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【開催報告】AWS Summit Japan 2025 建設・不動産向けブース展示

AWS Summit Japan 2025の建設・不動産向けブース展示では、「デジタルの力で、建設・不動産の”当たり前”を革新する」をテーマに、3つの革新的なソリューションが紹介されました。
まず、RAPID(AI書類審査ソリューション)は、大量の文書審査作業を効率化し、AIによる判断根拠の透明性を確保しながら、人間の確認プロセスと組み合わせた実用的なシステムを提供します。
次に、CEDIXは建設現場のカメラ映像を活用した革新的なソリューションで、様々なカメラからの映像を一元管理し、生成AIによる分析で安全管理や現場監視の効率化を実現します。特に、工事の進捗に応じて柔軟に監視内容を変更できる特徴があります。
最後に、IFC With GraphRAGは、BIMデータの活用を促進するソリューションとして、専門知識がなくても自然言語での問い合わせが可能で、建物情報への直感的なアクセスを実現します。これにより、BIMの活用範囲を大きく広げることが期待されます。
これらのソリューションは、建設・不動産業界のデジタルトランスフォーメーションを加速させる重要な役割を果たすことが期待されています。

週刊AWS – 2025/8/11週

AWS IoT Core が DeleteConnection API を導入し MQTT 接続を効率化、クラスター配置グループにおける EC2 オンデマンドキャパシティ予約の新しい共有とターゲティング機能、AWS IAM Identity Center が Amazon SageMaker Studio でのユーザーバックグラウンドセッションのサポートを導入、AWS Systems Manager Automation がランブック実行制御を強化し、無料利用枠を更新、AWS Managed Microsoft AD がディレクトリ共有制限を拡大など

AI エージェントで制御する IoT ミニ四駆 – AWS Summit Japan 2025 展示の技術的詳細

AWS Summit Japan 2025で大好評だった「IoTミニ四駆よ!シリコンバレーの風を切れ」の技術的詳細を公開。ESP32マイコンによるIoTハードウェア設計から、Amazon Bedrock AgentsによるAIエージェント実装、Amazon Timestreamを活用した時系列データ処理まで、製造業DXに応用可能な技術アーキテクチャを詳しく解説します。クラウド上のAIが戦略的制御判断を行う新しいアプローチで、予知保全や故障診断の自動化を実現する方法をご紹介します。

物流業界のチャレンジを支えるデータ活用 – Nippon Express の事例から

物流業界において、特にデータを活用した改善は、物流DXとして総合物流施策大綱でも長年にわたり強く推奨されてきました。このような状況を受けて多くの物流企業がデータ活用を経営戦略の重要項目として位置付けているものの、実態としては有効な施策が打ち出せずにいるケースが多く見受けられます。
本記事ではそういった課題に悩まれる物流事業担当者向けに、データ活用の成功モデルとして日本通運株式会社(以下Nippon Express)のデータ分析基盤「NX Data Station」を解説します。同社は既存リソースを最大限に活用しながら、コスト効果の高いデータ分析基盤を構築し、データを基に業務効率化と意思決定の質向上を実現しています。
記事は2025年7月15日に開催された Amazon SageMaker Roadshow でのNX情報システム および キヤノンITソリューションズ のセッション内容をもとに記載しています。

業界タスク特化型⼤規模⾔語モデルの開発 〜 野村総合研究所様へのインタビュー 〜

みなさん、こんにちは。アマゾン ウェブ サービス (AWS) ジャパン合同会社 AI / ML 事業開発チーム […]

AI 駆動開発ライフサイクル:ソフトウェアエンジニアリングの再構築

既存のソフトウェア開発手法は、人間主導の長期的なプロセスとして設計されており、プロダクトオーナー、開発者、アーキテクトは皆、計画、会議、その他のソフトウェア開発ライフサイクル( SDLC )の儀式などの本質的ではない活動に時間の大部分を費やしています。AI をアシスタントとして単純に後付けすることは、その能力を制約するだけでなく、時代遅れの非効率性を助長することにもなります。AI の力を真に活用し、生産性の北極星とする目標を達成するには、ソフトウェア開発ライフサイクルへのアプローチ全体を再構築する必要があります。

Kiro の価格設定を理解する:Spec、Vibe、使用量のトラッキング

先週発表した Kiro の新価格設定階層について、多くのユーザーから「Spec リクエスト」と「Vibe リクエスト」の違い、使用量のトラッキング方法、そして階層制限を超えた場合の対応について質問をいただきました。現在のエディターには使用量トラッキング機能がないため、適切なプランを選択できない状況や、Pro+($40)からPower($200)への大幅な価格ジャンプに対する懸念が寄せられています。本記事では、これらの主要な 3 つの質問に対する回答と、皆さんが求めていた詳細な説明を提供いたします。