Amazon Web Services ブログ
AWS re:Invent 2019 で Amazon EBS について学ぼう
AWS のお客様は、トランザクションもしくはスループット量の多い多種のワークロードを実行するために、ブロックストレージを使用されています。Amazon Elastic Block Store (EBS) を使用すると、リソースの制御性とシンプルな操作性のどちらかを選択する必要はなく、その両方を利用できます。
ビジネスクリティカルなエンタープライズアプリケーション、リレーショナルと非リレーショナル両方のデータベース、ビッグデータ解析エンジン、コンテナ化されたアプリケーション、ファイルシステム、そしてメディアワークフローといった、広範囲のワークロードが、Amazon EBS では日常的にデプロイされています。今年のイベントでは、コンピューティングからストレージ分野におよぶ多数のセッションを開催し、お客様が AWS においてブロックストレージと EBS を最大限利用できるように後押しをしたいと考えております。
イベントへの準備
- まだお済みでない場合は、こちらから re:Invent 2019 への登録をお願いします。
- 今まで re:Invent に参加したことがないという方は、こちらで「How to re:Invent」の動画をご覧ください。
- 全セッションについてはこちらに一覧があります。
- ブロックストレージのセッションについては以下に一連の解説があります、お好みのものの座席をご予約ください。
ブレークアウトセッション
Re:Invent のブレークアウトセッションは 60 分間のレクチャースタイルです。これらのセッションは re:Invent キャンパス内のいたるところで行われ、(200–400 におよぶ) あらゆるレベルでのあらゆるトピックを網羅します。各セッションには、AWS の専門家、顧客の方、およびパートナーが登壇し、通常は最後の 10~15 分間に質疑応答が行われます。
STG303-R – [REPEAT] Amazon EBS の深い知識: 人気のこのセッションでは、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) が、Amazon EC2 のワークロードで、どのようにパフォーマンスとコストを最適化するのかを明らかにしていきます。こういったワークロードには、リレーショナルおよび非リレーショナルのデータベース、エンタープライズアプリケーション、ビッグデータ解析エンジン、ファイルシステム、メディアワークフローなどが含まれます。ここでは、Amazon EBS の新機能、特徴と利点、セキュリティのためのテクニック、パフォーマンスとボリュームタイプに関する詳細などを学んでください。聴衆として対象となる方々は、セキュリティ管理者、アプリケーション開発者、アプリケーションのオーナー、運用担当者などを含む、アプリケーションのインフラストラクチャもしくはストレージエリアネットワーク (SANs) の構築や管理を行っている人達です。
CMP305-R – [REPEAT] Amazon EBS スナップショットの新機能とベストプラクティスおよびセキュリティ: Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) のスナップショットを使うと、各企業様は EBS ボリュームのバックアップを簡単に行えます。このセッションでは、スナップショットに加わった新たな機能を解説します。また、このサービスが発達してきた過程や、 AWS で使用されているバックアップと災害復旧メカニズムに、スナップショットをより緊密に統合する手段も扱っていきます。スナップショットの動作についてやお客様のリカバリータイムオブジェクティブ (RTO) とリカバリーポイントオブジェクティブ (RPO) が目指すゴールを、スナップショットによりコスト管理をしながら達成するベストプラクティスなどを網羅します。加えて、レプリケーションの作成や AWS 環境内でスナップショットの共有を行いデータを損失や損傷から保護するための、セキュリティに関するベストプラクティスも解説します。
チョークトーク
チョークトークは、少人数で密度の高い意見交換を行う形式で行うコンテンツです。各セッションは、AWS の専門家からの短い (10~15 分間の) レクチャーで始まります。その後、聴衆の方との約 45 分間の質疑応答セッションが行われます。目標は、現実のアーキテクチャの課題に関する技術的な議論を深めることです。各チョークトークは 1 時間のセッションで、AWS の技術者がご提供する専門レベルの内容を含みます。
チョークトークには中心となる講師が 1 名おり、議論の展開にあわせて、問題やソリューションに精通した AWS の専門家が追加で 1 名もしくは 2 名、ホワイトボードを使う議論に参加します。re:Invent 2019 では、数百のチョークトークセッションが行われます。ご自身の関心を最も引くものを注意深く選択していただき、セッション参加時には、疑問点や現実のプランにおける課題などをお持ち寄りください。
CMP312-R – [REPEAT] Amazon EBS をパフォーマンスに最適化する: Amazon EBS でパフォーマンスを高めながらコストも最適化する際の、主要なテクニックとプラクティスを解説します。このセッションでは、Amazon EBS でのストレージパフォーマンスとコストの最適化を、Amazon CloudWatch や AWS Trusted Advisor、そして Cloudability のようなサードパーティーツールを使うことで実現する手法を学びます。
CMP325-R – [REPEAT] 復旧力の高いアプリケーション構築のための Amazon EBS の使用: クラウドで高い可用性とフォールトトレラント性を備えるアプリケーションを構築する上で、ストレージのアーキテクチャは主要な検討事項となります。Amazon EBS のデプロイを適切に定義することで、ブロックストレージを使うミッションクリティカルなアプリケーションに必要な高い回復性を各組織が実現できるようになります。このチョークトークでは、アベイラビリティゾーン間での非同期なボリュームレプリケーション、そして CloudEndure の災害復旧への利用など、アプリケーションに回復性を与えるデザインパターンや主要テクニックなについて、実例を示しながら解説していきます。
STG347 – 高パフォーマンスのワークロードに最適なストレージの選択: AWS では多種のストレージソリューションをご提供しており、お客様はアプリケーションで最大のパフォーマンスが実現できます。このチョークトークでは、高パフォーマンスのワークロード用の AWS ストレージソリューションとして、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS)、Amazon Elastic File System (Amazon EFS)、Amazon FSx などを取り上げ解説します。ここで対象となるワークロードには、ビジネスクリティカルなエンタープライズアプリケーションや、大規模分析、および自動運転車両などが含まれます。各種のアーキテクチャを図で示しながら、ストレージのデプロイを有利に実行する際に助けとなるテクニックをお伝えしていきます。また、取り込み、パフォーマンス、管理のしやすさに関し、有益なベストプラクティスについても検証します。質問事項をお持ちいただくと同時に、ご自身による実装上の要件に AWS のストレージソリューションが適している理由に関する議論へもご参加ください。
STG350 – AWS のブロックストレージを安全に使う: データへの規制が厳しくなる一方の現代社会において、コンプライアンス要件を満たすプロセスをシンプルにしたいとお考えではないでしょうか? AWS のお客様は、SQL と NoSQL のデータベース、ビジネスアプリケーション、データ分析、ログ分析などミッションクリティカルなワークロードを、Amazon EBS と EC2 インスタンスストレージを利用しながら Amazon EC2 で実行しています。稼働時間を維持しながらコンプライアンス要件を満たす上で、データコンテンツとストレージアクセスのセキュリティは非常に重要です。このセッションでは、データセキュリティについて議論すると同時に Amazon EBS と EC2 インスタンスストレージにおけるセキュリティ機能を再確認していきます。Amazon EBS に新たに備わった機能として、デフォルトでの暗号化、暗号化されていない AMI からの暗号化されたインスタンスの起動、そして暗号化された AMI のシンプルな共有方法などを取り上げ、それらからメリットを得る方法を解説します。
STG351 – Amazon EBS のデータベースワークロードのパフォーマンス要件を満たす: お客様の多くが、パフォーマンスやセキュリティその他の要件により、マネージド型の AWS サービスではなく、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) や Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) でのワークロードの実行を必要としています。Amazon EC2 で本番データベースのワークロードを実行しながら、ストレージパフォーマンス要件を達成し I/O の落とし穴を回避するための方法を深く理解するこのセッションにご参加ください。
ワークショップ
ワークショップは、AWS サービスを使用して問題を解決する作業にチームで取り組む 2 時間の実践的セッションです。ワークショップでは、参加者は小さなグループに分けられ、提供されたシナリオを通じ意見交換を行い、お互いから学び教え合う機会に参加できます。各ワークショップは、主要講師による 10〜15 分の講義から始まり、残りの時間はグループとしての作業に使われます。各グループでアシストが必要となる場合のために、他に複数の AWS 専門家も室内に待機します。
ラップトップと学習意欲を備えて、ぜひご参加ください。 ワークショップ中に生じるすべての実費は、ご提供の AWS クレジットでカバーできます。
STG329-R – [REPEAT] ストレージのスループットとパフォーマンスを最大化する: ストレージシステムに最高のパフォーマンスを要求するようなアプリケーションをお使いでしょうか? Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS)、Amazon Elastic File System (Amazon EFS)、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) を使用して最高のパフォーマンスを実現する方法を学びましょう。これらサービスでの分散設計やパフォーマンス機能の効果的な使用方法、およびアプリケーションの高性能ストレージ要件を満たすための API に関するベストプラクティスを解説していきます。
ビルダーセッション
ご好評につき、ビルダーセッションが今年の re:Invent に戻ってきました。ここでは、最大 6 人の参加者による小さなグループに、援助や質問への回答、ガイダンスの提示を行うため AWS の専門家が 1 人加わり、 60 分間のセッションが行われます。参加者ご自身、お持ちのラップトップ、そして AWS の専門家だけで行う実践です。
各ビルダーセッションでは、そこで構築する目標についての、短い説明とデモンストレーションを最初に行います。形式ばったプレゼンテーションはありません。デモンストレーションが終わるとすぐに、持参したラップトップを使用しての実験やビルドを、AWS の専門家と共に行っていただきます。
CMP420-R – [REPEAT] Amazon EBS での セキュリティのベストプラクティス: 各業界を通じデータの規制が強化されつづける中において、Amazon EC2 でミッションクリティカルなワークロードを実行する AWS のお客様には、デ―タの安全性確保、ストレージアクセスの制御、そして稼働時間の維持を、コンプライアンス要件を満たしつつもシンプルかつコスト効率よく行う手段が求められています。この実践的なセッションでは、Amazon EBS のセキュリティ機能に関し一連の説明を行うと同時に EBS リソースの暗号化、リソースレベルでのアクセス許可の設定、ご使用の環境内でのリソース共有などのテクニックについてベストプラクティスを網羅していきます。
イベント会場でお目にかかるのを楽しみにしております。re:Invent への参加プランができたら、最も関心をひかれる内容についてのコメントをお寄せください。