多国籍企業 Global Blue は、小売業者、銀行、海外旅行者間の数百万件のトランザクションビジネスを支えています。同社は付加価値税(VAT)および消費税(GST)の還付を 38 か国で行っており、海外で買い物をするクレジットカード保有者に対しては「Dynamic Currency Choice」を提供しています。Global Blue は小売業者が税金還付を受けられるようにするだけではなく、国際的なプレゼンスを向上させたい企業向けにサービス(Global Blue Academy、Market Intelligence、Direct Promotions および雑誌やオンラインマガジン、SHOP など)を提供しています。

Global Blue では、オンラインでの返金発行ビジネスが急激に成長していました。これにより、同社の既存インフラストラクチャの容量に問題が生じていました。Waleed Hanafi 氏(Global Blue の SVP 兼 CTO)は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)を利用し始める前の状況を次のように説明します。「当社は空き容量を増やすために E メールとビジネスインテリジェンス(BI)のアプリケーションを運用環境から移動せざるを得ませんでした。BI チームは社内インフラストラクチャを占有する代わりに、クラウドサービスプロバイダを使用することを吟味しました。BI をクラウドに移行させることに成功していたため、それを永続的なものにして、「BI Reporting Factory」を作成して売買レポートの作成、ダッシュボードの管理、スケジュール設定されたレポートタスクなどを管理することにしました。」

Global Blue のクラウドコンピューティングへの初めての進出は、長い時間をかけて行われました。Hanafi 氏によると、「当社はクラウド開発を注視し、容量、信頼性、安全性、料金が適切に組み合わせられたサービスを待っていました。社内環境でのスケーリング能力には限界があり、未処理のプロジェクトを将来的に処理できる見込みは全くありませんでした。当社は「設備を出来るだけ持たずに」運用したいと考えています。そのため、データセンターへの更なる投資は好ましいものではありませんでした。」

「BI チームはシンガポールにありますが、当社の世界中の主要なマーケットの施設を引き続き提供しながら、現地で一緒に作業できるベンダーが必要でした。BI チームは技術に長けているわけではなかったため、技術者でなくとも簡単に使用、設定できるプラットフォームも重要でした。AWS はその条件を満たしたのです。」

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)、Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)、欧州のアベイラビリティーゾーンを使用して BI Factory Reporting ツールをホストすることに加え、Global Blue は AWS を使用して同社のウェブサイト、顧客向けの各種ウェブサイト、開発環境をホストしています。

Hanafi 氏は AWS が Global Blue にもたらした 3 つの主要なメリットは、スピード、容量、そして費用の削減であると述べています。Global Blue の費用の削減に関しては特に次のように説明しています。「当初の目的は、データセンターで容量の逼迫に直面している BI サービスを回復させることでした。主要システムをクラウドに移行し、実行環境に戻す機能が重要でした。さらに、BI Reporting Factory のかなりの費用を削減できました。オンプレミスのインフラストラクチャであれば資本支出に 800,000 USD、毎月の運用費用に 5,000~8,000 USD が必要でしたが、これらの費用が不要になりました。根本的に、アプリケーションを社内で管理し続けていれば、資本支出は承認されることはありませんでした。」

Global Blue の次の大きなプロジェクトは、クラウドを使用して災害復旧システムを置き換えることです。Hanafi 氏は次のように説明します。「当社は 2007 年から仮想化を実施してきました。クラウドは運用方法を考える上で魅力的な選択肢なのです。当社はあらゆる新規システムの提案にテストを実施していますが、「構築するか購入するか」という古い選択肢が「構築するか、購入するか、クラウドにするか」という選択肢に拡がります。クラウドを使用した災害復旧への移行は現在進行中です。長い時間をかけ、社内およびクラウドサービスの両方のメリットを享受できる高可用性の設計に移行するべく作業しています。」

Global Blue のチームは、新しく革新的なプラットフォームの使用を探求するために AWS が進んで一緒に作業していることを歓迎しています。Hanafi 氏は次のように語ります。「相談できる技術スタッフがいるベンダーは、プロジェクトを前進させるために不可欠なのです。」

AWS がご提供するウェブアプリケーション向けサービスの詳細については、ウェブアプリケーション詳細ページ http://aws.amazon.com/web-mobile-social をご覧ください。