当社では、価格、ポリシー、テクノロジー、顧客の好みが変化する中で、競争力を維持するために俊敏性を必要としていました。それこそまさに、AWS で実現できるものでした。最近、AWS で予定していた 220 台の仮想マシンのプロビジョニングを完了しました。初期の計画からアプリケーションデザインのレイアウト、プロビジョニング、本番までを 1 週間で実行しました。
Steve Fortune 氏 グループ CIO

BP は世界のエネルギーシステムを幅広く手がける多国籍企業です。輸送用燃料、光熱エネルギー、エンジンの稼働を維持するための潤滑油のほか、塗料、衣服、包装といった多様な日用品の製造に使用する石油化学製品を提供しています。同社では、1 日あたり約 330 万石油換算バレルを生産しています。BP の総埋蔵量は 178 億 1,000 万石油換算バレルで、70 か国以上で事業を継続しています。同社のアップストリーム部門は石油/ガスの探査、現地での開発、生産を担当し、ダウンストリーム部門は燃料、潤滑油、石油化学製品の精製とマーケティングを担当しています。サービスステーションは 1 万 8,000 か所あり、世界全体で 7 万 4,000 人を超える従業員が働いています。

BP の Information & Technology Services (IT&S) 部門は、世界中の数千人の従業員が使用する SAP アプリケーションを多数管理しています。これらのアプリケーションは、同社のサプライチェーン、受注から入金までのプロセス、調達、財務の日常的な業務に不可欠です。

BP は業務を簡略化して最先端化することに重点を置き続けており、IT&S 部門はビジネス戦略をサポートするために俊敏性と柔軟性の点で段階的に変化する必要があります。Fortune 氏は、「BP は以前データセンターに投資していましたが、所有しているインフラストラクチャを完全に利用しきれていたわけではありませんでした。また、プロジェクトを軌道に乗せるまでに数か月かかっていました。そのため、柔軟性や対応速度を向上させるためのソリューションを検討する必要がありました。当社の戦略は進化しています。当社では、価格、ポリシー、テクノロジー、顧客の好みが変化する中で、競争力を維持するために俊敏性を必要としていました。それこそまさに、AWS で得られるものでした」と話しています。

BP は、Castrol のグローバル事業で運用する SAP アプリケーションの 1 つを実行するクラウドテクノロジープロバイダーとして AWS を選びました。AWS を使えば、柔軟性、俊敏性、信頼性に関する目標を達成できることがはっきりしていたためです。

BP は、SAP ワークロードのクラウド移行の手始めとして、SAP HANA ベースの "アジャイル分析" レポート作成/インサイトシステムを AWS で実装しました。同社では、このソリューションを使用して、経営陣には分析ダッシュボードを、BP の財務部門には財務データを提供しています。

この実装の成功により、BP は 1 つ目の本番 ECC を AWS に移行することにし、AWS エンタープライズサポートチームと密接に連携して移行を円滑に進めました。このソリューションでは、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) R4 インスタンスを利用しています。R4 インスタンスはメモリ最適化インスタンスで、大規模なインメモリアプリケーションを実行できます。

BP は潤滑油の ECC システムを AWS で実行することで、年間ライセンス料、ならびにサポートおよびメンテナンスのコストを大幅に削減できました。さらに、今後 18 か月で SAP 環境全体をクラウドに移行する予定です。Castrol の例で、BP は本番インスタンスをサポートするため、データベースサーバーとアプリケーションサーバーを含む 11 台の物理サーバーを維持していましたが、それらのサーバーを廃止できました。また、システムがオンプレミスデータセンターでホストされていた時は使用率が高くありませんでした。AWS では、利用したリソースのみに対して料金を支払うようになり、処理のニーズに応じてシステムのサイズを柔軟に変更できるようになりました。これにより、コスト管理の効率が大幅に向上しました。

また、AWS クラウドに移行したことで、潤滑油の ERP システムのパフォーマンスが向上し、平均応答時間は約 40% 短縮されました。

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