本の居住者であるお客様が AWS をご利用になった場合には、料金と併せて別途消費税をご請求させていただきます。詳細

Amazon Neptune と Amazon EC2 インスタンス間のデータ転送は、同一アベイラビリティーゾーン内であれば無料です。

マルチ AZ 配置のレプリケーションを目的とするアベイラビリティーゾーン間のデータ転送は無料です。

Amazon Neptune データベースインスタンスが VPC の外部にある場合: Amazon EC2 インスタンスと Amazon Neptune データベースインスタンスの間でデータ転送を行うときに、これらのインスタンスが同一リージョン内のそれぞれ異なるアベイラビリティーゾーン内にある場合は、Amazon Neptune データベースインスタンスが送受信するトラフィックについてはデータ転送料金は発生しません。データ転送料金が発生するのは Amazon EC2 インスタンスが送受信するトラフィックに対してのみであり、標準の Amazon EC2 リージョンデータ転送料金 (送受信ともに 0.01 USD/GB) が適用されます。

Amazon Neptune データベースインスタンスが VPC の内部にある場合: Amazon EC2 インスタンスと Amazon Neptune データベースインスタンスの間でデータ転送を行うときに、これらのインスタンスが同一リージョン内のそれぞれ異なるアベイラビリティーゾーン内にある場合は、Amazon EC2 リージョンデータ転送料金が送信と受信の両方で発生します。

Amazon Neptune Workbench

Amazon Neptune Workbench は Neptune ノートブックを提供し、Amazon SageMaker がホストする Jupyter ノートブックでグラフクエリを実行し結果を視覚化するために使用できます。Neptune ノートブックインスタンスは、準備完了状態で動作するインスタンス時間あたりの料金設定です。

Amazon Neptune Serverless

レイテンシーを拡大する

1 秒あたり数十万のトランザクションへの自動スケーリング

レイテンシーを縮小する

5 分以内

開始容量

1 NCU

容量の詳細度

1 NCU 程度の詳細な増分

リードレプリカ

読み取りスケーラビリティのための最大 15 の Neptune Replica

マルチ AZ および SLA

高可用性を実現するために、リードレプリカを別々の AZ に配布します。詳細については、Amazon Neptune SLA を参照してください。

料金の例

料金の例 1

例えば、Amazon Neptune データベースが、米国東部 (バージニア北部) の db.r5.large インスタンス (オンデマンド) で稼働しているとします。50 GB のデータを 100 GB のバックアップとともに保存し、月に 2 億回の I/O を行い、データ転送受信 (イン) は月に 50 GB、データ転送送信 (アウト) は月に 10 GB とします。料金は次のように計算されます。

インスタンス料金

db.r5.large インスタンスのオンデマンド料金は 0.348 USD/時なので、このインスタンスに対する毎月の料金は 250.56 USD (0.348 USD * 24 * 30) です。

ストレージ料金

ストレージ料金は 1 GB あたり 0.10 USD/月であるため、50 GB のストレージに対しては、月額料金 (30 日間) は 5 USD (0.10 USD * 50) となります。最初の 50 GB のバックアップストレージには追加料金は発生しません。残りの 50GB のバックアップストレージの料金は 1.05 USD (0.021 USD * 50) です。

I/O 料金

I/O コストは 100 万件のリクエストごとに 0.20 USD ですので、毎月 2 億件の I/O に対するコストは 40 USD (0.20 USD * 200) となります。

データ転送料金

Amazon Neptune データベースへのデータ転送受信 (イン) には料金は発生しません。 データ転送送信 (アウト) (100 GB/月まで) も無料です。  データ転送送信 (アウト) のコストは 0.00 USD (0.00 USD * 10) です。

合計料金:

250.56 USD インスタンス料金
5 USD ストレージ料金
1.05 USD バックアップストレージ料金
40 USD I/O 料金
1.08 USD データ転送料金
合計 = 297.69 USD

料金の例 2

Amazon Neptune データベースが、欧州 (フランクフルト) に 1 つのプライマリ db.r5d.2xlarge インスタンス (オンデマンド) と 3 つのレプリカ r5d.2xlarge インスタンス (オンデマンド) で稼働しているとします。また、Neptune Workbench を使用して、同じリージョンで 1 つの ml.t3.xlarge ノートブックインスタンス (オンデマンド) を実行しています。100 GB のデータを 75 GB のバックアップとともに保存し、月に 1 億 5000 万回の I/O を実行しています。料金は次のように計算されます。

インスタンス料金

db.r5d.2xlarge のオンデマンド料金は、1.92 USD/時です。クラスターには 4 つのインスタンスがあり、クラスターの毎月 (30 日間) のコストは 5,529.60 USD (1.92 USD * 4 * 24 * 30) です。

ストレージ料金

ストレージ料金は 0.119 USD/月であるため、100 GB のストレージに対しては、月額料金 (30 日間) は 11.90 USD (0.119 USD * 100) となります。各 Neptune クラスターの Neptune データベースストレージ合計の 100% を超えるまで、バックアップストレージに対する追加料金は発生しません。バックアップコストは 0.00 USD です。

I/O 料金

I/O コストは 0.22 USD/100 万件のリクエストなので、毎月 1 億 5000 万件の I/O に対するコストは 33.00 USD (0.22 USD * 150) となります。

ノートブック料金

ノートブックは、Amazon SageMaker のノートブックサービスを通じてホストおよび請求されます。インスタンスが準備完了状態にある間、お客様はノートブックインスタンスに対して課金されます。ml.t3.xlarge のオンデマンド料金は 0.23 USD/時なので、このノートブックインスタンスに対する毎月 (30 日間) のコストは 165.60 USD (0.23 USD * 24 * 30) となります。

合計料金:

5,529.60 USD データベースインスタンス料金
11.90 USD ストレージ料金
0.00 USD バックアップ料金
33.00 USD I/O 料金
165.60 USD ノートブックインスタンス料金
合計 = 5740.10 USD

料金に関するその他のリソース

AWS 料金計算ツール

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