Amazon Web Services ブログ

Category: Serverless

フルスタックのチャットアプリケーションをAWSとNext.jsで構築する

モダンなチャットアプリはリッチな機能を必要とします。これらの機能はファイルストレージ・リアルタイムの更新、そしてクライアントとサーバーの両方からデータを取得する能力が必要です。

従来、これは多くのサードパーティサービスをつなぎ合わせるか、カスタムソリューションの作成に開発時間を費やすことを意味していました。そして、この方法では市場投入までの時間が遅くなり、複数の障害点が発生します。

チャットアプリに必要な機能と、AWS が従来の問題点をどのように解決しているかを紹介するために、我々はリアルタイムチャットアプリケーションのサンプルを更新しました。このバージョンは、ローカルと AWS の両方でアプリケーションを完全に管理・制御することがいかに簡単かを強調するために再設計されました。

Virtual Waiting Room UI

AWS Virtual Waiting Roomのご紹介

本日、AWS は公式の AWS Virtual Waiting Room(仮想待合室)ソリューションをご紹介します。このオープンソースのソリューションは既存のウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションと統合し、需要のピーク時や突然のトラフィックバースト時にユーザーをバッファリングし、システムのリソースが枯渇するのを防ぐことができます。

一般的に、需要が不明な場合や大量のトラフィックが予想される様なイベントの場合に、仮想待合室が使用されます。このようなイベントの例としては、コンサートチケットの販売、ブラックフライデーのプロモーション、COVID-19ワクチンの登録などがあります。仮想待合室を使うことで、一定数のユーザ毎に購入操作などのトランザクションを表示、選択、完了させることができます。待合室にいるユーザーを順番待ちになるまでバッファリングすることで、アプリケーションのバックエンド環境をトラフィックから保護します。