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AWS アジアパシフィック (大阪) リージョンが3つのAZと多くのサービスと共に開設

AWS は長い期間をかけて、日本においてプレゼンスを確立してきました。2011年3月に AWS アジアパシフィック (東京) リージョンを開設し、2012年には3つ目となるアベイラビリティーゾーン(AZ)を、4つ目を2018年に追加しました。東京リージョンの開設以降、日本を含む世界中の多くのお客様に幅広いワークロードをホストするためにご利用いただいています!

2018年には大阪ローカルリージョンを開設し、日本のお客様に対してディザスターリカバリーのためのワークロードを展開する場としてご利用いただいていました。大阪ローカルリージョンは東京リージョンから400km離れた距離に設置された、分離され、単一のデータセンター内で耐障害性を考慮した設計が為されていました。

ローカルからスタンダードへ

大阪ローカルリージョンを拡張して3つのアベイラビリティーゾーンを持つスタンダードな AWS リージョンとして大阪リージョンが開設されたことを発表できることを嬉しく思います。AWSならではの特徴として、それぞれのAZはリージョン内で切り離されており、停電やネットワークの切断、洪水やその他の自然災害に対応する設計です。

ローンチ時点では以下のサービスが利用可能で、その他のサービスについても順次展開されます。

 

Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS), Amazon API Gateway, Amazon EC2 Auto Scaling, Application Auto Scaling, Amazon Aurora, AWS Config, AWS Personal Health Dashboard, AWS IQ, AWS Organizations, AWS Secrets Manager, AWS Shield Standard (regional), AWS Snowball Edge, AWS Step Functions, AWS Systems Manager, AWS Trusted Advisor, AWS Certificate Manager, CloudEndure Migration, Amazon CloudFront, AWS CloudTrail, Amazon CloudWatch, CloudWatch Events, Amazon CloudWatch Logs, AWS CodeDeploy, AWS Database Migration Service, AWS Direct Connect, Amazon DynamoDB, Elastic Container Registry, Amazon Elastic Container Service (ECS), AWS Elastic Beanstalk, Amazon Elastic Block Store (EBS), Amazon Elastic Compute Cloud (EC2), EC2 Image Builder, Elastic Load Balancing, Amazon EMR, Amazon ElastiCache, Amazon EventBridge, AWS Fargate, Amazon Glacier, AWS Glue, AWS Identity and Access Management (IAM), AWS Snowball, AWS Key Management Service (KMS), Amazon Kinesis Data Firehose, Amazon Kinesis Data Streams, AWS Lambda, AWS Marketplace, AWS Mobile SDK, Network Load Balancer, Amazon Redshift, Amazon Relational Database Service (RDS), Amazon Route 53, Amazon Simple Notification Service (SNS), Amazon Simple Queue Service (SQS), Amazon Simple Storage Service (S3), Amazon Simple Workflow Service (SWF), AWS VPN, VM Import/Export, AWS X-Ray, AWS Artifact, AWS PrivateLink, Amazon Virtual Private Cloud (VPC).

大阪リージョンはC5, C5d, D2, I3, I3en, M5, M5d, R5d, T3の各インスタンスタイプを、オンデマンド、スポット、そしてリザーブドインスタンスでサポートします。X1およびX1eインスタンスはひとつのAZでご利用いただけます。

日本にある2つのAWS リージョンである東京と大阪に加えて、日本のお客様は以下のインフラストラクチャもご活用いただけます。

  • 東京にある16箇所のCloudFront エッジロケーション
  • 大阪にある1箇所のCloudFrontエッジロケーション
  • 東京にある1箇所のCloudFront リージョナルエッジキャッシュ
  • 東京にある2箇所のAWS Direct Connect ロケーション
  • 大阪にある1箇所のAWS Direct Connect ロケーション

以下に示すのは、大阪リージョンから各地域への平均的なレイテンシーです。
Latency from Osaka Region to Cities across Asia

日本のお客様

冒頭でお話した通り、多くのお客様が東京と大阪のAWS リージョンを活用して幅広いアプリケーションをホストしています。何社かご紹介したいと思います。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG) – 金融サービスを提供しており、クラウド・ファーストを掲げてAWSのデプロイメントを2017年に開始しました。銀行内やグループ内の事務手続きを効率化する取り組みに向けたデータプラットフォームの構築や、市場リスク管理システムの一部のAWSへの移行を実施しています。MUFGは既に大阪ローカルリージョンを利用しており、デジタライゼーションの促進に向けて、今後、大阪リージョンの更なる活用を検討しています。

KDDI – テレコミュニケーション、金融、インターネット、電力など、多様な事業を展開するKDDIは、KDDIのセキュリティ基準に対応することを確認いただいた2016年よりAWSをご利用いただいています。既に60を超えるサービスがAWS上で展開されており、その中には消費者が電気利用量をモニタリングするためのauでんきのバックエンドサービスも含まれています。 KDDIは AWS アジアパシフィック (大阪) リージョンを用いてマルチリージョンでサービスを展開することを計画しています。

オージス総研 – 1983年に設立されたITコンサルティングファームで、Daigasグループのグループ会社です。オージス総研はセキュリティ、システムインテグレーション、システム開発、ネットワーク構築、サポートなどのサービスを提供しています。ekulと呼ばれるガスや電気の利用量のリアルタイムでの可視化のためのサービスのためにAWSをご利用いただいています。

ソニー銀行 – 2001年に設立され、個人のために金融商品やサービスを提供するインターネット銀行として、外貨預金、住宅ローン、投資信託やデビットカードなどを含むサービスを提供しています。インターネット銀行関連のシステムのAWSへのマイグレーションは2013年に開始され、2019年末時点で80%完了しています。これにより、インフラストラクチャに関わるコストの60%を削減し、新しいインフラストラクチャ構築時のリードタイムの削減にも貢献しています。

日本向けの関連リソース

日本のエンタープライズ、公共部門、研究組織、中堅中小企業、教育機関 、そしてスタートアップの皆様に向けて、多くのAWS関連、およびコミュニティー関連の情報が提供されています。いくつか紹介させてください。

今すぐご利用いただけます

すべてのお客様が大阪リージョンをご利用いただけます!

–        Jeff;