南米全土の約 63 か所に乗り入れる GOL Airlines は、ブラジル最大級の航空会社に発展しています。顧客のニーズに応えることで、GOL Airlines は顧客の快適さの拡大と向上に努め続けています。同社は、機内ではインターネットに接続できないので娯楽システムが求められていることに気付き、ソリューションを開発しました。

社内の担当者が、機内での娯楽ソリューションを Microsoft .NET 4.0 と C# で開発しました。飛行機のサーバーでは、SQL Server 2008 と AWS MongoDB が使われています。

機内の娯楽システムを実現するにあたっての最大の課題は、最適なコンテンツ管理方法を決定することでした。コンテンツはすべて Airlines 社が管理しており、その内容は乗客の行動に関する情報(広告に関係します)から機内番組(音楽コレクション 14,000 曲をはじめビデオ、雑誌記事、ゲーム、ニュース、スポーツなど)に及び、さらに各航空機はコンテンツ同期チェック(どのコンテンツが同期されたかを具体的に確認)を行います。航空機には機内サーバがインストールされています。機内サーバはアクセスポイントを持ち、Wi-Fi ネットワークを提供します。

機内サーバは AWS クラウド内のセントラルサーバと連携しており、飛行機が着陸するたびに空港内の Wi-Fi に接続し、AWS サーバにアクセスしてコンテンツを同期します。これにより、乗客は機内から、スマートフォン、ノート PC、タブレットなどを使って Wi-Fi 接続を完全に無料で利用できます。このアーキテクチャーは、航空業界において革命的なものでした。

GOL Airlines は機内娯楽システムを構築することを決定したとき、プロジェクトを成功させるには優れたウェブサービスプロバイダーが必要であることに気付きました。システムインテグレーターの推奨に基づいて GOL がプロバイダーとして選んだのが AWS だったのです。AWS のクラウド技術と魅力的な価格体系が決定の決め手になりました。さらに、AWS のサービスは、GOL が使用する大量のコンテンツの管理にも最適でした。

GOL はブラジルの大手通信会社との間で、新しいコンテンツを中央のサーバーに直接パブリッシュしてもらうように契約を結んでいます。AWS プラットフォームは非常に柔軟性に富んでいるので、機内サーバーを巨大なコンテンツファイルで更新する時間が足りないときには、その空港ではファイルの一部だけをアップロードして、次の空港で残りをアップロードすることができます。

GOL はまた、さまざまなビジネスパートナーと連携して、乗客の目的地に応じて変更した広告を遠隔地から発行できるようにしています。次の図は、機内および地上でアーキテクチャーがどのように機能しているかを示しています。

GOL Airlines Architecture Diagram

図 1. GOL エアラインの AWS におけるアーキテクチャ

機内イントラネットを実装して以来、GOL Airline は俊敏性を手に入れ、市場投入までの時間を短縮することができました。GOL Airlines でイノベーションおよび製品事業部門をまとめている Giselma Becaro Silva 氏は、次のように説明しています。「AWS のおかげでプロジェクトの開始が半年早くなりました。通常、ソフトウェアのアップグレードは社内で行うよりも早く、ニーズに合わせてスケールアップまたはスケールダウンすることができます。」

AWS のスケーラブルで安全なインフラストラクチャを実装することで、GOL はサーバの購入やデータセンターの維持にかかる出費を避けることができました。Giselma 氏は次のようにコメントしています。「GOL にとって、AWS の最も優れた点はインフラストラクチャの透明性です。データセンターは GOL 航空の主要事業ではありませんが、運営を AWS に任せて、私たちはイノベーションに集中することができます。私たちがお客様とビジネスに注力している間に、AWS が高い可用性、スケーラビリティ、パフォーマンスを備えたサーバーを用意してくれるのです」

AWS を利用した同社の目覚ましい成功は、GOL の他のプロジェクトや製品のガイドラインになっています。

AWS がご提供するウェブアプリケーション向けサービスの詳細については、ウェブアプリケーション詳細ページ http://aws.amazon.com/web-mobile-social をご覧ください。