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IoT/M2M 展 (2019 春)で AWS ブースを展示致しました

こんにちは、PSA(パートナーソリューションアーキテクト) の笹木です。4月10日から4月12日の3日間の日程で、東京ビックサイトで開催された第8回 IoT/M2M展 (Japan IT Week【春】) に AWS として展示を出させて頂きましたのでご報告します。IoT/M2M 展は IoT に関する多数のソリューションが出展される日本最大級の展示会です。

 

アマゾン ウェブ サービス ジャパンは三菱電機様のパートナープログラムである e-F@ctoryアライアンス *1 に加入しており、三菱電機様の展示範囲の中で e-F@ctory パートナーの 1社として展示させて頂きました。ブースは AWS のパートナーでもあるブレインズテクノロジー様と横並びで共同出展しました。

以下がブレインズテクノロジー様との共同での展示物です。生産現場にある Programmable Logic Controller (PLC) と呼ばれる制御機器のデータを AWS クラウドに収集して、データを可視化・分析するという流れでのデモ展示です。分析部分はブレインズテクノロジー様の Impulse を使用しており、時系列データを学習した結果を基にした異常検知を AWS IoT Greengrass 上で行っています。以下写真の “クラウド”、”エッジ”、”生産現場” のうち、緑背景の “生産現場” の部分に配置している機器が PLC です。”エッジ” 部分に配置している機器は、産業用 PC です。

 

ブレインズテクノロジー様の展示

AWS IoT で受信したメッセージを基に機械学習モデルを作成して異常検知を行います。製造業務に特化した機械学習ソリューション「Impulse」として提供されています。

AWS ブースの展示

PLC から AWS IoT へのデータ収集を 2つの経路で行える構成になっています。

1つは、PLC のデータを産業用PC上で動く Edgecross (エッジクロス) *2 データコレクタというソフトウェアで取得し、取得したデータを AWS IoT に送信します。Edgecross データコレクタは、産業用ネットワークで使用される多数のプロトコル (OPC UA、SLMP、CC-Link IE、Ethernet/IP など) をサポートしています。

もう 1つは、PLC に取り付けた「C言語インテリジェント機能ユニット」から AWS IoT Greengrass で直接 AWS IoT にメッセージ送信する方法です。

前者の Edgecross を使用した方法は既存製品で実現できますが、後者は “参考出品” としての展示のため、現時点では試作の構成となります。

AWS IoT で収集したデータを Amazon QuickSight や Amazon Elasticsearch Service (Kibana) を使用して可視化すると共に、異常を検知した場合はパトライト様の表示灯を使って点灯を行う、というデモ展示を行いました。

期間中は多数のお客様にブースにお越しいただき、『自社の工場に導入できるか』や『具体的に どのような可視化や改善が行えるか』をディスカッションさせて頂きました。AWS は PLC 等のデータを収集、可視化、分析、そしてフィードバックする Smart Factory のワークロードで AWSクラウドを利用頂くご支援をしています。ご興味のあるパートナー様は担当 PDM/PDR にお問合せください。

IoT/M2M展でのイベントブース展示のご報告は以上となります。

 

*1  e-F@ctory アライアンスの詳細は以下を参照ください
https://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/sols/efactory/alliance/index.html

*2 Edgecross の詳細は以下を参照ください
https://www.edgecross.org/ja/

Sasaki Koichiro

Sasaki Koichiro

主に製造業パートナー様を担当するパートナーソリューションアーキテクト。技術分野ではデータベース、IoT、機械学習を担当しています。