Amazon Pinpoint 設定センターは、Amazon Pinpoint のお客様が、エンドユーザーがコミュニケーション設定を選択できるようにするためのウェブアプリケーションを構築する際のガイドです。コミュニケーション設定を収集することにより、Amazon Pinpoint のお客様は、エンドユーザーが好むコミュニケーションチャネルと関心に基づいて、ターゲットを絞ったコミュニケーションをエンドユーザーに送信できます。
これまでは、Amazon Pinpoint のお客様は、エンドユーザーのコミュニケーション設定を収集するために、独自の設定センターを開発するか、他のシステムから設定データを抽出する必要がありました。Amazon Pinpoint 設定センターにより、お客様は、エンドユーザーを正確にセグメント化するガイダンスを利用できるようになりました。
CAN-SPAM 法などの法的要件または規制要件に対処するために、このソリューションはエンドユーザーにマーケティングコミュニケーションの受信をオプトアウトする選択肢を提供します。
デフォルトの Amazon Pinpoint 設定センターウェブアプリケーション出力
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概要
下の図表は、GitHub にあるサンプルコードを使って構築できるアーキテクチャを示しています。
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Amazon Pinpoint 設定センターアーキテクチャ
アーキテクチャ図は、次のアセットを表しています。
- 静的ウェブページ用の静的 HTML、Javascript、およびカスケードスタイルシート (CSS) ファイルを含む Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) バケット。静的ファイルは Amazon CloudFront を介して提供されるため、エンドユーザーに最も近いエッジロケーションからキャッシュして提供できます。Lambda@Edge は、Amazon S3 から提供されるコンテンツにセキュリティヘッダーを追加します。これにより、セキュリティの追加レイヤーが提供され、Cross-site scripting (XSS) などの攻撃から保護されます。
- Amazon Pinpoint でユーザー情報を読み取って保存するための REST API を提供する AWS Lambda 関数を備えた Amazon API Gateway。
- 設定センターに表示されるコンテンツを説明するメタデータを含む Amazon DynamoDB テーブル。メタデータが変更されると、Amazon DynamoDB Streams は AWS Lambda 関数をトリガーし、Amazon Pinpoint 内の情報を更新して、メタデータで定義されたパブリケーションに関連付けられた新しい Amazon Pinpoint セグメントを自動的に生成します。
その他のリソース
特徴
カスタマイズ
特定のブランディングをサポートしたり、インラインフレーム (<iframe>) タグを介して既存のウェブページに埋め込んだりできるカスタマイズされた設定センターをデプロイできます。
モバイルの互換性
設定センターは、モバイルファーストのレスポンシブデザインを使用して、複数の画面サイズで最適なレンダリングを行います。
マルチチャネル設定
電子メール、SMS、および音声の設定を収集します。