AWS Lambda を使用してデバイスのアクションを定義する

AWS Lambda は、AWS クラウドで動作する汎用性の高いプログラミング環境です。デバイスのファームウェアを変更せずに、デバイスのイベントを Lambda 関数と関連付けて、企業のワークフローに統合できます。Lambda 関数では、Java、Python、C# などの言語を使用して簡単なビジネスロジックを実装できます。また、オンプレミスを含むさまざまな場所でワークフローをトリガーできます。

デバイスをまとめ、モニタリングする

要件に基づいてデバイスをグループ化し、アクションとコンテキストデータをそのグループに関連付けることができます。AWS IoT 1-Click 内のこのようなグループを「プロジェクト」といいます。また、Devices コンポーネントを使用して、個々のデバイスレベルでアクションを設定したり、状況を追跡したりできます。本サービスには、デバイスアクティビティに関する事前定義済みのレポートが用意されていますが、Amazon CloudWatch にパブリッシュされた情報を使用してカスタムレポートを構築することもできます。

また、AWS IoT 1-Click では開発者がデバイスとプロジェクトで使用できる API も公開しています。AWS IoT 1-Click の詳細については、ドキュメントを参照してください。

モバイルエクスペリエンス

IoT デバイスは、お客様の環境で管理し、物理的に設置する必要があります。AWS IoT 1-Click モバイルアプリケーションは、わずかなステップで新しいデバイスを物理的な場所にオンサイト設置できるようにすることで、AWS クラウドと物理デバイスを接続します。たとえば、新しいデバイスを箱から出し、デバイスの位置属性を iOS または Android の 1-Click モバイルアプリを使って数秒で更新または追加すれば、準備は完了です。

AWS IoT 1-Click アプリは iOS または Google Play のストアでダウンロードできます。

シンプルなデバイスの選択

AWS IoT 1-Click では、開封してすぐに使えるように準備されたシンプルなデバイスをサポートしています。サポートされているデバイスのリストについては、AWS IoT 1-Click デバイスのページをご覧ください。 今後、サポートするデバイスの種類を増やし、さまざまな接続方法を利用できるようにする予定です。

安全性の高い接続

デバイスメーカーは、AWS IoT Core に接続するための適切な認証情報を製造段階で組み込んだうえでシンプルなデバイスを製造できるため、AWS クラウドにセキュアに接続できます。

コンテキストデータによるグループ化

AWS IoT 1-Click を使用すると、お客様は用途や場所などの要件に基づいてデバイスをプロジェクトごとにグループ分けできます。各デバイスをどのプロジェクトで使用するかを、ユーザー指定のコンテキストデータに基づいて定義できます。

アクションの選択

AWS IoT 1-Click を使用すると、お客様は E メールや SMS メッセージを送信するなどの一連の事前定義された AWS Lambda アクションから選択し、デバイスに関連付けができます。または、独自にカスタム定義した Lambda 関数の使用を選択することもできます。

使用量とステータスのリポート

お客様は、AWS IoT 1-Click を使用して、デプロイされたデバイスの使用量とステータスの詳細を示すレポートを生成できます。レポートには、クリック回数などのデバイスのアクティビティ、バッテリー駆動デバイスの残りの動作時間などのデバイスの健全性に関する事前定義済みのレポートと、Amazon CloudWatch を使用して生成できるカスタムレポートがあります。

柔軟なアクセス

AWS IoT 1-Click は、AWS マネジメントコンソール、iOS および Android プラットフォームの AWS IoT 1-Click モバイルアプリから使用できます。さらに、さまざまなパブリック API を使用して AWS IoT 1-Click 機能を使用できます。

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