コンテナを利用した Web サービスでの

Amazon ECS/AWS Fargate 利用構成と料金試算例

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AWS ソリューション構成例 - コンテナを利用した Web サービス

目的・用途:
負荷の変動幅が大きな動的 Web サイトを検討・運営されており、コンテナを利用した AWS 上での構成例について知りたい

この構成での料金試算例:
1,231 ドル(月額)

AWS ソリューション構成例 - コンテナを利用した Web サービス
  • Web3層(Web/App/DB)の Web アプリケーションを AWS 上でホスティング
  • Web サーバは Nginx コンテナ、アプリケーションサーバは PHP-FPM コンテナとして、それぞれコンポーネントごとにコンテナ化
  • Docker コンテナイメージの保存先として、Amazon Elastic Container Registry (Amazon ECR)を利用
  • コンテナオーケストレーションサービスとして Amazon ECS を選択、コンピューティングリソースとして AWS Fargate を選択
  • 常時最低 2 タスク起動、かつ、アクセス負荷に応じてタスク数を増減させるように Auto Scaling を設定した サービスを作成
  • 各コンテナの各種ログは 標準出力/標準エラー出力に出力することで、Amazon CloudWatch Logs に保存。アプリケーションログを確認する場合は、Amazon CloudWatch Logs にアクセス
  • コンテナ、タスクやサービス等のメトリクスは Amazon CloudWatch Container Insights を利用し、収集と可視化を行う

Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) は、完全マネージド型のコンテナオーケストレーションサービスです。

Amazon ECS は、Amazon Route 53、Secrets Manager、AWS Identity and Access Management (IAM)、Amazon CloudWatch などの他の AWS サービスと統合されており、AWS ネイティブな体験をお客様に提供します。また、コンテナ実行コンピューティングエンジンである AWS Fargate を利用することで、コンテナをホストする仮想マシンのプロビジョニング、スケーリングや管理が不要となり、お客様はアプリケーションの開発および運用に集中することができます。

この構成での選択サービス

Docker コンテナレジストリ Amazon ECR
コンテナオーケストレーションサービス Amazon ECS
コンテナ実行コンピューティングエンジン Amazon Fargate
ログの保存とアクセス Amazon CloudWatch Logs
Amazon ECS 上のコンテナ、タスク、サービス等のメトリクスの収集と可視化 Amazon CloudWatch Container Insights
コンテンツ配信ネットワーク Amazon CloudFront
SSL/TLS 証明書 AWS Certificate Manager (ACM)
ロードバランサー Elastic Load Balancing
静的コンテンツ用ストレージ Amazon S3
データベース Amazon RDS
キャッシュストレージ Amazon ElastiCache
NAT ゲートウェイ NAT Gateway

この構成での料金試算例

サービス
項目 数量 単価 料金 (USD)
Amazon ECR ストレージ利用料 2 GB (*1) 0.10 USD /GB 0.20
AWS Fargate コンピューティングリソース(vCPU) 2 vCPU × (24時間 + 4時間) × 30日 × 2 (*2) 0.05056 USD/vCPU 169.89
コンピューティングリソース(メモリ) 8 GB × (24時間 + 4時間) × 30日 × 2 (*3) 0.00553 USD/GB 74.33
Amazon
CloudWatch Logs
ログの取り込み 1 GB × 30日(*4) 0.50 USD/GB 15.00
ログの保存 1 GB × 30日 0.03 USB/GB 0.90
Amazon CloudWatch Container Insight CloudWatch メトリクス 19 メトリクス(*5) 0.30 USD/メトリクス 5.70
CloudWatch Logs(取り込み) (13 KB/1024/1024)GB × 19 メトリクス
× 24時間 × 30日
0.50 USD/GB 0.09
CloudWatch Logs(保存) (13 KB/1024/1024)GB × 19 メトリクス
× 24時間 × 30日
0.03 USB/GB 0.01
Amazon CloudFront データ転送アウト 1TB 0.114 USD /GB 116.74
HTTPS リクエスト 10,000,000 件 0.0120 USD / 1万件 12.00
ACM SSL/TLS 証明書 1 課金はありません -
Elastic Load Balancer 時間当たりの料金 24 時間 × 30 日 0.0243 USD/時間 17.50
0.5 LCU × 24 時間 × 30 日 (*6) 0.008 USD/時間 2.88
Amazon RDS for MySQL (マルチAZ)

インスタンス db.r5.large

24 時間 × 30 日  (*7) 0.57 USD/時間 (*7) 410.40

データベースストレージ

100 GB (*7) 0.276 USD/GB (*7) 27.60
バックアップストレージ 100 GB - (*8) -
Amazon ElastiCache

インスタンス db.r5.large

2 × 24 時間 × 30 日 0.201 USD/時間 289.44
NAT ゲートウェイ 時間当たりの料金 2 × 24 時間 × 30 日 0.062 USD /時間 89.28

月額合計料金:1231.96(USD)

※ 2020 年 6 月 8 日時点での試算です

  • 東京リージョンでのご利用を想定しています。
  • 1 ヶ月を 30.5 日として計算しています。
  • 会員制 Web サイトを運用されるシチュエーションとします。Web サイトについては下記の想定で試算を行っています。
    • 月間アクティブユーザーは 1 万人
    • 1日 30,000 ページビュー
  • その他の想定
    • シングルアプリケーションを AWS Amplify でホスティングする構成で、リクエストされるページの平均サイズを 1MB とします。ウェブアプリケーションのサイズは 100MB、デプロイの頻度は月 4 回として試算しています。
    • サインアップや MFA 認証時に電話番号検証(SMS メッセージを送付)する機能は利用しない前提です。
    • Amazon API Gateway のキャッシュ機能は用いず、データ転送にかかる費用は本試算には含めません。
    • Web API は 10 あり、リクエスト数はそれぞれ 10,000 リクエスト / 日とします。
    • 各 API に 1 つ Lambda Function を用意し、全て 512MB のメモリ設定で 1 秒の実行で終わるものと仮定します。
    • データベースには Amazon DynamoDB を用い、下記の前提で試算を行いました。
      • 常に 50GB のデータを保持する
      • 各 AWS Lambda Function が実行されるたびに DynamoDB に 1 度の読み出しと 1 度の書き込みを行う
        • 読み込みリクエスト:強力な整合性のある読み込みを利用し、4KB 以内のデータを読み込む
        • 書き込みリクエスト:1KB 以内のデータを書き込む
      • オンデマンドキャパシティモードで利用
        • [補足情報] オンデマンドキャパシティモードではなくスループットキャパシティを定義して利用する場合も、利用料の計算式が異なりますが、冒頭の構成自体は変わりません。
  • 無料枠について
    • Amazon Cognito については 50,000 MAU / 月まで無料枠があり、本試算ではこれを超えないため利用料を 0.00 USD としています(※1)
    • AWS Lambda には下記の無料枠があり、本試算では無料枠を超えた部分について計算を行い、料金として表記しています。(※2)
      • リクエスト回数:1 か月ごとに 100 万件リクエストが無料
      • コンピューティング時間:40 万 GB-秒のコンピューティング時間が無料
    • Amazon DynamoDB には 25GB/月のデータストレージ無料枠があり、本試算ではこの分を抜いて試算を行っています(※3)

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