Amazon EC2 C7g インスタンス

Amazon EC2 のコンピューティング負荷の高いワークロードで最高のコストパフォーマンス

最新世代の AWS Graviton3 プロセッサを搭載した Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) C7g インスタンスは、コンピューティング負荷の高いワークロードのために、Amazon EC2 の中でも最高のコストパフォーマンスを提供します。C7g インスタンスは、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)、バッチ処理、電子設計自動化 (EDA)、ゲーム配信、ビデオエンコーディング、科学的モデリング、分散型分析、CPU ベースの機械学習 (ML) 推論、および広告配信の用途向けとして理想的です。このインスタンスは、第 6 世代の AWS Graviton2 ベースの C6g インスタンスと比較して、最大 25% 向上したパフォーマンスを提供します。メモリ内にあるデータに対する高速なアクセスを可能にするために、C7g インスタンスはクラウドで最初に Double Data Rate 5 (DDR5) メモリを装備しました。これにより、DDR4 と比較した場合、50% 広いメモリ帯域幅を提供しています。

M7g インスタンスには、ローカル NVMe ベースの SSD ブロックレベルストレージに関するオプション (M7gd) があります。これにより、高速かつ低レイテンシーなローカルストレージを必要とするアプリケーションに対応します。C7gd インスタンスは、同等の Graviton2 ベースのインスタンスよりもリアルタイム NVMe ストレージのパフォーマンスが最大 45% 優れています。

C7gn インスタンスは、AWS Graviton3E プロセッサと新しい第 5 世代の AWS Nitro Card を搭載しています。C7gn インスタンスは、現世代の同等の x86 ベースのネットワーク最適化インスタンスと比較して、最大 200 Gbps のネットワーク帯域幅と vCPU あたり最大 3 倍高いパケット処理パフォーマンスを提供します。これらの新しいインスタンスは、ネットワーク仮想アプライアンス、データ分析、CPU ベースの人工知能/機械学習 (AI/ML) による推論など、最も要求の厳しいネットワーク負荷の高いワークロードを実行するのに理想的です。

AWS Graviton3 を搭載した Amazon EC2 C7g インスタンスの発表 (3:49)

利点

Amazon EC2 のコンピューティング負荷の高いワークロードで最高のコストパフォーマンス

C7g と C7gn インスタンスは、Graviton2 ベースの C6g および C6gn インスタンスより、それぞれ最大で 25% 良好なパフォーマンスを発揮します。これらのインスタンスは、HPC、ビデオエンコーディング、ゲーム配信、CPU ベースの ML 推論など、Linux 上に構築された多種類のコンピューティング負荷の高いアプリケーション向けとして理想的です。

強化されたセキュリティと最大のリソース効率

C7g および C7gn のインスタンスは、AWS Nitro System 上に構築されています。AWS Nitro System では、専用のハードウェアに軽量のハイパーバイザーを組み合わせて、分離型マルチテナンシー、プライベートネットワーク、高速のローカルストレージを提供します。AWS Graviton3 と AWS Graviton3E プロセッサでは、メモリでの常時暗号化、vCPU ごとの専用キャッシュ、さらにポインタ認証のサポートにより、セキュリティの強化も行っています。これらのインスタンスは、Amazon Elastic Block Store (EBS) ボリュームの暗号化も、デフォルトでサポートします。

広範なソフトウェアサポート


AWS Graviton ベースのインスタンスは、Amazon Linux 2、Red Hat Enterprise Linux、SUSE、および Ubuntu など、多種類の Linux オペレーティングシステムによってサポートされます。また、セキュリティ、モニタリング、管理、コンテナ、および AWS およびソフトウェアパートナーが提供する継続的統合/継続的配信 (CI/CD) 機能など、多くの一般的なアプリケーションやサービスも、AWS Graviton ベースのインスタンスをサポートしています。AWS Graviton Ready プログラムでは、AWS Graviton ベースのインスタンスでの使用が認定されたソリューションを、パートナーソフトウェアベンダーが提供します。

特徴

AWS Graviton3 プロセッサを搭載

AWS Graviton3 は、AWS が設計した ARM ベースプロセッサの最新世代であり、Amazon EC2 内のワークロードに対して最高のコストパフォーマンスを発揮します。AWS Graviton3 プロセッサは、AWS Graviton2 プロセッサと比較して、最大 25% 優れたコンピューティングパフォーマンス、最大 2 倍高い浮動小数点演算パフォーマンス、および最大 2 倍速い暗号化パフォーマンスをワークロード向けに提供します。加えて、この Graviton3 プロセッサでは、bfloat16 のサポートを含む機械学習ワークロードに対するパフォーマンスが、Graviton2 プロセッサと比較して最大 3 倍向上しています。C7gn インスタンスは、AWS Graviton3 プロセッサーと比較してベクトル命令でのパフォーマンスが最大 35% 高い AWS Graviton3E プロセッサーにより駆動されています。この改善により、HPC アプリケーションのために、より高いパフォーマンスを実現しています。

高性能インターフェイス

最先端の DDR5 を使用している C7g および C7gn インスタンスでは、C6g と C6gn インスタンスと比べて、利用できる帯域幅が 50% 拡大されています。また、C7g インスタンスには、ローカルインスタンスストレージのオプション (C7gd) も用意されています。C7gn インスタンスでは、ネットワークアプライアンスやデータ分析などのネットワーク負荷の高いアプリケーション向けとして、C6gn の 2 倍に拡張されたネットワーク帯域幅が提供されます。 C7g、C7gd、および C7gn および インスタンスは、16xlarge サイズとベアメタルサイズの Elastic Fabric Adapter (EFA) をサポートしています。

AWS Nitro System 上に構築

AWS Nitro System は、ビルディングブロックの豊富なコレクションであり、従来の仮想化機能の多くを、専用のハードウェアおよびソフトウェアにオフロードします。高いパフォーマンス、高い可用性、および高いセキュリティ性を提供することで、仮想化のオーバーヘッドを削減します。

製品の詳細

  • C7g
  • Amazon EC2 C7g インスタンスは、ARM ベースの AWS Graviton3 プロセッサにより駆動されます。コンピューティング負荷の高いアプリケーションに対して、Amazon EC2 の中でも最高のコストパフォーマンスを実現します。

    インスタンスサイズ vCPU メモリ (GiB) インスタンスストレージ (GB) ネットワーク帯域幅 (Gbps) EBS 帯域幅 (Gbps)

    c7g.medium

    1

    2

    EBS のみ

    最大 12.5

    最大 10

    c7g.large

    2

    4

    EBS のみ

    最大 12.5

    最大 10

    c7g.xlarge

    4

    8

    EBS のみ

    最大 12.5

    最大 10

    c7g.2xlarge

    8

    16

    EBS のみ

    最大 15

    最大 10

    c7g.4xlarge

    16

    32

    EBS のみ

    最大 15

    最大 10

    c7g.8xlarge

    32

    64

    EBS のみ

    15

    10

    c7g.12xlarge

    48

    96

    EBS のみ

    22.5

    15

    c7g.16xlarge

    64

    128

    EBS のみ

    30

    20

    c7g.metal 64 128 EBS のみ 30 20

    c7gd.medium

    1

    2

    1 x 59 NVMe SSD

    最大 12.5

    最大 10

    c7gd.large

    2

    4

    1 x 118 NVMe SSD

    最大 12.5

    最大 10

    c7gd.xlarge

    4

    8

    1 x 237 NVMe SSD

    最大 12.5

    最大 10

    c7gd.2xlarge

    8

    16

    1 x 474 NVMe SSD

    最大 15

    最大 10

    c7gd.4xlarge

    16

    32

    1 x 950 NVMe SSD

    最大 15

    最大 10

    c7gd.8xlarge

    32

    64

    1 x 1900 NVMe SSD

    15

    10

    c7gd.12xlarge

    48

    96

    2 x 1425 NVMe SSD

    22.5

    15

    c7gd.16xlarge

    64

    128

    2 x 1900 NVMe SSD

    30

    20

    c7gd.metal

    64

    128

    2 x 1900 NVMe SSD

    30

    20

  • C7gn
  • Amazon EC2 C7gn インスタンスには、Arm ベースの AWS Graviton3E プロセッサと、最新世代の AWS Nitro Card が搭載されています。C7gn インスタンスは、前世代の C6gn インスタンスと比較して、最大 200 Gbps のネットワーク帯域幅と最大 2 倍高いパケット処理のパフォーマンスの向上を実現しています。

    インスタンスサイズ vCPU メモリ (GiB) インスタンスストレージ (GB) ネットワーク帯域幅 (Gbps) EBS 帯域幅 (Gbps)

    c7gn.medium

    1

    2

    EBS のみ

    最大 25

    最大 10

    c7gn.large

    2

    4

    EBS のみ

    最大 30

    最大 10

    c7gn.xlarge

    4

    8

    EBS のみ

    最大 40

    最大 10

    c7gn.2xlarge

    8

    16

    EBS のみ

    最大 50

    最大 10

    c7gn.4xlarge

    16

    32

    EBS のみ

    50

    最大 10

    c7gn.8xlarge

    32

    64

    EBS のみ

    100

    最大 20

    c7gn.12xlarge

    48

    96

    EBS のみ

    150

    最大 30

    c7gn.16xlarge

    64

    128

    EBS のみ

    200

    最大 40

    c7gn.Metal

    64

    128

    EBS のみ

    200

    最大 40

     

お客様の声

Epic Games

Tealium は、ウェブ、モバイル、オフライン、および IoT にまたがる顧客データをつなげるため、企業は顧客とのつながりを深めることができます。Tealium のターンキー統合環境は、1,300 を超える組み込み接続をサポートしているため、ブランドは完全かつリアルタイムの顧客データインフラストラクチャを構築できます。

「Tealium は、当社の最も負荷の高いリアルタイムワークロード管理アプリケーションの一部に、ネットワーク最適化 Amazon EC2インスタンスを利用しています。Amazon EC2 C7gn インスタンスでは、Amazon EC2 C6gn インスタンスと比較して、パフォーマンスが最大 29% 向上していることがわかりました。これにより、データクエリのロード時間が短縮され、コスト削減分を再投資してより多くの特徴や機能を作成できることによって、顧客体験が向上します」。 

Tealium、SRE マネージャー/アーキテクト、Capen Brinkley, Sr 氏

Epic Games logo

1991 年に設立された Epic Games は、Fortnite、Unreal、Gears of War、Shadow Complex、Infinity Blade シリーズなどのゲームの作成者です。Epic の Unreal Engine テクノロジーにより PC、コンソール、モバイル、AR、VR、ウェブに対して、高忠実度かつインタラクティブなエクスペリエンスを導入できます。

「将来を見据えて、プレイヤーのためにますます没入感のある魅力的なエクスペリエンスを構築していく中で、AWS Graviton3 ベースの EC2 C7g インスタンスを使用できることを嬉しく思います。私たちのテストでは、これらのインスタンスがレイテンシーに敏感で最も要求の厳しいワークロードにも適しており、料金パフォーマンスでも大きな利点をもたらし、さらに Fortnite や Unreal Engine で作成されたあらゆるエクスペリエンスの可能性を広げるという結果が示されました」。 

Epic Games、エンジニアリングシニアディレクター、Mark Imbriaco 氏

Formula 1

フォーミュラ 1 (F1) レースの発足は 1950 年にさかのぼり、毎年開催されるスポーツシリーズとして世界中の人気を集めていると同時に、モーターレース競技の中では世界最高級の権威を誇っています。

「Graviton2 ベースの C6gn インスタンスは、私たちの CFD ワークロードの一部において、最高の料金パフォーマンスをもたらすことがすでにわかっていました。今回、それと同じシミュレーションにおいて、Graviton3 C7g インスタンスは Graviton2 C6gn インスタンスよりも 40% 高速であることがわかりました。EFA がこのインスタンスタイプに標準搭載されること、また、料金パフォーマンスが大幅に改善されたことで、Graviton3 ベースのインスタンスが私たちのすべての CFD ワークロードを実行するための最適な選択肢となるだろうと期待しています」。

Formula 1 Management、最高技術責任者、Pat Symonds 氏。

NextRoll

NextRoll Inc. は、その規模の大小に関わらず企業における成長を加速させることを使命に掲げる、マーケティングとデータテクノロジーの企業です。機械学習を利用する NextRoll のテクノロジーは、単一のプラットフォーム上で、データを収集し、信頼性のあるインサイトを提供するとともに、企業が戦略的に購入者をターゲットにするための導入しやすいツールを提供しています。

「Graviton3 ベースの C7g インスタンスが、ビッダー、広告サーバー、そして ElastiCache クラスター向けとして最適なことは、すでに認識していました。現在、C7g インスタンスにより、Graviton2 ベースの C6g インスタンスと比較して、約 15% 多いリクエストを処理しています。また、C7g インスタンスを使用することで、レイテンシーが最大で 40% 改善しました。これらの事実から、AWS Graviton3 ベースの C7g インスタンスが、本番向けとして導入されるのを楽しみに思っています」。

NextRoll、CTO、Valentino Volonghi 氏

Snap Inc

Snapchat や Bitmoji などの人気ソーシャルメディアサービスで知られる Snap は、Amazon EC2 での料金パフォーマンスを最適化するために AWS Graviton2 ベースのインスタンスを採用済みでした。

「当社において、新しい AWS Graviton3 ベースの Amazon EC2 C7g インスタンスを試したところ、現実のワークロードのパフォーマンスが、従来世代の C6g インスタンスと比べて、大幅に改善されることがわかりました。メッセージ配信、ストレージ、そしてフレンド相関図向けの Graviton2 ワークロードを、Graviton3 ベースに移行するのを楽しみにしています」。

Snap、ソフトウェアエンジニア、Aaron Sheldon 氏

Sprinklr

唯一の統合カスタマーエクスペリエンス管理プラットフォーム (Unified-CXM) である Sprinklr 社は、業界をリードする AI を使用して、インサイト駆動型の戦略とより優れたカスタマーエクスペリエンスを生み出しています。これにより、世界でも最大級かつ非常に優良な複数の企業が顧客満足度を高めるための事業を、30 以上のデジタルチャネルを通じてサポートしています。

「当社では、コストパフォーマンスの大幅な改善を目的として、さまざまなワークロードの実行に AWS Graviton ベースのインスタンスを使用しています。AWS Graviton3 の発表後、この新しい Amazon EC2 C7g でワークロードのベンチマークを測ったところ、以前の世代のインスタンスと比較して、パフォーマンスが 27% 改善することがわかりました。この結果をふまえ、AWS Graviton3 ベースの C7g インスタンスの本番向け導入することに期待を寄せています」。

Sprinklr、インフラストラクチャおよび DevOps 担当副社長、Jamal Mazhar 氏

Twitter のロゴ

Twitter は今起きていること、人々が話題にしていることを教えてくれます。

「Twitter は、AWS Graviton ベースの EC2 インスタンスを活用して Twitter のタイムラインを配信する複数年のプロジェクトに取り組んでいます。さらなる効率化を目指した継続的な取り組みの一環として、新しい Graviton3 ベースの C7g インスタンスをテストしました。Twitter のワークロードのパフォーマンスを代表する複数のベンチマークにおいて、Graviton3 ベースの C7g インスタンスは、Graviton2 ベースの C6g インスタンスと比較して 20~80% 高いパフォーマンスを実現し、また、テールレイテンシーも 35% も低減しています。今後、Graviton3 ベースのインスタンスを活用することで、料金パフォーマンスにも大きな利点をもたらしてくれると期待しています」。

Twitter、プラットフォーム部門責任者、Nick Tornow 氏

Ansys

Ansys は、専用シミュレーションソリューションのプロバイダーです。同社は、物理ベースでマルチフィジックスのシミュレーションに関して業界をリードしており、各分野の顧客が変革的な製品開発を進める際の支援を提供しています。

「エンジニアやデザイナーが直面する問題はより複雑化してきている中、クラウドコンピューティングは、高パフォーマンスのコンピューティングにアクセスすることに対する障壁を下げてくれるので、ユーザーはより迅速に問題を解決できるようになります。Ansys では、グリーンコンピューティングイニシアティブにも注力しており、エネルギー効率の改善とともに、顧客側のコスト削減も目指しています。当社が行ったベンチマークにおいて、AWS Graviton3 ベースの C7g では、従来世代のインスタンスと比較して、35% 高いパフォーマンスが示されました。AWS Graviton3 プロセッサの LS-DYNA サポートを使用する Ansys のお客様は、スピードに関し妥協することなく世界クラスのマルチフィジックス処理にアクセスしながらも、同時に、エネルギーとコストの消費を低減できるという 2 つの側面で、最良の結果を得られます」。

Ansys、最高情報責任者、Prith Banerjee 氏

Beamr

Beamr は、トップクラスの画像と動画の最適化ソリューションプロバイダーとして、プロフェッショナルの写真家がワークフローを改善することや、写真共有サービスが UX を向上しチャーンを低減することを可能にしています。また、動画サービスプロバイダーに対しては、ストレージと配信コストの低減も支援しています。

「C/C++ で記述された Beamr のソフトウェア、JPEGmini では、JPEG 画像の品質を損なうことなく、そのファイルサイズを縮小させ最適化できます。このアプリケーションはコンピューティング負荷が高く、画像のデコーディングとエンコーディングの機能や、各種イメージの属性を分析する、品質測定アルゴリズムを含んでいます。このソフトウェアのモバイルバージョンは、ARM プロセッサで実行されているということもあり、当社は、AWS Graviton3 ベースの Amazon EC2 C7g インスタンスでのパフォーマンスを、テストすることを決めました。対象のソフトウェアを C7g インスタンスで実行するための再構築は 1 営業日で完了し、得られた結果は充分期待できるものでした。C7g インスタンスで実行した場合、そのパフォーマンスは、同等の x86 ベースインスタンスに比べて、30% 向上することが確認されたのです。これらの結果を踏まえ、当社ではお客様に対し、Graviton3 ベースインスタンスの一般提供が開始した際には、そちらで Beamr JPEGmini を実行することを推奨しています。それに加え、H.264 および HEVC 用の Beamr の動画エンコーディングについても、Graviton インスタンスでのベンチマーク測定を計画しています」。

Beamr、R&D 担当副社長、Dan Julius 氏

CloudFix

CloudFix は、クラウドのコストに関する問題を、最も簡単に解決する手段を提供します。同社を通じて、AWS の支払いを 10~20% 節約するのに必要なのは、わずか 5 クリックのみです。

「当社のほとんどの事例において、25~35% もパフォーマンスを向上させる、この新しい Graviton3 プロセッサーについては、本当に関心させられています。素晴らしいコストパフォーマンス比率が実現できる Graviton3 には、すべての人が移行することをお勧めします。また、今後仲介機能がリリースされ、顧客がワークロードを数クリックだけで移行できるようになることにも、本当に期待しています」。

CloudFix、最高経営責任者、Rahul Subramaniam 氏

honeycomb.io ロゴ

Honeycomb.io は、エンジニアリングチームがクラウドアプリケーションの質とパフォーマンスを可視化、分析、改善できるようにする、可観測性プラットフォームを開発しています。

「Graviton3 の初期のプレビューインスタンスについて、当社における高スループットのテレメトリーデータ収集ワークロードをテストしたところ、Graviton2 の場合に比べてワークロードのパフォーマンスが 35% 向上したことは嬉しく思います。同じワークロードに対して、C7g は C6g に比べて 30% 少ないインスタンス数で動作し、レイテンシーも 30% 削減できました。このインスタンスタイプが本番稼動するようになれば、インテル製インスタンスと比較して、全体的に 50% 以上の料金パフォーマンス向上が期待できると考えています」。

honeycomb.io、プリンシパルデベロッパーアドボケート、Liz Fong-Jones 氏

Modern Electron

Modern Electron は、熱源および電力の脱炭素化を目指すテクノロジー企業です。同社の電力向け製品では、加熱炉やボイラーが発する熱量から電気を発生させます。また、脱炭素向け製品においては、商業および産業での加熱向け燃料を混成するための、クリーン水素を生成しています。

「当社では、斬新な熱電気変換デバイスをシミュレートするための、Exascale Computing Project の一貫として、WarpX というシミュレーションソフトウェアを使用しています。2020 年に Graviton2 ベースの C6g インスタンスを使用し始めた際には、C5 インスタンスに比べて 50% のコスト改善を体験しました。最近、C6g インスタンスで実行してきたシミュレーションを、C7g によりテストしてみたところ、コンピューティングの速度がさらに 50% 改善されたのです。このことは、当社がソリューションを得るための時間を大いに低減し、学習の比率を極めて向上させるものです」。

Modern Electron、シニアコンピューティングフィジシスト、Peter Scherpelz 氏

NSCC

The National Supercomputing Centre (NSCC) Singapore は、2015 年に開設された機関で、国内向けに超大規模の計算設備の運営を行っています。NSCC の高パフォーマンス (HPC) リソースは、シンガポール国内における公共およびプライベートセクターでの研究ニーズをサポートするためのもので、その対象には、研究施設、高度教育機関、政府エージェンシー、および諸企業が含まれています。

「AWS Graviton3 ベースの Amazon EC2 C7g インスタンスのトライアル期間中に、分子力学シミュレーションに関するベンチマークを行ったところ、同等の x86 ベースインスタンスより 15~20% 高いパフォーマンスが測定できました。さらに、従来世代の AWS Graviton2 ベース C6g インスタンスに対しても、40~50% の改善が見られました。このベンチマークはほんの 2 日間で終了し、パフォーマンスに関する特定のチューニング作業も必要なく、GCC 11.2.0 と ARM のパフォーマンスライブラリを利用するだけですみました。この AWS Graviton3 が HPC ワークロードに提供するパフォーマンスには、関心させられています」。

NSCC、シニア HPC アプリケーションアナリスト、Jernej Zidar 氏

ProSiebenSat.1

ProSiebenSat.1 Media SE は、エンターテインメント、出会い系、商業、その他のベンチャーに焦点を当てた、ドイツのデジタルおよびメディア企業です。その完全子会社である Seven.One Entertainment Group では、多様なメディア技術を通じて、エンターテインメントコンテンツを視聴者に提供しています。

「Seven.One Entertainment Group では、オープンソースの ffmpeg をベースとしたトランスコーディングツールを Amazon EC2 内で実行して、オンデマンドコンテンツを配信しています。当社では、2021 年に AWS Graviton2 ベースの C6g インスタンスへの切り替えを行っており、その際、同等の x86 ベースインスタンスと比較して、大幅なコスト改善を実感していました。さらに、C6g インスタンスを使用すれば、EC2 インスタンスごとに並列実行するトランスコーディングタスクを増やすことができるので、結果的に使用するインスタンス数を減らし、コストを節約できます。新しい AWS Graviton3 ベースの C7g インスタンスで、ffmpeg version 4.4.1 によるトランスコーディングをテストしてみたところ、C6g インスタンスより最大で 40% 高速のパフォーマンスでベンチマークされました。ffmpeg バージョン 5 の Arm64 最適化を利用した新たなビルドでは、特にライブに近いユースケースでのパフォーマンスが、さらに大きく向上します。これにより、ビデオオンデマンドのコンテンツを、より速くユーザーに届けられます」。

Seven.One Entertainment Group GmbH、ビデオエンジニアリング部門代表、Wolfgang Dworzak 氏

Tuya

Tuya Smart では、各種のデバイスを IoT 経由で接続し生活をよりスマートにするための、プラットフォームを提供しています。

「当社のアプリケーションは、多数の永続的な接続を使用するネットワーク集約型です。このアプリケーションを、AWS Graviton2 ベースの Amazon EC2 C6g インスタンスで実行したところ、x86 と比べて 40% のパフォーマンス向上が見れらたことには、驚かされました。当社は、過去 1 年半を超える期間、ほとんどの本番ワークロードを、Graviton ベースのインスタンスで実行してきました。AWS Graviton3 ベースの Amazon EC2 インスタンスについて、そのリリース後に測定したベンチマークでは、C6g インスタンスと比較した場合に共通タスクでは 15%、暗号化/複合化処理の多いタスクでは 50% のパフォーマンス向上がありました。この新しい C7g インスタンスを、近々、本番向けに導入できることを楽しみにしています」。

Tuya Smart、シニアプラットフォームテクニカルディレクター、Simon Shu 氏

Viant

Viant は、トップクラスの広告ソフトウェア提供企業です。クラウドベースのプラットフォームを通じて、広告の購買者が広告への投資を計画、策定、実施、および測定できるよう支援しています。

「AWS Graviton3 のパフォーマンスには、非常に驚かされています。当社のアプリケーションは、CPU のベクトル化に大きく依存するものですが、AWS Graviton3 SVE では、AWS Graviton2 の Neon 拡張よりも、パフォーマンスが明確に改善します。CPU 負荷の高いワークロードについて実稼働でのテストを行ったところ、AWS Graviton3 ベースの Amazon EC2 C7g インスタンスでは、AWS Graviton2 ベースの C6g インスタンスと比較しても、最大で 45% のパフォーマンス改善がありました。AWS Graviton3 は、当社がプラットフォームを成長させ運用コストを削減する上での、極めて重要なコンポーネントとなるでしょう」。

Viant、上級副社長、チーフアーキテクト、Adrian Witas 氏

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