人員とデータセンター設備のコストを検討した結果、物理的なサーバーを利用するよりも AWS を導入した方が、学生数の急激な増加に伴うトラフィックの急速な増加に対して、非常に低コストで対応できることがわかりました。 
Kalpesh Parikh 博士 IT アドバイザー

2007 年に設立されたグジャラート工科大学 (GTU) では、インド全国の約 500 か所から年間約 500,000 人の学生に対して、経営、技術、薬学、ソフトウェア開発のコースを提供しています。また GTU は、科学技術の発展に貢献する研究者に研究所や関連施設を提供しています。

GTU では、2008 年の時点で、物理的なサーバー、ストレージ、ネットワークの設備を使用して 52,000 人の学生に対応していました。しかし、学生と教員の数が増えるにつれ、サーバーに過度な負荷がかかるようになり、GTU のウェブサイトやプロジェクトのモニタリングおよび管理システムといった重要なアプリケーションやサービスにアクセスできなくなりました。可用性に関するこのような問題は、最大 3 日間続きました。学生や研究者へのサービスの提供や管理作業をほとんどインターネットに依存して行っていたため、そのような状態は GTU にとって望ましくありませんでした。「私たちのウェブサイトには、通常、1 日あたり約 50,000 件のアクセスがありますが、月曜日はその数が 100,000 件に増加します」と GTU の副学長である Akshai Aggarwal 博士は言います。「アクセス需要のピークに対応できるようにインフラストラクチャに投資しなければなりませんでしたが、1 週間のうち残りの日はその大部分が利用されないという難しい問題に直面しました」 

GTU では、パブリッククラウドサービスを使用すれば、必要な可用性や、アクセスの増大に対応できるスケーラビリティ、アクセス需要のピークを管理できる伸縮性を確保できると判断しました。さまざまなローカルクラウドサービスを検討していたとき、米国のアマゾン ウェブ サービス (AWS) で働いている GTU の卒業生が、Aggarwal 博士に連絡を取り、AWS が大学のニーズにまさにぴったりであることを説明しました。GTU では詳細な評価を行ってその卒業生の考えが正しいことを確認できたため、AWS アーキテクチャにシステムを構築して移行する計画を練り始めました。GTU では、プロジェクトが複雑になり、勢いを増したため、AWS に移行する前に独自の準備作業に取り組みました。「私たちの要件に合った最適なアーキテクチャと設定を決定する際、AWS が強力にサポートしてくれました」と GTU の IT アドバイザーである Kalpesh Parikh 博士は言います。「また、トラブルシューティングのときに AWS のパートナーが強力にサポートしてくれました」

GTU では、現在、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスを使用して、アプリケーションやサービスを実行するためのコンピューティングリソースが提供され、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) と Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) を使用して、ストレージリソースが提供されています。Amazon Glacier を使用すると、データのアーカイブ化と長期的なバックアップを行うことができ、Amazon CloudWatch を使用すると、AWS リソース、GTU のアプリケーションやウェブサイトをモニタリングしてアラートを通知できます。

AWS とそのパートナーのサポートによって、GTU の技術チームは、GTU における AWS リソースの使用を最適化し、発生する可能性がある問題に対処するトレーニングを行っています。深夜 12:00 から午前 5:00 の間、ウェブサイトとアプリケーションの使用状況をモニタリングし、コストを最小限に抑えるために GTU に割り当てるリソースをスケールダウンすることも行いました。「また、このチームは、外部の攻撃からリソースを適切に保護し、データの喪失や漏洩のリスクが最小限に抑えられるように、AWS のセキュリティグループを設定できました」と Parikh 博士は述べています。

下の図に、AWS における GTU プロジェクトのメンタリングとモニタリングの環境を示します。

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GTU は、AWS の導入によりさまざまな恩恵を受けました。この大学は、ウェブサイト、アプリケーション、サービスについて 99.999% の可用性を実現しました。サービスの停止は、教育計画や学習計画を遅らせ、これまで何万もの学生の教育に悪影響を及ぼす可能性がありましたが、その発生を最小限に抑えられています。「人員とデータセンター設備のコストを検討した結果、物理的なサーバーを利用するよりも、AWS を導入した方が、学生数の急激な増加に伴うトラフィックの急速な増加に対して、非常に低コストで対応できることがわかりました」と Parikh 博士は言います。「ウェブサイトに同時にアクセスするユーザー数を何のためらいもなく 3,000 から 30,000 にスケールアウトできます」

Parikh 博士は、AWS を使用することにより、さらなる効率化と革新の可能性がもたらされることに胸を躍らせています。「AWS の導入をさらに強力に推し進め、今後もずっと AWS と良い関係を築きたいと思っています」と Parikh 博士は言います。

AWS でウェブサイトをサポートする方法の詳細については、ウェブサイトおよびウェブサイトホスティングの詳細ページをご覧ください。